林原めぐみのHeartful Stationとは、
のことである。
1.ラジオ番組の概要
番組沿革
パーソナリティはタイトルにもあるとおり林原めぐみ。
アシスタントパーソナリティを務めたのは以下の通り。
初代 :大月俊倫(ディレクター(当時) ラジオ日本放送時~ラジオ関西放送初期)
2代目:あみやまさはる(脚本家 1993年1月2日~1999年7月25日)
3代目:保志総一朗(声優 1999年7月25日~2015年3月21日)
番組開始は1991年4月9日。
ラジオ日本の1局放送でスタートするが、同年7月に放送局の方針が変わり(演歌とムード歌謡以外の音楽を流さないと決定)、7月16日の放送が中止される異常事態が発生する。
その後、トークのみで番組を再開するが、同年8月6日、計17回で打ち切られてしまう。
ラジオ日本最終回の放送中、「いつか絶対どこかで復活します!」と宣言。
その願いが通じたのか、同年10月5日にラジオ関西で復活、新たなスタートを切る(なお、公式での放送回数はラジオ関西分のみをカウントしている)。
当初は30分番組だったが、1992年10月3日より60分番組へと移行、2010年11月27日をもって放送1000回を迎えた。
1994年4月8日~1997年4月4日(金曜日23時~)を除き、毎週土曜日23時から放送、キー局のラジオ関西で「アニたまどっとコム」がスタートしたあとも、アニたまどっとコムの1番組として放送していた(キングレコード制作のため、アニたまどっとコムの公式イベントには未参加)。
また、番組販売を行っているため、下述の一覧のようにラジオの系列やAM/FMの枠を越えてネットされており、中でも1997年4月~1998年9月まではTBSラジオの深夜番組枠「UP's」でもネットされていた(UP's枠&TBSでのネット受け終了後は他のUP'sネット局では時間変更してネット継続)。ということでこの期間はTBSラジオで、また番組終了まではHBCラジオで、この番組と姉妹番組である「林原めぐみのTokyo Boogie Night」の両方が聞けたのである(他にもIBC岩手放送でも2番組共にネットしていた)。
2014年4月から開始したradikoプレミアムでも聴取可能。ただし、一部の放送局では、諸般の事情でradikoプレミアムでの配信を行わずフィラー音楽が流れた。なお、エフエム富士はradiko.jpには参加していないが、auのFMラジオ配信サービスLISMO WAVEで番組を聴くことが出来た(auのAndroidスマートフォンとiPhoneで聴取可能。iPhoneに関しては、他キャリアでもLISMO WAVEアプリ内からアドオンを購入することで30日間聴けた)。
2015年2月28日の番組内で、3月末で終了することを発表。3月28日、1226回の放送をもって番組が終了した。
なお、ラジオ関西においては、後番組として「林原めぐみのTokyo Boogie Night」がネットされることになった。
その後放送が終わってから約5年ほどした2020年1月17日、阪神・淡路大震災から25年という節目のこの日に復活特番「林原めぐみのHeartful Station2020」が放送(放送後ニコニコのあにたまドットコムチャンネルでも配信)。通常から30分拡大した90分を林原と保志が送る。
放送局および放送日時一覧(番組終了時)
★はradikoプレミアム参加局(利用者は日本全国で聴取可能)。☆はradikoプレミアムでは配信されてない。
放送局 | 放送日 |
ラジオ関西(関西広域・キー局)★ | (土)23:00~ |
IBC岩手放送(岩手)☆ | (土)22:00~ |
岐阜放送(岐阜)★ | (土)24:00~ |
栃木放送(栃木) | (土)24:00~ |
HBCラジオ(北海道)★ | (土)25:00~ |
琉球放送(沖縄)★ | (土)26:00~ |
RKBラジオ(福岡)★ | (日)25:00~ |
エフエム富士(山梨・東京ほか) | (日)19:00~ |
茨城放送(茨城)★ | (土)22:30~ |
番組内コーナー一覧
放送終了時のレギュラーコーナー
- 雑音リスナーのコーナー
放送エリア外からの投稿者を紹介するコーナー。 - 普通のお便り
いわゆる「ふつおた」。 - 留守番・目覚ましメッセージ
林原・保志に本人や持ちキャラを演じてもらい、オリジナルの留守番電話用メッセージや目覚まし用メッセージを作ってもらうコーナー(メグミアイランドに出演するゲストが演じる場合もある)。
現在もコーナーとしての募集はあるが、滅多に行われない。 - 二人の気持ちプラスアルファ
