樽見鉄道とは、岐阜県にある第三セクター方式の鉄道会社である。
保有路線は大垣~樽見間の34.5km。
概要
1984年に国鉄から樽見線を引き継ぐ形でにより第三セクターで運行開始。
積極的な増発策やセメント輸送などが功を奏して、第三セクター転換路線の中でも順調な滑り出しをみせた。
しかし2006年にセメント輸送が終了すると経営が徐々に苦しくなり、実際廃止についての議論も行われた。
その後イベント列車の運行等[1]を始めとした経営努力により、2010年~2012年には単年度毎での最終損益黒字に転じており、支援を受けてきた沿線自治体から今後の経営について注視されている。
現在は気動車のみでの運行となっているが、過去には朝のラッシュ時に対応する為DE10+12系または14系客車による定期列車が運行されていた事がある。第三セクター方式の鉄道会社による客車定期列車は当時としても非常に珍しかった[2]。
終点の樽見駅は三大巨桜・日本五大桜の1つに数えられる淡墨桜の最寄駅であり、開花シーズンは「桜ダイヤ」という特別ダイヤで運行される。
駅一覧
駅名 | 備考等 |
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大垣駅 | JR東海道線・養老鉄道線との接続駅。自動券売機有。 |
東大垣駅 | 行き違い設備を有する。 |
横屋駅 | |
十九条駅 | |
美江寺駅 | |
北方真桑駅 | 行き違い設備を有する。自動券売機有。故障により使用一時停止中。 付近に高校・高等専門学校が複数あり通学客の利用が多い。 |
モレラ岐阜駅 | 2006年に新設された駅。 |
糸貫駅 | |
本巣駅 | 行き違い設備と車両基地を有する。また、構内に樽見鉄道の本社事務所を併設している。 切符は窓口で購入する方式の有人駅。 |
織部駅 | |
木知原駅 | 付近は桜の撮影スポットとして知られる。 |
谷汲口駅 | 駅前から揖斐郡方面へバスでの移動が可能だが、本数は少ない。 |
神海駅 | 行き違い設備を有する。交換設備の廃止・撤去による棒線駅への変更が予定されている。 |
高科駅 | |
鍋原駅 | |
日当駅 | |
高尾駅 | |
水鳥駅 | |
樽見駅 | 島式ホーム1面2線の形となっているが、これは客車列車の機関車の付け替えを行う為である。 |
関連動画
関連項目
脚注
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