楽とは、ゆとりがあって快適である状態、また快適に取り組めるもののことで、また以下のことを表す。
人名
日本、中国語圏に楽姓がある。また落語家の芸名によく含まれる。
- 楽羊(? - ?) - 中国戦国時代の魏の武将
- 楽毅(? - ?) - 中国戦国時代の燕の武将。楽羊の子孫
- 楽就(? - 197年) - 後漢末の武将
- 楽進(? - 218年) - 後漢末の武将
- 楽藹(? - ?) - 中国南朝の政治家
- 樂吉左衛門 - 茶碗師の樂家が襲名している名
- 潘楽(? - 555年) - 東魏・北斉の軍人
架空のキャラクター
漢字として
樂
- Unicode
- U+6A02
- JIS X 0213
- 1-60-59
- 部首
- 木部
- 画数
- 15画
- 意味
- 旧字は樂。
- 音楽、楽器、楽人、歌う、演奏する、快適、安楽、楽しむ、喜び、笑いという意味がある。〔説文解字・巻六上〕に「五聲八音の緫名なり」とあり、音楽のこととある。
- 字形
- 楽器の象形。〔説文解字(唐写本)〕には、「鼓鼙の形に象る。木はその虡(キョ、台のこと)なり」とあり、鼓鼙(振り大鼓)を台に置いた象形とする。ただ金文には楷書で白の形になっている部分が無く、上部は𢆶のみであることから、弦楽器の象形という説(羅振玉)がある。また楽が多く鐘銘にあることから、鈴を枝条のものに付けた楽器の象形という説もある。楽器を鳴らして神を迎え楽しませ送る儀式を行い、また治療を行った。療の本字は𤻲である。
- 音訓
- 音読みはガク、ラク、訓読みは、たのしむ、このむ。名のりに、ささ・もと・よし、がある。
- 規格・区分
- 楽は常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 樂は人名用漢字である。JIS X 0213第二水準。
- 楽は1946年に当用漢字に採用され、1981年にそのまま常用漢字になった。樂は楽の参考字体だったが、2004年に人名用漢字に格上げされた。
- 声符
- 楽(樂)を声符とする漢字には、嚛、濼、薬(藥)、爍、瓅、櫟、礫、𤻲(療)、䟏、纅、鑠、觻、鱳などがある。
- 語彙
- 楽音・楽観・楽曲・楽工・楽才・楽師・楽勝・楽人・楽団・楽譜・楽楽・楽理
異体字
書として
関連項目
- 海外の姓名の一覧
- 日本の苗字(名字)の一覧
- 喜 - 怒 - 哀 - 楽
- 3
- 0pt
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