案山子とは、田んぼや畑を害獣から守るために田畑に立てられる仕掛け。人を模したものが一般的だが、その他にも色々な形状がある。
曖昧さ回避
- 案山子(さだまさし) - さだまさしのシングル曲。1977年発表。
- 案山子 KAKASHI - 2001年に公開された邦画。
- 案山子 - やまむらはじめの漫画、及びそれを原作としたアニメ『神様ドォルズ』に登場するからくり人形の総称。
概要
案山子を設置する最大の目的は、スズメやカラスなどをはじめとする田畑に害なすケモノを追い払う事である。そのための手段の一つとして、「人間がその場にいるかのように見せかける」ことが考えられた。人間がいるところには基本的に動物は寄ってこないので、人間に似せた案山子を立たせておく事によって不在時の田畑を守ろうと考えたのである。
しかしながら害獣の側も学習能力と慣れがあり、動かない案山子が立っていてもそのうち効果をなさなくなってくる。そこで、今では大きな目玉を模した鳥よけや、爆音や肉食獣の匂いを利用した獣よけが併用されている。
またケモノの匂いを利用する手法は元々の案山子の用途であったと考えられており、「嗅がし」が「かかし」の名前の由来となったとされている。
「じっと立ったまま動かない、置物」という側面から、見かけだけの物事や戦力として役に立たない兵士を案山子と称する表現もある。
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関連項目
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