森光子(1920年5月9日~2012年11月10日)とは、京都府出身の女優・歌手である。本名は村上美津。
概要
生家は京都市内にあった割烹旅館。俳優の嵐寛寿郎が従兄にあたり、その縁で映画デビューするが、本人とは不本意な仕事や、仲間内からの嫉妬による悪評を広げられた影響から、一度引退している。
戦時中は日本軍慰問団の一員として中国戦線を巡回していたこともあり、戦後は歌手として舞台でジャズを歌っていた。
なお、戦後すぐにアメリカ人と結婚するがすぐに離婚。1959年に劇作家と再婚するが1963年に離婚。その後は独身を通した。
1956年に朝日放送と専属契約を結び、テレビやラジオに出演するようになる。その頃に劇作家・菊田一夫と出会い、菊田の誘いで東京に進出。1961年には代表作となる劇公演『放浪記』を開始。2009年までに上演回数全2017回というロングラン作となった。劇中で見せた前転も代名詞となり、下記関連項目にもある森光子式と呼ばれるゲームスタイルが確立されるまでになった。
1960年代からはホームドラマで母親役を多く演じた。特に『時間ですよ』シリーズ(TBS)での活躍が有名で、共演者たちから「お母さん」と呼ばれる程の人柄であったという。また1970年代からはバラエティ番組にも出演。ザ・ドリフターズとの共演は有名であった。
また、少年隊・東山紀之の大ファンであり、その縁で他のジャニーズ事務所所属タレントたちとも深く親交を持つようになる。
CMでは1967年以来のタケヤみそのCM出演が有名。一度中断した時期もあるが、それでも40年近くイメージキャラクターを務めた。
2012年11月10日、東京都内の病院で心不全のために死去。享年92歳であった。生前からの遺言で、親族だけの密葬が行われ、死去から3日後に死去が公表された。
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関連項目
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