栄とは、以下のことを表す。
人名
日本、中国語圏で名前に用いられる。日本では、「さかえ」などと読んで男女の名前に用いられる。
- 鈴鹿栄(1888年 - 1957年) - 日本の教師。軟式ボールを発明した
- 木村栄(ひさし、1870年 - 1943年) - 日本の天文学者
- 大場栄(1913年 - 1992年) - 日本の陸軍軍人
- 我妻栄(1897年 - 1973年) - 日本の民法学者
- 手島栄(1896年 - 1963年) - 日本の逓信官僚、政治家
- 壺井栄(1899年 - 1967年) - 日本の小説家、詩人
- 滝田栄(1950年 - ) - 日本の俳優
- 劉栄(? - 前147年) - 前漢の皇族
- 徐栄(? - 192年) - 後漢末の武将
- 爾朱栄(493年 - 530年) - 北魏の軍人
- 郭栄(547年 - 614年) - 北周から隋にかけての軍人
日本では、鹿児島県奄美地方に栄(さかえ)姓が非常に多く分布している。奄美市では1番多い苗字になっており、大島郡でも、瀬戸内町で1番多い苗字。喜界町で2番目に多い苗字。龍郷町で3番目に多い苗字になっている。
地名
その他
漢字として
榮
- Unicode
- U+69AE
- JIS X 0213
- 1-60-38
- 部首
- 木部
- 画数
- 14画
荣
- Unicode
- U+8363
- JIS X 0213
- 2-14-42
- 部首
- 艹部
- 画数
- 9画
旧字は榮。
- 意味
- 花、華やぐ、花が咲く、さかえる、誉れ、名声、明るさ、アオギリ、屋根のひさしの上に反った部分、という意味がある。
- 〔説文解字・巻六〕に「桐木なり」「一に曰く、屋梠の兩頭の起せる者を榮と爲す」とある。また〔爾雅・釈草〕に「木は之れ華と謂ひ、草を之れ榮と謂ふ」とある。
- 字形
- 形声で声符は𤇾。𤇾は炬火を交差させた字で、明るく華やぐ意味。
- 音訓
- 音読みはエイ(漢音)、ヨウ(呉音)、訓読みは、はな、さかえる、はえる。
- 名のりに、さか・しげ・しげる・たか・てる・とも・なが・はる・ひさ・ひさし・ひで・ひろ・まさ・よし、がある。
- 規格・区分
- 栄は常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 栄(榮)を声符とする漢字には、嶸、𦾵などがある。
- 語彙
- 栄位・栄華・栄冠・栄遇・栄枯・栄光・栄爵・栄辱・栄達・栄典・栄転・栄誉
異体字
- 榮は、旧字体で人名用漢字である。JIS X 0213第二水準。2004年に常用漢字表の参考字体から格上げされた。
- 簡体字は荣。荣はJIS X 0213第四水準。
関連項目
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