『機の律動』とは、ゲーム『ゼノブレイド』(Wii:2010年発売)で流れるBGMである。作曲はACE+。
概要
通常戦闘曲7種のうちのひとつ。主に機神界エリアで戦闘を仕掛けた際に流れる。
ザコ戦用の曲とは思えない熱い曲調が特徴の人気曲。メロディ1周目と2周目でメロディや楽器構成が多少異なる部分があり、2周で1ループする構造になっている。
序盤から中盤までの舞台である「巨神界」は草原や海、密林などで構成される有機的なフィールドであり、主な通常戦BGM『戦闘!』は緊迫感を重視した曲調であったが、中盤以降の舞台となる機械で構成された鉄の世界「機神界」へ突入してからは一転、通常戦BGMがゴリゴリのギターリフから始まる熱いサウンドへと変貌。そのギャップで多くのプレイヤーに衝撃と興奮を与えた。
またこれまでずっと対岸から仰ぎ見ていた敵本拠地「機神界」にいよいよ乗り込むというタイミングも相まって、物語が佳境に差し掛かった事を実感させる曲にもなっている。
同作品の人気BGM『名を冠する者たち』と同様、2ch企画「みんなで決めるゲーム音楽ランキングベスト100」では第四回、第五回ではトップ10に食い込み、その後も上位の常連となっている。
主人公シュルクが参戦した『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』にも原曲で収録されている。
のちに発売されたリマスター版『ゼノブレイド Definitive Edition』(Switch:2020年)では、セルフカバーというべき再録版が収録されている(原曲と切り替え可能)。基本的な楽曲構成は変わっていないが、シンセ感の薄れたストリングスの音色や、2周目サビ以降のギターのアドリブ風フレーズあたりは違いが解りやすく聴き取られる。
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(0:24~) (5:20~)
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