もしかして: 石川県金沢市
※この記事は神奈川県横浜市金沢区についての記事です。
金沢区(かなざわく)とは、横浜市を構成する18区のひとつである。
概要
横浜市の南部に位置する区であり、栄区や磯子区、横須賀市、鎌倉市、逗子市と隣接している他、東側は東京湾に接している。
横浜市でただひとつの自然海浜である野島海岸や横浜市最高峰の山である大丸山などがあり自然にも恵まれた土地である一方、様々な娯楽施設等も置かれ、現在も賑わいを見せる地域である。
歴史
地名としての「金沢」については、鎌倉に幕府ができたときに秩父の金沢村から鍛冶匠が移住した際に命名されたという説がある。かつては「かねさわ」と読まれており、現在の「かなざわ」の読みに移ったのは加賀藩の金沢(現在の石川県金沢市)が有名になってからのこととされている。
この地では鎌倉時代中期に北条実時が金沢文庫を設ける、江戸時代に歌川広重が金沢八景の浮世絵を描く、明治時代には伊藤博文などが金沢八景の料亭で明治憲法の草案を起草するなどといった出来事があり、それなりに歴史のある地域であるといえる。
横浜市の行政区としての「金沢区」は1948年に誕生した。1927年に横浜市で区政が施行されて以来、この地域は磯子区に含まれていたが、ここから分離独立する形で新たに金沢区が設立され、現在に至る。
観光
前述の通り、長い歴史を持つ金沢区には寺社や歴史的建造物などが多く存在する。一例として、瀬戸神社や旧伊藤博文金沢別邸、国の指定史跡にもなっている朝夷奈切通し等がある。
金沢区には歴史的なもののみならず、レジャー施設も充実している。複合施設の横浜・八景島シーパラダイスをはじめ、三井アウトレットパークや市内唯一の海水浴場がある「海の公園」、金沢動物園などが置かれており、区内外から多くの人が訪れて賑わっている。
余談だが、金沢区は度々アニメや漫画等で取り上げられることがある。ぼっち・ざ・ろっく!の後藤ひとりの地元として金沢区内の風景が描写される、青春ブタ野郎シリーズで主人公たちが通う大学のモデルが横浜市立大学・金沢八景キャンパスとなっている等といったこともあり、これらの作品のファンが「聖地巡礼」に訪れることも少なくない。
交通
金沢区内には京急本線・逗子線と金沢シーサイドラインが通っている。
京急線については、12両編成の列車の増結・切り離しで有名な金沢文庫駅や、京急線とシーサイドラインの接続駅であり、横浜市立大学と関東学院大学の2校の最寄りでもある金沢八景駅が特に重要な駅となっている。この2駅には快特が停車する。
また、ほぼすべての駅が区内に存在する金沢シーサイドラインは沿線住民の足となっているほか、八景島シーパラダイスや三井アウトレットパークなどの施設へのアクセス手段としても重宝されており、観光路線と通勤・通学路線の2つの側面を併せ持つ路線となっている。
鉄道のほかにも国道16号(横浜横須賀道路、横須賀街道)、国道357号(湾岸道路)、環状4号線などの主要な道路が通っている。
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関連項目
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