概要
1971年生まれ、早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了(建築設計)。1999年から同大学理工研究センターで助手、客員講師、客員研究員と務め、2003年から桑沢デザイン研究所特任教授となる。2008年に明治大学国際日本学部准教授に就任。
また、2004年にはヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展で日本館のコミッショナーを務め、「おたく:人格=空間=都市」という作品を展示。この作品は第44回日本SF大会星雲賞の自由部門を受賞した。
自らもオタクであることを公言しており、オタク文化に精通している。特に、秋葉原の特殊な都市構造を論じた著書「趣都の誕生 萌える都市アキハバラ」は、世の中のオタク文化への関心の高まりから広く読まれた。
東京都青少年健全育成条例について
都条例の問題にも言及し、集会などにも参加している。
@kai_morikawa(森川嘉一郎)都条例問題について。私はマンガ・アニメ・ゲーム及びその文化圏が、すでに歴史的な厚みと重みを持つにいたっていることを、きちんと見せていくことによって、民意を得ていくことが長期的な筋道だと思っています。そのためにも、様々な方々と力を合わせ、アーカイブと常設的な歴史展示を作っています。
森川嘉一郎は、明治大学「米沢嘉博記念図書館」設立に尽力した人物の一人としても知られている。明治大学には2014年度に「東京国際マンガ図書館」が開設される予定である。
また、猪瀬直樹東京副知事はコミックマーケットについて次のように発言した。
@inosenaoki(猪瀬直樹)コミケは祝祭空間であり、「自治共和国」としての森川嘉一郎氏のガバナンスがしっかりしているので都条例の対象とならない。そもそも「図書類の発行、販売又は貸付けを業とする者」(7条)に当たらない。『思想地図β』鼎談の読者の皆さん、追加です。続く
これについて森川嘉一郎は、
@kai_morikawa(森川嘉一郎)誤解があるといけないので。私はコミックマーケット準備会のスタッフではなく、サークル参加者です。東氏の紹介で関心を持たれた猪瀬氏が、米沢嘉博記念図書館に来られ、当館でのコミケの展示に対する質問に対し、ボランティアによってしっかりとした運営が成されている旨説明しました。それだけです。
と補足した。
関連リンク:猪瀬直樹氏がコミケは都条例の対象にならないと発言したことに対する簡単なまとめ
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