概要
栗原市 くりはらし |
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基本情報 | |
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国 | 日本 |
地方 | 東北地方 |
市役所所在地 | 宮城県栗原市築館薬師一丁目7番1号 |
市町村コード | 04213-7 |
面積 | 804.97km2 |
総人口 | 59,825人 (推計人口、2024年4月1日) |
人口密度 | 74.3人/km2 |
隣接自治体 | 宮城県 大崎市、登米市 秋田県 湯沢市、雄勝郡東成瀬村 岩手県 一関市 |
市の木 | ヤマボウシ |
市の花 | ニッコウキスゲ |
行政区画テンプレート |
市全域で栗駒山麓ジオパークをなす、宮城県内陸北部に位置する田園都市。
築館町・若柳町・栗駒町・高清水町・一迫町・瀬峰町・鶯沢町・金成町・志波姫町・花山村の栗原郡10町村が2005年(平成17年)4月1日に平成の大合併で合併し誕生した。
面積の8割が田畑や原野、森林で占められるなどとても自然豊か。
北西部に山全体が燃え上がるような紅葉で知られる栗駒山がそびえ、東西を迫川が貫く。
古代には中央集権が進出し、伊治城が置かれるなど市内各地に遺跡が残る。
細倉鉱山はかつて日本有数の鉛が採れる鉱山であったため、鉱山とともに鉱業の町として発展した。現在はコメ作りやイチゴ、大根などの農作物が多く育てられるなど農業が盛ん。
同じ県北地域の大崎市と同じく温泉が湧き、駒の湯温泉などの温泉地がある。
長屋門という、門の扉口の両側に部屋が連なる形式の門がついた古民家が多く残る。門の両側の空間はかつて農作業で重宝された。現在は改修され古民家カフェなどに利用されている物件も少なくない。
県の中では畜産業が盛んで、肉質の基準が厳しいことで知られる仙台牛などの肉用牛などが飼育されている。
なめこの栽培も盛ん。
日本におけるイワナ養殖発祥の地であり、現在も各地でイワナの養殖が行われている。
正藍冷染という、平安時代から全国で行われていた自然発酵させた藍を用いる染色技法の一種が文字地区で受け継がれている。熱を加えずに発酵させるため冷染と呼ばれる。現在は着物以外でもバッグやストールなどがつくられている。
若柳地織は若柳地区で制作されている綿織物。柔らかい肌触りと縞模様が特徴的。速乾性と保温性が高いことから主に農作業着に用いられてきた。現在は巾着やネクタイなどがラインナップに並ぶ。
世界谷地原生花園は栗駒山の標高669mから707m地帯に広がる湿地。栗駒国定公園の一部で、6月下旬に咲き乱れるニッコウキスゲの景色が有名。木道が整備されているため気軽に散策を楽しむことが出来る。
登米市との間にまたがって広がる伊豆沼と内沼は東北最大の低地沼地で、国内トップクラスの渡り鳥の飛来地として有名。湖面一面をハスが覆う景勝地としても知られ、夏はハス祭りも開催される。ラムサール条約登録湿地。
花山鉄砲まつりは、およそ300年の歴史を持つ、毎年5月5日のこどもの日に開催される火縄銃の祭り。御嶽神社に集まった伝統的な衣装に身を包んだ鉄砲隊が、火縄銃を発砲し、神輿とともに市内を練り歩く。藩政時代に領主の奥方が病弱な幼君の健康を願い御嶽神社に祈願したご利益があり、鉄砲隊に祝砲を撃たせたことが始まり。現在は五穀豊穣を願う行事として受け継がれている。
著名な出身者は歌手の高橋ジョージや脚本家の宮藤官九郎、 お笑いタレントの狩野英孝など。
ねじり ほんにょという、田んぼの中で生まれたという設定のモップみたいなマスコットキャラクターがいる。
くりはら田園鉄道の本社があったが2007年に惜しまれつつ解散した。
東北地方太平洋沖地震では震度7を記録した。
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関連項目
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