機動戦士ガンダム(冒険王版)とは、アニメ「機動戦士ガンダム」放映時に秋田書店の雑誌「冒険王」に連載されていた漫画である。作者は岡崎優。
概要
リアルロボの漫画のノウハウなんて無い時代の上、サンライズが岡崎氏に簡単な資料しか渡しておらず、さらに作者が当時テレビをもっておらず、アニメのガンダムを見れなかったこともあり、スーパーロボットのノリで描くことになり、その結果、色々とカオスな漫画に仕上がってしまった。
さらに言えば作者はかつてダイナミックプロに所属し、永井豪に師事していたという経歴もガンダムのスーパーロボット化に拍車をかけている。
有名すぎる原作アニメに比べ知名度は非常に低かったが、90年代後半に大都社より復刻版(ただし連載当時に比べ大幅な加筆がされている)が刊行され、さらに2000年代に連載当時の全エピソードを収録した版がコンビニで再版された結果、カルト的な人気を呼んだ。2011年にはさらに大都社版で大幅修正された部分を連載当時のものに差し替えた(トーン等の追加はそのまま)実質的な完全版がマンガショップより刊行されている。
劇場版公開に合わせて「ガンダムIII めぐりあい宇宙編」も同作者によって描かれた。
こっちはアニメ視聴の上で描かれたため、概ね原作を踏襲している。
主な突っ込みどころ
- ロケットのように直立不動の姿勢でバーニアを吹かすザク
- ノーマルスーツを着たまま偵察を行うデニムとジーン
- 表紙に「ガンダム」と手書きで書かれたマニュアル
- すぐ近くまで近づかれないと敵に気付かない味方。しかも連載終了まで何度も同じ事を繰り返す。
- 全体的に熱血漢でやけに好戦的なアムロ
- 阿部さんみたいな顔のブライト
- 何故か黒髪のフラウ
- 全高18mに見えないガンダム(どう見てもイデオンやダイターン並にデカい)
一応アニメでも似たようなシーンはあったが… - 「ええい このスイッチだ!!」→ワンパンでザクを二体撃破
- 第1話終了まで健在だったのに、第2話以降登場しないテム・レイ
- サイド7にミサイルを打ち込んで破壊するシャア(アニメではここまでやってない)
- 明らかに太いミライ(ちなみに雑誌掲載時は初期設定の「ミライ・エイランド」の名で登場。単行本化に際し訂正。)
- ザクを撃破したアムロ「ざまあみろ!!」
- ブライト「アムロ 大気圏内にとびこめ!!」→アムロ「くそっ しょうがねえな」→大気圏突入
- ミノフスキークラフトもないのに、空を翔ぶガンダム
- 大気圏突入能力を持ち、空中を飛行できるムサイ、グワジン、マゼラン。
- ギレンによるガルマの追悼演説が流れていたテレビを破壊するアムロ(大都社版・コンビニコミック版では削除されたが、マンガショップ版では復活)
- シャア「きみの最後の戦闘を手助けした俺は英雄だ!わははは、あ~っははははは!」→原作通り左遷
- ギレンを「兄貴」ではなく「兄さん」と呼ぶドズル
- 徒歩でゴビ砂漠を横断中のホワイトベースを捜索していた力石徹そっくりな連邦の伝令
- いきなり3体も登場するグフ
- 「操作方法は覚えたから」と勝手にガンダムで出撃するセイラ
- 新武器ガンダムハンマーで大暴れするアムロ。敵味方両方がドン引き
- あれだけ熱血キャラに描かれているアムロを「性格が弱い」とほざくブライト
- ↑の言葉を聞いてパンツ一丁で脱走するアムロ。でも何故か次の日には服に着替えていた。
- さらに、脱走中にジオンの基地を発見し乗り込む際にはノーマルスーツに着替えていた。
- 営倉にぶち込まれたアムロ「ちくしょ出せよブライト、何のつもりだ~!」
- 自分の無断出撃は棚にあげてアムロの脱走を非難するセイラ
- ガンダムのビームサーベル一撃でやられるアッザム
- ガンキャノンごときに機体を撃破されるラル
- 偶然セイラに会えたのも束の間、ブライトにいきなり射殺されるラル
- 空気キャラから一転、登場回数が増えるなどの死亡フラグを積み上げ、原作通りに散るリュウ
- 「ブオオオ ̄ ̄Z__ン」と雄叫びを上げるゴッグ
- 「ロードローラーだッ!」よろしくホワイトベースに押し潰されるゴッグ
- WB隊の戦法に「ムチャクチャだ」とドン引きする連邦軍士官に対し、「いや、あれでいいんだ」と言うレビル将軍
- シャア専用アッガイ
- 宇宙戦用ズゴック
- 宇宙戦用ゾックで出撃するマ・クベ
- 真っ二つにかち割られてたった一撃で敗北するマ・クベ
- マ・クベの機体の残骸が直撃してコンボで戦死するドズル
- シャアがホワイトベースを強襲する場面で唐突にEND
- ウッディ大尉は出るのにマチルダ中尉が出ない
- 黒い三連星も出ない
関連動画
関連商品
関連項目
- 機動戦士ガンダム
- 機動戦士ガンダムF91(漫画版が怪作繋がり)
- 機動戦士Vガンダム(上に同じく)
- 第2次スーパーロボット大戦α(作中でネタにされている)
- 第3次スーパーロボット大戦Z(小説版と併せてネタにされている)
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム(『DUST』にて宇宙空間に出るズゴックとゾックが登場)
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