概要
松の幹を傷つけることで手に入れることができる。最初は無色透明なねばねばした液体だが、時間が経つと白い固形状の脂が出てくる。
日本では街路樹や公園の木で見かけることがあるが、現在は商品作物としてはあまり国内で生産されておらず、中国やアメリカなどからの輸入に頼っている。
用途
松脂を精製し、別の物質と混ぜたたものが商品として売られている。この状態の松脂のことを「ロジン(ロージン)」と呼ぶこともある。摩擦係数を上げる滑り止めとして使われることが多く、バイオリンなどの弦楽器の音楽家や野球のピッチャーがお世話になっていることが多い。
弦楽器
ヴァイオリンなどの弦楽器では音を大きくするために使われる。馬の毛を使った弓に市販の松脂をこすりつけ、出てきた白い粉を弓にまんべんなくつける。こうすることで、弓に松脂の粒子が付着しザラザラした状態になるため、弦が振動するようになる。逆に言えば松脂を付けなければヴァイオリンはほとんど音が鳴らない。
割れを防ぐため、弦楽器の松脂にはひまし油が混ぜられていることが多く、固形で褐色になっている。
スポーツ
野球のピッチャー(投手)の場合、ときどき白い袋を手に持っている様子が見られる。これはロジンバッグと呼ばれており、汗で投球が滑るのを防ぐため、バッグを手に持ってロジンを含んだ白い粉を手にまぶしている。松脂以外にも、汗を吸着する炭酸マグネシウムが含まれている。
基本的にはロジンバッグは球との誤認を防ぐため投手板の後方に置くが、雨天の場合は球審の判断で投手がポケットに入れることも許可されることがある。
投手が自分のロジンバッグや松脂、その他の滑り止めを持参することは公式戦では認められず、審判が検査したロジンバッグが提供される。また、グラブやボールにロジンを付けることは認められない。
重量挙げや陸上の投擲競技、クライミングなどのその他のスポーツでも使われることがあるが、中には炭酸マグネシウム100%の滑り止めもあるため、必ずしも松脂が使われているわけではない。
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関連項目
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