植松伸夫(うえまつ のぶお)とは、日本のゲーム音楽作曲家である。男性。愛称はノビヨやノビヨ師匠など。
概要
代表作は『ファイナルファンタジー』シリーズ。すぎやまこういち(『ドラゴンクエスト』シリーズ)と並び、ゲーム音楽界の二大巨匠と称せられる。
代表曲は「ビッグブリッヂの死闘」(『FFV』)や「片翼の天使」(『FFVII』)等など。
後のスクウェア発展に貢献した、光田康典や伊藤賢治、浜渦正志をスクウェアに採用したのも植松である。
2004年までスクウェア・エニックス(旧スクウェア)に在籍していたが、同年10月に、自身の活動や著作物管理などを行うSMILEPLEASE(有限会社)を設立した。2006年10月には、レコードレーベルのDOG EAR RECORDS(株式会社)も設立した。現在は両社の取締役を務めている。
広い世代に渡って思い出の名曲を提供し続ける"おとまどうし"の愛すべきヒゲ。
主な作品
- アルファ
- 中山美穂のトキメキハイスクール
- ファイナルファンタジーシリーズ
- 半熟英雄シリーズ
- フロントミッションシリーズ ガンハザード
- スクウェアのトム・ソーヤ
- サガシリーズ
- ブルードラゴンシリーズ
- ロストオデッセイ
- 大乱闘スマッシュブラザーズX(「メインテーマ」)
- GuitarFreaks & DrumMania XG(「Einherjar」。TOMOSUKE、あさきとの合作)
- ラストストーリー
- アンチェインブレイズレクス
- 神次元ゲイム ネプテューヌV
- ファンタジーライフ
- グランブルーファンタジー
逸話
- 『ファイナルファンタジー』シリーズを象徴する曲「プレリュード」は、ディレクターの坂口博信から締め切り直前で依頼され、その場でたったの30分で作り上げたものだったという(2010/4/15 ニコニコ生放送「植松伸夫と伊藤賢治の音楽を語る夕べ」より)。
- DS版FF4サウンドの執筆が終了した際、植松が作曲の経緯を聞いてびっくりしたらしい。曰く、「スクエニが当時の譜面データを散逸していて、一から耳コピさせた」という。これには植松も「信じられないよね(笑)」と苦笑い。
- 菊田裕樹の入社面談の際は、菊田氏の思想が植松と共鳴し、それが合格のきっかけとなったらしい。ちなみに、他の候補者は100人を超えていたらしいが、内定になったのは菊田氏のみ。
- 伊藤賢治がサガ2秘宝伝説の作曲でスランプに陥った際、「限られた環境でないと作曲が出来ない、というのは言い訳にならない」と檄を飛ばし、やる気を再興させた。
- ビッグブリッヂの死闘は氏の楽曲でもトップレベルで人気が高いが、本人にとっては「アルペジオの繰り返しただけの曲が、何故評価されているのかわからない」と評している。
- フルート奏者である瀬尾和紀にいくつか曲を提供したが、とある一曲だけ「悲しすぎる」ということでボツになった。しかし、色々巡り巡ってこの曲がFF10を代表する「ザナルカンドにて」となった。
関連動画
関連商品
着うたフル・着うた
サウンドトラック
ピアノアレンジ
本・コミック
関連コミュニティ
関連項目
ニコニコ大百科に記事がある楽曲
※共同制作楽曲も含む。ファイナルファンタジー関連以外。ファイナルファンタジーの曲の記事は多数のため、「ファイナルファンタジーの関連項目一覧」の記事の「楽曲」の節を参照。ただしその節には植松伸夫以外が作曲した楽曲も含まれている事に注意。
外部リンク
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