桜ミク(さくらミク)とは、「初音ミク」の公式バリエーションの一つ。2019年に弘前さくらまつりの公式応援キャラクターに就任している。
概要
初音ミクの公式バリエーション。別名は「初音ミク 桜バージョン」。
冬期版の「雪ミク」に対し、こちらは桜色を基調とした“春”を連想させる意匠に変更されており、さくらんぼの髪飾りを身に付けている。
2019年にKEI氏による公式メインビジュアルが設定された。
→ピアプロキャラクターズ - piapro.net
以前は「花ミク」という名称でも呼ばれていたが、クリプトン社による桜ミクの商標登録や商業シーン進出に伴い、現在は公式・非公式問わず桜ミクで統一されている。
起源 - 公式化
桜ミクの初出は不明だが、2009年頃には既に二次創作キャラとして存在が確認されていた。一方、商業シーンでは便宜的にぷちでびる氏デザインのねんどろいど商品を原典として扱う事もあるが、ライセンス表記ではリファイン扱いである(参考文献:MIKU-PACK.vol.18、初音ミクアーカイブなど)。イラスト数を考慮すると定着したのは2010年春以降と推測される。
2011年に初の商業化が行われ、2016年時点でニコニコ静画には1,000件以上、pixivには5,000件以上の桜ミクのイラストが投稿されており、季節系のイラストの中で一つのジャンルを確立している。
商業展開
2011年、公式ライブコンサート「初音ミク ライブパーティー 2011 -39’s LIVE IN TOKYO-」(ミクパ東京公演)の来場特典として、「ねんどろいどぷらす 初音ミク 桜バージョンチャーム」が頒布された。
2012年~2013年にSEGAのゲーム『初音ミク -Project Diva-』(AC版以降)、 『初音ミク and Future Stars Project mirai』のモジュール、コスチュームとして登場した。
その後もフィギュア、食品、アパレルグッズなど散発的に商品展開が行われ、ムック「フィギュアJAPAN キャラクター・ボーカル・シリーズ 初音ミク編」や雑誌「MIKU-Pack」最終号で表紙を飾った。
2019年、クリプトンの初音ミク公式ブログで「桜ミク」関連の大規模なプロジェクトが動いていることが判明。本家ミクの原案絵師であるKEI氏による公式メインビジュアルが設定され、商品展開が本格スタート。さらに青森県の「弘前さくらまつり」の公式応援キャラクターに就任したことが発表された。
なぜ青森なのかというと、クリプトンの社員・斉藤大輔氏(本企画の立役者)が大学時代を弘前で過ごしており、弘前の美麗な桜に感銘を受けたためとされる。初音ミクカルチャーを世界中に根付かせたいクリプトン側、初音ミク(桜ミク)を通して地域をアピールしたいという弘前側の思惑が一致し、このコラボが実現したとのこと。
関連動画
関連静画
桜以外の花をモチーフにした花ミクの静画
関連リンク
関連項目
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