檀黎斗とは、特撮ドラマ『仮面ライダーエグゼイド』の登場人物。
仮面ライダーゲンムに変身する社長である。
視聴者からの通称は、役職である「社長」以外にも「土管」「土管社長」などが存在する。
演:岩永徹也
恐ろしいのは…私自身の概要さ!
エグゼイドの世界において世界的に有名な会社である「幻夢コーポレーション」の社長。
バグスターによるゲーム病を治すためにドクター達にゲーマドライバーやライダーガシャットを提供する。一方裏ではバグスター達とつながっており、彼らにもガシャットやガシャコンバグヴァイザーを渡している。また自身も仮面ライダーゲンムに変身してエグゼイド達と戦う等、何か目的をもって暗躍をしている。
人前では冷静さを保ち、永夢の医者としてのあり方を聞くなど穏やかな青年としてふるまっていたが、一度エグゼイドに敗北した際には「恐ろしいのは私自身の才能さ!」と口にしてゲラゲラ笑う等かなりの自信家である部分も描写されている。長らく正体を隠していたが、永夢達が全てのゲームをクリアした際に正体を自ら明かし、ライダー名も自分で「仮面ライダーゲンム」と名乗った。
その後、「『死』のデータ」を得るために患者を消滅させようとするも共闘関係を築いたライダーたちに阻まれ失敗。あえて倒されることで自らの身体で「『死』のデータ」を取って完成させたゲーム「デンジャラスゾンビ」のガシャットを用いて変身した新たな形態・ゾンビゲーマーレベルXの力で貴利矢を「GAME OVER」へと追いやった。
本性を現した後は幻夢コーポレーションから突如失踪。自らを「ゲームマスター」と称し、データ収集目的で他のライダーに渡していたガシャットを回収するため行動を始めるが、永夢をはじめとした他のライダーやパラドたちバグスターが勝手な行動をとることに対して次第に不快感を示していく。自分以外の人間がガシャットを作ることを許さず、それら人間やガシャット、バグスターは「不正」だと判断し消去しようとする非情さを見せる。特にバグスターへの態度はパラドを激昂させるには十分であり、怒りの拳を受ける。
しかしその後も引き続きパラドと協力体制を取り、「究極のゲーム」の完成を目指す。彼が制作を目指すゲーム「仮面ライダークロニクル」は、端的に言うと一般市民が仮面ライダーに変身して戦い合うという、ライダーバトルを人為的に引き起こす異常なゲームである。曰く、日々に不満を持つ人々が参加できる最高のエンターテインメントとのことだが…
そんな中ついに衛生省にアジトが発見され追い込まれるも、バグスターウイルスに感染しバグスター化してしまう。患者としてCRに搬送された黎斗は治療を懇願し、一連の事件の真相を告白する。
この項目は、作品のネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
16年前、中学生だった黎斗は父の手伝いとしてゲームデザインを手掛け、自分の才能に自惚れていた。そこへ幼少期の永夢から「楽しいゲームを作ってくれてありがとう」という旨のファンレターが送られてくる。しかしそこには永夢の作ってほしいゲームのアイデアが大量に封入されており、その才能に嫉妬してしまう。当時バグスターをゲームに利用できないかと考えていた彼は、腹いせにバグスターを組み込んだゲームの試作品を「ファンレター」のお礼として永夢へ返信。その10年後、永夢の中でバグスターが成長していると確認した黎斗は永夢の手術を裏で指示していた。
泣きながら謝る黎斗に対し、永夢は医者として手術を優先、黎斗に感染したバグスターを倒す。
しかしそれらは全て黎斗の演技(知ってた)。衛生省の手から逃れるために自らバグスターウイルスに感染していたことを明かす。永夢は最高のモルモットだと言い放ち、パワーアップしたゲンムで圧倒、エグゼイドのドライバーを破壊することに成功する。
