板垣学とは、森川ジョージのボクシング漫画『はじめの一歩』の登場人物である。
概要
天賦の才能の持つアウトボクサー。ボクシングを始めた当初から先輩のパンチがかすりもしない程のボクシングセンスを見せつけたが、インターハイではライバルの今井京介に3戦3KOを喰らったため、練習が厳しいとの評判があり、憧れの幕の内一歩がいる鴨川ジムに入門した。
折しも初めての後輩である山田直道(ゲロ道)が遠方に転居してしまった一歩にとって、プロボクサーとして二人目の後輩となる。山田と同じく、一歩を先輩と呼び慕っている。後に、トレーニングを兼ねて釣り船幕ノ内でバイトをはじめた事もあり、よく行動を共にしている。
プロデビュー戦では牧野文人のラフファイトに敗北するが、因縁の今井京介に勝利したことによって才能が開花、時を操る能力を手に入れる。
最近は本来対戦が叶わない一歩を密かにライバル視するようになっており、かつて一歩と対戦経験のある相手を、一歩より早くKOするようなタイムアタックに密かに挑戦するなど、対決フラグが立っている。
社交性が高く女の子にもモテるが、実家は貧乏。加えて家族全員が下らないダジャレ好きという一面も持つ。
物怖じしない性格で、あの強面の間柴とも一緒に服を買いに行くくらい仲良しになった。
不細工でコミカルながら少しずつ成長していった山田に比べ、イケメン、天才肌であり、"地道な努力と練習"で奮闘するボクサーの多い同作では珍しい「(土壇場で)天性の才能を発揮して勝つ」タイプのキャラクターである為、ファンの間では板垣を嫌う人もいる。
また、一歩と同じフェザー級と言う事で、かつて一歩の強敵だった対戦相手の再登場に一役買っているが、これらにも天性の才能で勝利してしまう為、かつての良キャラが、天才板垣のかませ犬にされていると感じる人もいる模様。
ファイトスタイル
ボクシングセンスに溢れるアウトボクサー。真柴のフリッカーを見切るほどの動体視力と極めて高い空間認識能力を持つ他、軽々とバク宙をこなす身軽さも持ち味である。
ハンドスピードと足の速さは国内では飛び抜けており、ランカークラスでも目の前から丸ごと消えてしまったと錯覚するほど。
こうした能力が高次元でまとまった結果として、対戦相手と文字通り「世界が違う」認識力とスピードで戦う事が出来る。並の相手ならば停止して見える程。別名時を操る能力。
学習能力も高く、一度見たパンチや戦法をラーニングして自分のモノにしてしまったりする。
弱点はパンチ力はそれほどではないことと、天才故の気分にムラがあること。特に本番ではないスパーリング時は気分が乗っておらず、散々な目に遭う事が多い。相手を侮って窮地に陥る事もしばしば。
関連項目
- 0
- 0pt