さまざまなシチュエーションに対して「林原の気持ち」「保志の気持ち」「○○の気持ち」を答えるコーナー - めぐっちとほしっちの「だいじょーぶ!だいじょーぶ!」
リスナーから届くさまざまな悩みを「だいじょーぶ!だいじょーぶ!」といって励ますコーナー - がぶっと方程式
リスナーから寄せられた「方程式」をめぐっちに解いてもらうコーナー
※以上3コーナーは保志がハガキを読む(投稿が少ない場合は一部飛ばされることもある)が、「二人の気持ち」と「がぶっと方程式」は不定期コーナー化(年に1回あるかないか)している。なお、めぐっちは、林原とは別人の自称17歳(ということにしてください)。 - お月様にほえほえ~
日常生活で見つけた変なモノ・誤字脱字・その他諸々・・・とにかくリスナーが「ほえほえ~」となってしまったものを報告するコーナー
コーナージングルは『瞳に銀河』である。 - お鍋の中身
毎月決められたお鍋の中身(お題)に対して送られてくる、リスナーからのネタ・エピソードなどを紹介するコーナー
なお、コーナージングルは森川智之・檜山修之によるミニコント仕立てである。 - 遊星セガワールド
セガの社員(現在は竹崎忠が担当)がセガのゲームを紹介したりするコーナー
・・・だったのだが、最近はサイコロトークが中心となっている。
なお、竹崎氏の多忙(実は林原の出演作である名探偵コナンの制作に関わっているアニメ制作会社のトムス・エンターテインメントの取締役でもある)により2012年からは不定期コーナーとなる。 - StarChild News Station
スターチャイルドの作品やアーティストの最新情報をピックアップしてお届けするコーナー。担当はめぐっち。
遊星セガワールドが不定期となったことに伴い、 2012年より始まる。後述のメグミアイランドがある時は休止。 - メグミアイランド
いわゆるゲストコーナー。
コーナージングルは『メグミアイランド』(曲名よりコーナー名が名付けられた) - スターチャイルドメモリー
リスナーからのリクエストに応じて、スターチャイルドレーベルおよび林原・保志の曲をかけるコーナー
コーナージングルは『HOW HOW BEAR』
※スターチャイルドメモリーはゲストがいないときのみ放送 →現在はゲストがいても行うようになった。
期間限定コーナー
- 合格コール
その年高校・大学に合格したり、就職を決めた人を対象に林原が名前をコールするコーナー。
毎年4月頃に募集、5月頃より読み上げていく。しかし、少子化およびリスナーの高年齢化(みんな一緒に年をとる)により、番組末期は募集されていなかった。 - 夏休みキーワードクイズ
8月放送分の番組の最後にキーワードを発表、
3~5週分のキーワードを送ることで豪華賞品が抽選でもらえるコーナー。 - 年末スターチャイルドベスト10
その名のとおり、スターチャイルドからリリースされた曲を対象としてリスナーからの投票でベスト10を決定するコーナー(保志の曲に限り、スターチャイルド外でもOK)。
年末最後の放送で通常コーナーをすべて休止して発表される。 - 新春林原めぐみベスト10
その名のとおり、林原めぐみが歌う曲からリスナーからの投票でベスト10を決定するコーナー。
年始最初の放送で通常コーナーをすべて休止して発表される。
2つのベストテンとも、11月ごろにリスナーのハガキおよび番組公式サイトのフォームによる投票(1人につき各ベスト10に1票ずつ)のみで決定される。
アラカルト
- よく、林原と保志の2人がパーソナリティーだと勘違いされるが、現在も保志の立場はあくまで「アシスタント」であった。
- 番組オープニングは『虹色のSneaker』がラジオ日本時代からずっと使われていた(現在はインスト版)。
- 番組エンディングも長らく『虹色のSneaker』だったが、2003年9月頃よりハートフルステーションのために制作された『負けないで、負けないで・・・』が使われた。『負けないで、負けないで・・・』の作詞・作曲は、林原めぐみたっての希望で、『虹色のSneaker』の作詞・作曲を担当した辛島美登里が手がけた。
放送1001回目からは、1000回放送を記念して制作された、林原と保志によるデュエット曲『Heartful Station』が使われている。 - 現在も投稿は基本的にハガキ・手紙で受け付けている。これは林原が送り手の気持ちを確認しやすい手書きのハガキ・手紙を好むことが主な理由。
2007年5月より一部コーナーに限り番組公式サイトからのメールフォームによる投稿受付を開始、番組終了時はほぼすべてのコーナーにおいて投稿を受け付けていた。
