概要
乗り物の待機、荒天や砂塵からの保護、そして可能ならば整備、燃料の補給等を行う。
保管のみであっても風雨や紫外線による劣化を軽減し、寿命が延びることで
乗り物を長期間使用できるメリットがある。
飛行船用の巨大なものもあれば、自動車・自転車用の小規模なものもある。後者は一般的に「車庫」と呼ばれる。船舶においてはドックとも呼ばれ、港や造船所などに付属している場合も多い。
飛行機は主翼や垂直尾翼が出っ張るため、そこだけ切り取られたような形状をした格納庫もある。
軍用の格納庫においては保管兵器が破壊されないよう強固に作られたもの(掩体壕/バンカー)や
トンネルなどを利用したものもある。(高速道路自体が臨時滑走路として使用される)
特に大型航空機用の格納庫サイズは圧巻。
実物を見たい方は空港の見学ツアーや、航空自衛隊の基地イベントへ行くと大きさに驚く。
航空博物館などは機体をギッチリ詰め込み、そのまま展示スペースとして活用している場合もある。
(陸上自衛隊や海上自衛隊の航空部隊でも見ることができる)
艦艇における格納庫
軍用艦艇においては艦載機の格納に付属してる場合が多く、特に空母や強襲揚陸艦においては非常に巨大な格納庫を持つ。(大量の車両や大型のホバークラフトの輸送も行う)また艦載機自体、狭い艦内への格納・取り回しのために回転翼や尾部・主翼が容易に折り畳めるといった特徴がある。
(→艦載機)
艦載機ではないが、使用しないが保管したい場合は回転翼などを取り外して格納する場合もある。
その他
単純に物品を格納するものは「倉庫」「物置」「小屋」「置き場」と一緒くたにされがち。
輸送機内は格納庫ではなく「貨物室」「キャビン」と呼ばれる。
航空機に関しては、大抵は2~3機以上がローテーションで使用・整備されており
「いざ出動となったら、全部分解中で出動できなかった」という事態がないようにしてある。
飛行する機体と整備中の機体がどちらも見られるかもしれない。
フィクション
水面や地形が割れて格納庫から発進するなどやたらと凝っている。
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関連項目
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