柴田大知とは、JRA(日本中央競馬会)の美浦トレーニングセンターに所属する騎手である。
概要
柴田大知 しばた だいち |
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基本情報 | |
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国籍 | 日本![]() |
性別 | 男性 |
出身地 | 栃木県宇都宮市 |
生年月日 | 1977年6月18日 |
身長 | 158cm |
騎手情報 | |
所属 | 日本中央競馬会(JRA) |
美浦T.C. | |
初免許年 | 1996年(27年目) |
免許区分 | 平地 障害(2005-2013) |
重賞勝利 | 18勝/GI級3勝 |
通算成績 | 11,429戦551勝 (2022年9月現在) |
騎手テンプレート |
1977年、栃木県出身。いわゆる「競馬学校花の12期生」の一人であり、同期には福永祐一、和田竜二、古川吉洋らがいる。
そして、同じく同期なのが柴田未崎。何を隠そう、大知と未崎は双子で同期騎手という珍しい存在なのである。兄弟騎手は武豊・幸四郎を始め数多いが、双子で騎手となると非常に珍しく、デビュー当時から話題を集めた(大知はその扱いを快く思っていなかったようであるが)。未崎と紛らわしいので本項でも「大知」と呼称する。
福永らが初年度から大活躍する一方で大知も1年目から27勝を挙げる活躍。2年目には初重賞制覇と順調なスタートを切っていた。しかしこの頃、師匠の栗田博憲の反対を押し切って結婚したことで不興を買い、厩舎を破門されてしまう。
追い出されるようにフリーになったが、バックアップのない若手に騎乗依頼があるはずもなく、騎乗数・勝利数共に下降線。2005年には騎乗数を確保しようと障害競走にも騎乗し始めるが成績の下降は止まらず、2006年、2007年と2年連続で0勝。騎乗数も年間52鞍まで落ち込んでしまう。大知自身もこの頃には調教助手への転身を考えたというが、後悔したくないという一念で必死に騎乗し続けた。
転機となったのは2008年8月3日。新潟競馬場で騎乗していた大知は、メイン競走の北陸Sで8番人気のダイイチミラクルを2着に食い込ませる好騎乗を見せる。平地競走ではこの年ただ1回の連対であったが、この騎乗をきっかけにダイイチの馬主であったミルファームから騎乗依頼が来るようになり、代表の清水敏と縁のあった「マイネル」でお馴染みサラブレッドクラブ・ラフィアンの所有馬にも騎乗するようになった。
これがきっかけとなって徐々に騎乗数が回復。2011年にはマジェスティバイオで東京ジャンプSを勝ち14年ぶりの重賞制覇を挙げると、GⅠ中山グランドジャンプではラフィアンの所有馬マイネルネオスで勝利。涙のGⅠ初制覇を成し遂げる。このように結果を残したことで、大知は「マイネル軍団」の主戦騎手の座を手にした。
翌2012年にはコスモオオゾラで弥生賞を勝ち、グレード制以降最長間隔となる15年ぶりの平地重賞勝利を手にし、前年久々の重賞を勝った相棒のマジェスティバイオとGⅠ中山グランドジャンプを制覇。この年に2年目を上回り自己最多の41勝を記録すると、以後毎年のように自己記録を更新する。
2013年、GⅠNHKマイルカップでは10番人気のマイネルホウオウで勝利し、悲願の平地GⅠ勝利。レース後の涙ながらのインタビューが多くのファンの感動を誘った。平地・障害双方でのGⅠ勝利は熊沢重文に次いで2人目。なお、この勝利が大知にとって節目の200勝目でもあった。
また、弟の未崎は大知以上に低迷したこともあって2011年に引退し調教助手となっていたが、大知の活躍に触発され、騎手試験の制度改正の流れにも乗り2014年に騎手に復帰。現在は栗東を拠点に騎乗している。
大知はというと、現在も「マイネル軍団」でお馴染みのラフィアンや、グループであるビッグレッドファーム、ウインなどの主戦騎手として活躍。年間50勝近くを稼ぐ中堅騎手の座を確固たるものとした。かつて52まで落ち込んだ騎乗数も、現在は年間850を数えるほどに向上した。かつて破門された栗田厩舎の所属馬であるマイネルハニーでも重賞を制している。
また、複数の競馬サイトなどでコラムも執筆しており、騎乗情報やオフの小ネタなども積極的に掲載している。
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