機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOSTとは、機動戦士ガンダム vs.シリーズの最新作である。前作『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』のマイナーバージョンアップ版として2012年4月5日より稼働を開始している。
略称は『EXVS.FB』『フルブ』など。動画タグでは『EXVSFB』が主に用いられている。
2014年1月30日にPS3版が発売された。 2015年5月28日にベスト版が発売。(こちらにはEx-Sガンダムが使えるコードの他にEXVSMBで使えるアイテムが使用できるコードが封入されている。)
概要
本作品は2on2による対戦格闘ゲームで、機動戦士ガンダム vs.シリーズでお馴染みのコストシステムを継承している。機体には性能に応じたコストが設定されており、破壊されるとコストゲージが減少する。対戦相手を倒しただけでは勝敗がつかず、相手チームのコストゲージを0にすることで勝利となる。
基本的なシステムは前作から継承されているため、主なゲーム内容については『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』および『家庭版EXVS』、公式サイトのHOW TO PLAYや攻略Wikiを参照のこと。
ICカードに対応しており、「バナパスポートカード」「おサイフケータイ」「SEGA Aime」いずれかのICカードを用いることで過去の戦績を保存可能となる。また、携帯サイトに会員登録することでプレイヤー名の登録、通信メッセージのカスタマイズ、称号とゲージのカスタマイズ、特定プレイヤーとのタッグ名登録などが可能になる。
なお、ICカードおよび携帯サイト登録は必須ではなく、未使用であってもプレイに支障はない。戦績によるハンディキャップ要素も無いため無理に購入することはないが、通信メッセージによる連携やプレイヤー名による癖の判別などが可能となるため、ゲームを楽しむためにも積極的に活用していきたい要素である。
参戦機体は「家庭版EXVS」で使用可能な全ての機体に加え、ギャンやヴィクトリーガンダムなど新たな機体が追加されている。また本作からはOVA『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』が新規参戦している。
EXVSの関連作品である漫画『ガンダムEXA』からエクストリームガンダム(type-レオス)が参戦、作品でのストーリーに合わせて、ゲーム内で異なる進化形態が発表されるというコラボレーションも行われている。
また、旧作ステージの復活およびリニューアルが実施された他、携帯サイトとの連動要素も強化されている。更には家庭版EXVSで登場したボス機体も追加され、CPUルートにおけるやりこみ要素も盛り込まれている。
対戦システム
本作品は2on2が基本となるため、通常は4台を1セットで稼動している。4台1セットの組み合わせを「1ライン」と呼び、1つのラインに4人が参加することで対戦が成立する。
1ラインに2人~3人など、人数が不足した場合にはCPUが参加する。 CPUが使用する機体はコストが半減している代わりに毎回ランダムで選択され、任意の機体を選択することができない。また、CPUはあまり強く無いため対戦しても面白味が薄く、大抵の店舗ではCPUが混じった場合は4人集まるまで遊んで過ごすのが常となる。
チームの組み合わせ方法には、基本的に「固定」と「チームフリー」、「シャッフル」の3種類が存在する。「固定」では2台ごとにAチームとBチームが設定されており、「チームフリー」では自分でチームを選べるため任意のパートナーと同じチームで対戦することが可能。「シャッフル」は対戦ごとにチームがシャッフルされるため対戦開始までは誰とチームを組むのかがわからない代わりに、1人でも気楽に遊べるというメリットがある。
また、今作からはCPUルート3戦を行うまでは対戦が始まらない「練習ライン」、ICカード利用者限定で階級と戦績が近しいプレイヤー同士でラインを決定する「限定ライン」が追加されている。ただし、本シリーズは熟練者同士の対戦が盛んであるため、この2つのラインを設定している店舗は少ないのが実情である。
なお、ライン数は任意に変更可能であり、1台につき1ラインまで割り当てが可能である。店舗によっては1台につき1ラインのCPU専用台を用意していたり、4台で2ラインの半対戦台で運営していたりすることもある。
