機動戦士ガンダム ギレンの野望とは、バンダイ(現バンダイナムコゲームス)から発売されているSLGおよびそのシリーズである。
概要
機動戦士ガンダムシリーズの世界観を用いたSLGであり、第一作はセガサターンにて発売される。
その後第2作目「ジオンの系譜」がPS(その後、DCやPSPに移植)、第3作「ジオン独立戦争記」がPS2、第4作「アクシズの脅威」がPSP、第5作「アクシズの脅威V」がPSP、PS2、第6作「新ギレンの野望」がPSP、外伝的作品「蒼き星の覇者」がWSにて発売されている。
プレイヤーはブレックス・フォーラ、ハマーン・カーンやジャミトフ・ハイマンといった機動戦士ガンダムに登場する軍事組織の総大将となって、兵器開発、予算投入、生産、外交、人事配属、戦闘指揮等を行っていく。
ガンダムの『IF』を楽しむことができるのも特徴。例:『ランバ・ラルの木馬追撃に十分な補給がなされていたら?』『ブレックス・フォーラがティターンズの暗殺を回避できていたら?』
登場する勢力
地球連邦軍
総大将はレビル将軍。V作戦開始直前のため序盤はジオン公国軍のザク等のMSにフライマンタ、マゼラン等の爆撃機や戦車、戦艦で戦いを挑まざるを得ない。関連勢力は軍内の派閥が独立したティターンズやエゥーゴ、酸素欠乏症から回復したテム・レイが技術者を集めて結成したテム・レイ軍など。
ジオン公国軍
総大将はギレン総帥。地球侵攻開始直前からのスタートであり、序盤はザクⅡJ型やガウやドップ等大気圏内用の兵器の開発ができていない状態で、地上の拠点を早急に確保しなければならない。関連勢力はデラーズフリートやアクシズ、ネオジオンといった0083以降に登場する残党勢力や、IFとしてザビ家の兄弟が反乱を起こした正統ジオンや新生ジオンなどがある。
本作の影響の強いキャラ
セシリア・アイリーン
ギレン総帥の秘書。彼女の出番が最も多いのが本シリーズであり、ジオン公国のシナリオではターン毎に彼女の報告を受ける。
ゴップ
地球連邦軍の大将。一部作品を除いて能力値が最低ランクとなっており、『ゴップは無能』というイメージは本シリーズによって広まったといえる。
オリジナルキャラ
ゼロ・ムラサメ
ムラサメ研究所で生み出された強化人間。詳しくは本人の記事で。
レイラ・レイモンド
ゼロ・ムラサメが亡命した際にもたらされた研究データにより生み出されたジオン公国の強化人間の少女。
この他、スレッガー・ロウやカイ・シデンら一年戦争で戦死、退役したが戦線復帰したというIFのキャラや、逆にティターンズ、エゥーゴのキャラの一年戦争時の姿などがある。
オリジナル兵器
ガンダム(キャスバル専用、ティターンズ仕様)
1年戦争の時期に、「シャアが本来の『キャスバル・ダイクン』として独立していたら?」「ティターンズが結成されていたら?」というIFのガンダム。前者はシャア専用らしく赤、後者はガンダムMK-Ⅱの本来のカラーらしく黒系統の配色となっている。
ギャン量産化計画
「ジオンの主力MSの座をめぐってゲルググと争い敗れたギャンが制式採用されていたら?」というIF。ギャンの量産機の他、高機動型ギャン、ギャンキャノン、ギャンマリーネ、ギャンクリーガーといったゲルググの発展機に相当するMSが登場する。
ビグ・ザム(ザビ家仕様)
「(先述の)新生ジオンとして独立したドズル・ザビが、決戦兵器としてビグ・ザムの専用機を開発していたら?」というIFに基づくビグ・ザム。地上適性の改善、ミサイルランチャーの追加装備等がなされている。
プロトタイプ・ガンダムMk-Ⅱ
ティターンズがガンダムMk-Ⅱに先駆けて試作したガンダム。専用のビームライフル、ビームサーベルは高い攻撃力を持つ反面、命中率が低いなどピーキーなMSとなっている。
作品一覧
- 機動戦士ガンダム ギレンの野望
- 機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜
- 機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記
- 機動戦士ガンダム ギレンの野望 特別編 蒼き星の覇者
- 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威
- 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V
- 機動戦士ガンダム 新ギレンの野望
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関連項目
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