桐条美鶴(きりじょうみつる)は、
ゲーム『ペルソナ3』に登場するブリリアントな生徒会長である。
CVは田中理恵。
P3での概要
国際的大企業・桐条グループの社長令嬢。同グループ傘下の月光館学園高等部に通い、主人公が転校した時には3年生である。生徒会に所属し、生徒会長を務めているためしばしば「会長」と呼ばれたりする。所信表明で雄弁に演説を語るなど、やたら高校生離れしている。
容姿端麗・博学多才と絵に描いたような優等生だが、優等生かつお嬢様すぎて庶民的感覚が欠落していて、変なところで抜けている。贈り物に遮光器土偶というド珍品を貰って喜ぶなど、なかなか希有な感性の持ち主。時折「エクセレント」「ブリリアント」などのルー語っぽいものが飛び出す。
桐条グループが把握している限りで初めてペルソナ能力を発現した人物で、作中で主人公が所属する「特別課外活動部」の初期メンバーのひとりでもある。主人公をリーダーに据えた後も指導役として重要なポジションを担っている。始めのうちはサポートに徹するが、山岸風花加入後は自身も前線に出て戦う戦闘要員となる。
突っ込んだ概要
美鶴が戦いに身を投じるのは贖罪のため、つまりは桐条グループが作りだしてしまった「影時間」を消すためである。実際のところ、影時間の発生以降、その対策に苦悩して笑顔を見せなくなった父・武治の笑顔を取り戻したいというのが美鶴の本当の目的である。
立場上、桐条グループが把握する影時間・シャドウに関する情報を多く確認しており、また活動部の面々の裏事情(岳羽ゆかりが自分の父の死の真相を探っている、天田乾の母が誰に殺されたか、など)などもある程度把握している。このため、ゆかりには当初から常に疑念の目を向けられているが、後半になってうち解けるようになる。
時折、「処刑」という物騒な言葉を口にする。修学旅行のあるイベントで、状況次第ではその「処刑」が味わえる(?)かもしれない。
戦闘
武器は小剣(PSP版では突剣)を使う。突いたり蹴り飛ばしたりするが、基本的に攻撃属性は斬撃。
使用するペルソナは女帝・ペンテシレア。氷結属性に耐性があり、火炎属性に弱い。ブフ系の攻撃魔法に回復魔法、バステ、補助魔法とバランス良く憶え、さらに氷結ブースタも取得するので火力面も高い。11月後半に上位ペルソナが覚醒、アルテミシアに変化する。
回復も攻撃もできる万能キャラだが、その万能が仇となってしまうとは…
女帝コミュ
美鶴とコミュニティを築くことで、「女帝」アルカナのランクが上昇していく。max到達で解禁されるペルソナは、太古の母神「アリラト」。それなりに強いが、それ以上に受胎するアイテムが有用なペルソナである。
女帝コミュは美鶴の興味を得られないといけないため、学力maxかつ定期テストで学年トップを1度取っていることが発生条件とかなり厳しい。さらにコミュ開始が11月後半からと非常に遅く、他のコミュニティをほとんど終わらせていないと日程が足りなくなるのが何よりの難点である。また11月まで発生しないということは、それまで女帝アルカナには経験値ボーナスの恩恵がないということでもある。
コンセンタラフー
コンセンタラフーとは、様式美である。
美鶴は仲間キャラでは少ないバステ(ステータス異常)魔法を使えるため、斬撃・氷結の通じない相手でも搦め手で立ち回ることができる(はず)。しかし実際のところ、美鶴のAIはあんまり器用には立ち回ってくれず、どうでもいい時に補助魔法を使ったりするので困りものである。この使いにくさもあって、美鶴を使わない人もいたりする。以下はよくある光景。
…などなど。本当にこの人は学年トップの成績なんだろうか?
そして、この謎行動の極致が「コンセントレイト」使用後の「テンタラフー」、略してコンセンタラフーである。コンセントレイトは直後の魔法攻撃の威力を2倍にするチャージ魔法、テンタラフーは敵全体を混乱させるバステ魔法で、それら単独ではちゃんと使えば有用な代物である。
しかし、コンセントレイトの後に威力の変わらないバステ魔法を使われても無駄なだけである。でもやっちゃうのである。美鶴さんマジターンの無駄。ペルソナ3のゲームバランスにおいて、雑魚戦で2ターンも使って敵を倒せないというのはかなり危険な状況だったりするので、余計に困りものである。また、美鶴の使うバステ系はテンタラフー(全体混乱)、マリンカリン(単体魅了)、吸魔(単体SP吸収)と3種類あり、上記以外にも「コンセントマリンカリン」とか「コンセント吸魔」が飛び出す可能性もありさらに悩ませてくれる。
ちなみに、P3FESの後日談(アイギス編)では、自分の使う搦め手の説明を自慢げに語る美鶴が見られる。
PSP版では「直接指示」によってコマンド入力が可能になり、美鶴の搦め手が本当に有用に使えるようになった。もちろん意図的にコンセンタラフーしてもいいんだぞ!
P4U
美鶴はアイギス・真田明彦とともに、ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナにも参戦している。輸送中に紛失した「あるもの」を探しに、テレビの中に飛び込むことになる。
ファーのついたコートの下にボディラインくっきりのバトルスーツを身にまとうその姿はブリリアント。
プレイヤーズサイトで取得可能なメガネはセレブリティな雰囲気と乙女なかわいらしさを両立したレンズ大きめのサングラスを装着する。エクセレント。
優秀な通常技を軸に立ち回る牽制タイプに仕上がっており、5AはP4U屈指の地上技でかなりの脅威。
全体的にリスクの少ない技で立ち回れるので事故も少なく、逆ギレである月影も非常に優秀。
また画面端での火力はトップクラス。能動的な崩しが少ないが、暴れ、グラップ潰しからごっそり体力を奪う。
これといった大きな弱点もなく、溜めキャラなので扱いやすいのも魅力的。
主人公や千枝と共に3強という見方が強く、実際、【闘劇2012】、【あーくれぼ】では美鶴が優勝している。
ちなみに、P3本編で頻繁に使っていたテンタラフーは不採用。P4のテンタラフー使い・花村陽介との夢のテンタラフー対決ができなくて残念(?)である。
そのかわりなのかマリンカリン(魅了、ただし効果は吸魔)を持っている。
P4U2にも参戦しており、キャラクターPVでは前述のキャッチコピーを気に入っている様子が見られる。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
KNEEL BEFORE ME.
(私の前に跪け。)
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