計画通りのパワーアップを果たした黎斗はバグスターたちとともに再び幻夢コーポレーションに舞い戻るも、『貴利矢の残したデータ』を反映し永夢が生み出したマキシマムマイティXガシャットと『貴利矢の形見』であるドライバーによりレベル99となったエグゼイドによるリプログラミングを受け、ゾンビゲーマーの不死身の特性を打ち消されてしまう。医者という立場故に人命を奪うことをよしとしない永夢の考えによりとどめを刺されなかったのをいいことにその場を逃げ出し、バグヴァイザーを通じてドレミファビートとドラゴナイトハンターZのウイルスを通行人に無差別散布するという凶行に走るも、現場に駆け付けた仮面ライダー達との戦いに敗北。エグゼイドレベル99にバグスター抗体をリプログラミングされ適合者ではなくなったことで仮面ライダーへの変身すら不可能になる。あくまで黎斗を許そうとする永夢に命を見逃されかけるも、最後はパラドに「敗者らしいエンディング」としてデンジャラスゾンビのバグスターウイルスを浴びせられたことで「死のデータ」を戻され、のたうち回り苦しみ抜いた末、「私の夢は不滅だ」と叫びながら消滅しGAME OVERとなった。
彼が弄び排除した貴利矢が原因となり敗北し、見下していたバグスターの手で葬られる、皮肉な結末となってしまった。そして彼の夢「仮面ライダークロニクル」すらも、バグスターの手によりバグスターが人類を蹂躙(攻略)するゲームとして歪められてしまう。
なお纏めると、彼が死んだきっかけとなったのは『黎斗が道端でゲンムに変身する場面を貴利矢に見られた』というとんでもないうっかりである。
ワタシハ フメツダ ワタシハ フメツダ
黎斗不在のまま動き出した「仮面ライダークロニクル」や永夢を奪い去った末にレベル99に到達した仮面ライダーパラドクスなどの脅威に対抗するため、ポッピーピポパポが「プロトマイティアクションXオリジン」を調査していた際、ゲームオーバー後の黎斗が発見される。ゲーム世界に存在するバグスターの中の一体が黎斗だったが、機械のように今際の言葉をつぶやくだけだった。
しかし、バグスターウイルスを抑制する効果を持った「プロトマイティアクションXオリジン」の作用により、その状態の黎斗が理性を取り戻すこととなり、元人間の遺伝子を持つバグスターとして復活することとなってしまった。このため、仮面ライダーに変身することも可能。黎斗はゲームオーバーになった人間のデータを保存してコンティニュー可能とするシステムを完成させていたのだ。同ガシャットの作用により、この時点で黎斗には99機の残機が存在し、98回まではゲームオーバーになっても復活できるようになっている。復活の際、雑コラお約束のように土管からその場に上がってくる。この復活の際、土管の位置を自由にコントロールできる上に変身前後を問わないため、変身の手間もなく好きな位置から即座に戦線復帰できる。
その後永夢を助けることを条件にポッピーが協力を要請したことで、現世に舞い戻る。性格に一切変わりはないが、バグスターウイルスであるためガシャコンバグヴァイザーⅡに閉じ込めることができるようになっている。これまでバグスターを回収していた彼が、逆にバグスターの手で回収される姿は皮肉でしかない。
当初はその傲慢な性格と「罪を自覚していない」と自供したことで、永夢達との不和を呼ぶ存在になっていた。しかし、ポッピーピポパポの宿主が自身の母であった事実が明かされ、自身の命を生み出した母親のことを思い出したからか、例の性格のまま「新檀黎斗」としてCRへの協力姿勢をとっており、ドレミファビートのガシャットロフィーや二個目のガシャットギアデュアルβを用意し、ドクターの質問に回答を示すなど、態度が軟化している。その一方でドレミファビート筐体内のポッピーの部屋の半分を占有し、753 5103 9610(クロト)やSHIN(シン)というインテリアを飾ったり、「神の才能」だの描かれた張り紙を張ったり、いつものスマイルで叫びながらガシャット開発に没頭したりとやりたい放題なのは相変わらず。
