生放送主の柚子については該当する生放送記事を参照。
その他のゆずについては、ゆずを参照。
概要
でこぼことした果実は香りが強く、果実や果皮を匂い付けに利用する。ポン酢の材料としても好まれ、最も定番の材料といえるだろう。大分発の調味料、ゆず胡椒の原料にもなる。保温効果が高く、冬至には柚子湯に入る風習がある。他にゆべしの原料にもなったりする。なお、柚子茶は柚子のマーマレードをお湯に溶かしたもの。
日本国内の産地としては高知県馬路村、北川村、香美市(旧物部村)、徳島県の那賀町(旧木頭村)、愛媛県松野町、宮崎県西米良村や日之影町、かつての大産地だった埼玉県毛呂山町などが有名で、高知県で全国の5割、四国地方だけで全国の8割近くを占める。耐寒性が高く、病害にも強く、更には香りが強いため害虫もいないので、ある程度放置プレイでもまともに育つという高性能。それゆえ、そば、椎茸と共に他の作物が育たない山村の貴重な生活収入源として重宝されてきた。
かたや、柚子は非常に育ちが遅い植物として知られ、「桃九里三年柿八年…中略…柚子の大馬鹿十八年」という俚諺が知られるように、まともに育てようとすると20年近くかかってしまう。そのため、産地ではカラタチの接ぎ木などをして5年ほどで育てているが、それでも棘が多い、急斜面の産地を好むなどがあり、決して楽な作業ではない。
しかしながら、「ごっくん馬路村」というゆずドリンクやゆず七味などで一世を風靡した高知県馬路村の成功を皮切りに、北川村やあえて実生ゆずに挑んだ木頭ゆずの木頭村(現那賀町)など、ゆずビジネスで成功した山村も少なくない。
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