また、5台以上を1セットで稼動させることも可能であり、店舗によっては8台から24台といった大規模な構成を取っていることがある。この場合は対戦方法がシャッフルに限定され、対戦相手が決定していないプレイヤー同士を順次対戦させていく仕組みとなる。CPUが参加しているラインにも自動で乱入していくため、半端な人数でも円滑に対戦可能で乱入もしやすいため、この設定が行われている店舗には人が集まりやすい。
稼動している筐体の設定はタイトル画面の左上に表示されているので、未プレイ状態の筐体でスタートボタンを押すことで確認が可能。なお、設定内容は筐体近くに掲示されていたり、筐体にポップが貼られていたりすることが多いので、よくわからない時は店舗内を確認すると良い。
なお、時間帯によってライン数や筐体の組み合わせを自動変更する設定も可能であったりと、店舗によって運用方法がマチマチなので注意が必要である。
前作からの大きな変更点
エクストリームバースト(アサルトバースト/ブラストバースト)
今作では覚醒システムであるエクストリームバーストに2種類のタイプが用意された。
一つはAタイプ:アサルトバーストと呼ばれるもので、『連合vs.Z.A.F.T』のパワー・スピード覚醒に該当する。 攻撃威力やスピードなどが強化されるが、防御への恩恵が少ないという短所を持つ。
もう一つはBタイプ:ブラストバーストと呼ばれ、防御力が上がりロック距離が伸びる。アサルトバーストよりも覚醒時間が長いが、攻撃への恩恵が低い。
前作では一部機体に実装されていた極限技(いわゆる覚醒技、SP攻撃)が今作では全機体に実装された。
その他の変更点
- 既存機体の性能変更
一部を除いたほぼ全ての機体にアシスト呼び出しやCSなど武装追加が行われている。
例:ヴァサーゴ・CBのコストが2000から2500に、ガンダムDXのサブ射撃がソード投擲からアシスト呼出に - ブースト残量に対して減少される着地硬直の最低値の底上げ
- 前作は青>黄>赤>オーバーヒートの4段階で着地硬直が増加していくシステムだったが、今作は青~黄>赤>オーバーヒートの3段階に変更された
- よろけ・スタン・ダウンの仕様変更、新属性追加
- スタンが解除後に落下ダウンするものとそのまま復帰可能なものに分かれた他、のけぞりよろけやガメラ回転ダウンなどのバリエーションが増えている。
- コスト別でのEXゲージの増加率の変更
アップデート
- 第1回:2012/4/26(Rev.A38→Rev.B09)
- 第2回:2012/5/17(Rev.B09→Rev.C13)
- 第3回:2012/5/29(Rev.C13→Rev.D03)
- 第4回:2012/6/26(Rev.D03→Rev.E08)
- 『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』から、イフリート改参戦。
- 下記の機体の調整
ジオング、ガンイージ、トールギスIII、デスサイズヘル(EW版)、ターンX、デスティニー、Gザクウォーリア、インパルス、ダブルオー、スサノオ、アルケー、デュナメス、クアンタ、クシャトリヤ、シナンジュ、ヅダ、X1改、X1フルクロス、レッドフレーム - 新ステージ『マニューピチ』追加
- 「ガンダムVS.モバイル」連動の「全国VS.イベント戦」に対応
- ライブモニターの起動直後のリプレイ再生が不安定になる不具合を修正
- プレイヤーナビとして『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』より、「モーリン・キタムラ」追加
- 第5回:2012/7/24(Rev.E08→Rev.F17)
- 第6回:2012/8/28(Rev.F17→.G08)
- 第7回:2012/9/25(Rev.G08→.H11)
- 第8回:2012/10/3(Rev.H11→.I12)
- 第9回:2012/10/23(Rev.I12→.J02)
- 第10回:2012/11/26(Rev.J02→.K11)
- 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』から、Ξガンダム参戦。
- 下記の機体の調整
ジオング、キュベレイ、シュピーゲル、デュエルガンダムAS - ガンダムXからガンダムXディバイダーに名称変更
- 第11回:2012/12/18(Rev.K11→.L24)
