概要
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが、住んでおり。おじいさんは山へ柴刈りに。おばあさんは、川で洗濯するのであった。めでたしめでたし。
柴刈りとは、単純に、野山へ出向いて、柴(小さな雑木)を刈る行為のことで、柴犬などを狩りに行っているわけではない。
刈った柴は、乾燥させ束ねて「薪」にして燃料にしたり、「粗朶(そだ)」呼ばれる土木用資材などに利用できるので、 それらを町に売りに行ったり、ほか野菜などの農家との物々交換などに利用した。
要は…
昔、ある田舎に、おじいさんとおばあさんが住んでいて。おじいさんは生計を立てるための資材集めとして山へ柴刈りにに。おばあさんは、それらで汚れた服を川で洗濯した。めでたしめでたし。
ということになる。
なお、柴刈りについての「山」は所有している山という場合もあるが、山を所有している主の手伝いとして柴刈りをしている場合もあるので、おじいさんは今でいうサラリーマンの可能性も否定できないほか、拡大解釈をすると、物語の登場人物としての「意地悪じいさん」は、この山の所有者である可能性もある。
また、本の読み聞かせで、「おじいさんは山へしばかれに。」と言い間違えたことによって、あっちな世界に踏み出してしまった人ももしかしたらいる可能性もある。
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