松田秀士(まつだひでし)とは、日本のプロ・レーシングドライバーである。芸人で映画監督のビートたけしこと北野武、ならびに化学者の北野大は義理の兄。
日本のトップカテゴリーに参戦するプロドライバーとしては最年長となる。
概要
1954年12月22日、高知県出身。モータースポーツ活動は大学在学中のカートが始まりだが、卒業後は一旦離れる。
姉が北野武夫人(元々芸人で、演芸場などの出会いを機に結婚)で、26歳で上京した時に運転手兼付き人となる。その後、武氏の援助を受けてレース活動を再開した。
特にテレビ番組、「ビートたけしのスポーツ大将」 では、全日本F2選手権にチャレンジする様子が取材され、お茶の間での認知をされていた(多くのレースではトラブルによるリタイヤが多かった)。
様々なカテゴリで活躍し武氏から自立したのち、1994年から(2000年まで)はインディ500に参戦。1996年には8位の成績を挙げている。その縁で、GAORAが放送するインディカー中継のメイン解説を務めている。
SUPER GTにはJGTC時代の初年である1994年から参戦しており、2010年に至るまで外国産車にしか搭乗した事が無いという、異色のキャリアを持っている。これまでGTで搭乗した車両は、BMW、フェラーリ、ポルシェ、ランボルギーニ、アストンマーチンなど。また、プライベーター以外での参戦経験も無い。
2009年シーズンの第2戦で参戦100戦目を達成し、2010年にGTアソシエイションよりグレーテッドドライバーとして表彰された。
2010年シーズンはA speedでアストンマーチン バンテージに搭乗する。
SUPER GT参戦ドライバー中、最高齢ドライバーであるが、それを感じさせない衰えぬ実力を持ち、ファンも多い。
また、僧侶(浄土真宗・本願寺派)の資格を有していて、それもあってかブログのタイトルは「スローエイジングでお浄土までぶっとばせ!!」。
モータースポーツジャーナリストとしても活動しており、多くの自動車雑誌で執筆している。
日本カー・オブ・ザ・イヤー、世界カー・オブ・ザ・イヤーの審査員の一人でもある。
関連動画
モータースポーツ文化に対する思い入れは深く、日本におけるモータースポーツの立場、取り組み方に対して懸念を持っている。
関連項目
外部リンク
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