栄村大震災とは、長野県と新潟県の県境に存在する長野県下水内郡栄村付近を震源とするマグニチュード6.7、最大震度6強の地震によってもたらされた震災である。この項ではこの地震を栄村地震・長野県北部地震と仮称する。
概要
地震データ
本震
震度6以上の余震
- 時刻:2011年3月12日、4時31分56秒
- 規模:マグニチュード5.9
- 震度:最大震度6弱
------------------------------------------- - 時刻:2011年3月12日、5時42分20秒
- 規模:マグニチュード5.3
- 震度:最大震度6弱
栄村大震災
東北地方太平洋沖地震が発生し三陸・宮城海岸部に大津波が押し寄せたり、関東では交通機関がマヒし帰る方法を失った人々が発生するなど大混乱が起きた2011年3月11日深夜、正確には2011年3月12日午前3時59分に発生。震源に近い長野県栄村では震度6強を記録し、村内に甚大な被害をもたらした。
普段であればトップニュースとして報じられる大規模な災害ではあったが、その前日に発生した東北地方太平洋沖地震や福島の原発事故の被害が大きかったこともあり、直後の報道以降は栄村地震による被災地の状況や村民の状況についてほとんど報道されなかった。そのためこの震災そのものを知らない国民も多かった。
(なお震災のニュースが落ち着いた2011年4月以降はたびたびニュースでも取り上げられている。また、震災に対する支援も多くなされているもよう。)
アンサイクロペディアの記事がネットニュースで取り上げられたことにより、ネットの多くの人に知られることとなった。
もともと豪雪地帯であるこの地域の住民は、震災から1年が経過した今なお厳しい状況に立たされている。どうか、彼らのことも頭に残しておいてほしい。
各地の震度
震度6強
震度6弱
震度5強
震度5弱
栄村の被害
栄村では震源から近いこともあり、232棟の建物が全半壊の被害を受けたほか、村を通るJR飯山線において路盤崩落が発生、国道117号線が不通になるなど交通にも支障がでた。また、地震発生直後には秋山地区を除く全村民804世帯2042人に避難勧告が出された。
この地震では幸いにも地震による直接的な死者こそでなかったものの、その後の避難所生活による体調不良で亡くなった高齢者3人がのちに災害関連死として認定されている。
道路や農地にも被害を出した。しかし豪雪地帯であるがゆえに復旧工事が進まず、本格的に復旧が始まったのは温暖な気候となった5月となってからだった。そのため震災の年には農作業が困難となり、村の中心産業である農業は壊滅的な被害を受けたという。
関連動画
関連項目
- 栄村大震災 - アンサイクロペディア
- 長野県北部地震-Wikipedia
- 長野県北部地震とは-はてなブックマーク
- 栄村ホームページ
- 東北地方太平洋沖地震
- 長野県
- 栄村
- 長野県西部地震:1987年に長野県王滝村で発生した地震。最大震度6。
- 日本で起きた災害の一覧
関連外部リンク
公的機関サイト
ニュース検索・ディレクトリ
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