- 第12回:2012/12/18(Rev.L24→.M16)
- 『機動戦士ガンダム00』から、アリオスガンダム参戦。
- 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』から、ガンダム試作3号機参戦。
- 第13回:2013/2/26(Rev.M16→.N21)
- 『機動戦士ガンダムZZ』から、ザクIII改参戦。
- 『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』から、アストレイゴールドフレーム天参戦。
- 下記の機体の調整
ジオング、ウイングガンダムゼロ、ガンダムXディバイダー、リボーンズガンダム - 下記の機体の不具合の修正
∀ガンダム、アリオスガンダム
- 第14回:2013/3/1(Rev.N21→.O09)
- 下記の機体の不具合の修正
ジオング
- 下記の機体の不具合の修正
- 第15回:2013/3/26(Rev.O09→.P03)
- 『機動戦士ガンダムUC』から、ローゼン・ズール参戦。
- 新ステージ『メサイア』追加
- 第16回:2013/4/23(Rev.P03)
- 第17回:2013/5/28(Rev.P03)
- 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』から、ガイアガンダム参戦。
- 新ステージ『衛星イオ』追加
- 第18回:2013/6/25(Rev.P03→.Q23)
- 『∀ガンダム』から、カプル&コレンカプル参戦。
- 下記の機体の調整
ジオング、ギャン、Zガンダム、百式、ジ・O、ガンダムMk-Ⅱ、フルアーマーZZガンダム、キュベレイMk-Ⅱ、Hi-νガンダム、V2ガンダム、ゴトラタン、ヴィクトリーガンダム、ゴッドガンダム、ガンダムシュピーゲル、ウイングガンダムゼロ、ガンダムヘビーアームズ改(EW版)、ガンダムデスサイズヘル(EW版)、プロヴィデンスガンダム、デュエルガンダムアサルトシュラウド、ストライクフリーダムガンダム、ケルディムガンダム、ガンダムスローネドライ、ラファエルガンダム、ユニコーンガンダム、バンシィ、ガンダム試作1号機フルバーニアン、ガンダム試作2号機、ガンダムEz8、ヅダ、アストレイレッドフレーム、ストライクノワール、エクストリームガンダムアイオス-F - 下記の機体の不具合の修正
百式、アリオスガンダム、エクストリームガンダムアイオス-F - 新ステージ『ア・バオア・クー宙域』追加
- 第19回:2013/7/5(Rev.Q23→.R01)
- 第20回:2013/7/23(Rev.R01)
- 『機動戦士クロスボーン・ガンダム』から、クロスボーン・ガンダムX3参戦。
- 第21回:2013/8/27(Rev.R01→.S01)
参戦機体
現在判明している参戦機体は以下の通り。前作で登場したプレイヤー機体は続投とされる。
※1:コスト欄「MA」はボス専用の巨大モビルアーマー。その他のCPU専用機体については記載していない。
※2:ノリス・パッカード大佐は担当声優の市川治氏が2009年1月に亡くなっているためライブラリ出演となる。
※3:ロランは前作と同じく全裸。ただしVS.モバイルで設定できる衣装が2種類もある。
※4:★は家庭版DLC限定機体。
※5:アルトロンガンダム、ガンダムX、アストレイゴールドフレーム天ミナは2014年8月6日に販売。
※6:ストライクルージュ、リ・ガズィ、バンシィ・ノルンは2014年8月27日販売。
※7:シャア専用ザクⅡ、ガンダムサンドロック改、フルアーマーユニコーンガンダム、ガンダムアヴァランチエクシアは
2015年5月28日販売。
※8:ペーネロペー、ブリッツガンダム、ノーベルガンダム、ガンダムハルートは2015年6月17日販売。
※9:パーフェクトガンダム、トールギスⅡ、ガンダムアストレイレッドフレーム(レッドドラゴン)、ダブルオーガンダムセブンソード/Gは2015年7月22日販売。
関連動画
下記コミュニティ参照。あるいはEXVSFBでタグ検索をする。
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- 機動戦士ガンダム
- 機動戦士ガンダム vs.シリーズ
- トゥ!ヘァー!
- バンバンババン!バンシィ!
- コノシュンカンヲマッテイタンダー!
- そんな必要はない!
- ふんす!
- 吹いたら覚醒落ち
- リボーンズ・アルマーク
外部リンク
- 5
- 0pt