- 番組オープニングの最後に「神戸の風を吹かせつつ、今夜も60分めぐみについてこい!」とコールしているが、「神戸の~」のくだりは阪神・淡路大震災を契機に付け加えられたものである。
- 「林原めぐみのTokyo Boogie Night」と同じゲストが登場することが多かった。
その理由は・・・あえて聞かないでください(^_^;) - 初めてハガキを読まれたリスナーにはシリアルナンバー入り会員証が、2回目以降はステッカーが送られる。
また、これとは別に林原のツボにはまったハガキには『おもちゃ箱』と称するプレゼントが、さらに月1回(基本的に月末)、ボツハガキを含めた全ハガキから抽選で林原めぐみ&保志総一朗のサイン入り色紙が贈られた。
なお、会員証には漫画家・岡田芽武による林原めぐみのイラストが描かれている。 - 年末スターチャイルドベスト10には『水の星へ愛をこめて(森口博子)』が、新春林原めぐみベスト10には『虹色のSneaker』がそれぞれ第1回(1992年末~1993年新春)からランクインし続けていた。
この縁で森口博子が『メグミアイランド』のゲストとして招待されたこともあた。 - 放送100回ごとに公開録音が行われる。キー局であるラジオ関西のお膝元の神戸で行われることが多いが、各ネット局(エフエム富士の場合は東京)で開催されたこともある。ネットされた時期が新しい岩手でも、東日本大震災からの復興を応援するため1100回記念の公開録音が開催された。
無料で開催されること、また現時点で林原めぐみの生歌が聞ける数少ない機会であることから、参加チケットの競争倍率はかなり高かった。ちなみに、落選ハガキは「ごめりんこハガキ」と称され、林原のイメージキャラクターである「林くん」のイラストが描かれている。 - 阪神・淡路大震災発生後、最初の放送日となった1995年1月21日は、通常通りの時間で放送された。
ただし、リスナーからのハガキが届かなかったこともあり(当時の宛先はラジオ関西だった)、CMを抜いた上で、被災者を励ます為の歌やメッセージを送ることに終始する。
このことに対し、「震災情報を優先すべし」と苦言を呈するハガキが届く一方、当の神戸在住リスナーからは「いつも通りの時間に始まった放送を聞き、初めて生きていると実感できた」と感謝するハガキが届けられた。
この経験から、東日本大震災発生後収録の放送(2011年3月19日)でも踏襲される。 - 上記エピソードを含め、ラジオ関西では放送開始から放送終了まで1週の休止もなく続いていた。
林原もほぼ皆勤だが、2004年6月~7月の約2ヶ月間だけ産休のため出演していない。この間は保志がメインパーソナリティ代行となり、各回にゲストを招いて番組を進行した。 - 2012年3月、アニメコンテンツエキスポに合わせてニコニコ動画内で配信された「スタ生」において、林原めぐみのTokyo Boogie Nightとの合体番組『幕張DESSE Heartful Night』が配信された。
なお、同番組は2013年3月も配信、2014年3月はAnimeJapanの「スタ生」内で『林原めぐみと保志総一朗の Heartful Night in 東京ビッグサイト』として配信された。
2.オフィシャルブログの概要
ラジオ「Heartful Station」最終回の放送中、「(ハートフルを)終わるにあたりいろいろ考えた結果、最も私らしくないことを今更ながら始めてみることにした」と発表したのが、オフィシャルブログ「林原めぐみのHeartful Station」である。
ラジオの延長線上、というスタンスで始めており、ブログの開始はラジオ終了1週間後の2015年4月4日。
更新頻度は割と高く、平均すれば日に1度程度は新しい記事が上がっている。ラジオ時代に比べると近況をこまめに知ることが出来るため、ファンからの評判も上々の模様。
ブログへの質問や感想もラジオ時代と同じく「ハガキ・手紙で受け付ける」と発表され、逆に斬新と驚きの声を上げたファンも多いとか(ラジオ時代のメール投稿フォーマットも生きているので、こちらで投稿してもOKとのこと)。
上記の通り、基本はハガキ・手紙・メールでの投稿だが、時折ブログのコメント欄を解放して公開での質問・感想も受け付けている。
なお、初めての公開時に、届いた質問・感想に対する返答を林原めぐみ自らコメント欄に書き込んだのだが、運営(アメーバブログ)に「著名人を名乗るなりすまし」と認定され削除対象となってしまったとのこと。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 3
- 0pt