だが、釈放され上級バグスターとの決戦に乱入した父・正宗が、黎斗のコンティニューを残機に関わらず不可能としつつ殺害することが可能な「仮面ライダークロノス」に変身してしまう。
元々「ライドプレイヤーの最終到達点」であったクロノスが、仕様の穴により正宗の力として牙を剥くことは黎斗の想定外の事態であり、プレイヤーであるクロノスを攻略対象として見ていなかったことに気づいた黎斗はひどく荒れていたが、永夢の発想から奇策を生み出したことで立ち直り、勝算を以て父との対決に臨む。
16年前から己が父親に利用されている存在だったことを感づいており、「仮面ライダークロニクルは己の製作物」というプライドから、正宗と明確に対立する。
商品価値のある相手に対し、コンティニュー不可の殺害を避ける正宗の傾向を理解していた黎斗は、狙い通り実の親に殺害されるという事態を起こし正宗の隙を突く。だが―――。
予想外の事態で失敗こそしたが、新たな攻略を目指しガシャットを開発する彼はむしろ生き生きとしており、傍らでゲーマドライバーを貸してほしいというポッピーの願いを「開発の邪魔だ」と切り捨てつつも、自分が破壊した永夢のゲーマドライバーを修繕し、永夢の戦線復帰に貢献した。自分の行為にけじめをつけただけともいう。
先述の奇策を生み出した際に、永夢とほぼ同時に同じ結論に至り、「さすが天才ゲーマー!」と笑いあえていたあたり、ゲームを愛する心は本物であり、正宗の影響とバグスターウイルスの存在がなければ、真っ当に変人ゲームクリエイターとして大成できていたのかもしれない。
復活後から「雑に死んで蘇る」ことが非常に多く、視聴者からは前作の主人公でありよく死んで蘇る仮面ライダー・天空寺タケルのモノローグを、黎斗に当てはめてネタにする話もある。
私の才能に―――不可能はなぁぁあああいッッ!!
そしてクロノスに対抗する術である「ハイパームテキガシャット」を完成させ、パラドと対峙した際に「天才ゲーマーM」の要素を失ったせいでムテキガシャットを使用出来なかった永夢に代わり、自身が通常のゲーマドライバーで使用可能な10秒程の無敵モードを発動させ、ポーズを突破する。
……と、ここまで神がかった活躍を見せていたところで、笑いの神も彼に舞い降りてきた。調子に乗り、図に乗り、ノリにも乗った黎斗はご丁寧にムテキガシャットの仕様を得意げに語り、その最中に時間切れが発生したことで逆にクロノスに無敵モードを攻略され、ムテキガシャットを奪われてしまうという凄まじいガバプレイをやらかす。
結局そのガバプレイによる窮地は、プロトガシャットを正宗から奪うために正宗側についていたフリをしていた貴利矢のファインプレーによって救われる。奇しくも貴利矢とは似たような境遇となっており、とりあえず彼とも協力することになった。
だが、あくまでCRに協力しているだけで、彼自身は命を救うドクターの側に立っていない。彼が心配しているのは自身の生み出した仮面ライダークロニクルや、渾身の傑作ハイパームテキガシャットの方である。
それでも「正宗を止める」という意志は他のライダーと同じであり、「自身の開発したハイパームテキガシャットを無駄にさせない=宝生永夢の変身能力を失わせない」為に、あれだけ執着していたパラドを逃がし正宗を足止めする行為を命を張って買って出て、残機の四分の一を一気に放出する程に身を張った。
その後、飛彩・大我・貴利矢と4人パーティで正宗と挑む。事情で永夢が戦えない中、ポーズこそ何とかできていたものの、正宗のエナジーアイテム独占により手が出せなくなった状態で、切り札のハイパームテキガシャットを守るために時間切れと同時に撤退。仕方ない判断ではあったが、他の3人のガシャットが奪われる事態を招いてしまったため、ポパピプペナルティによりCRの床で正座させられているが何故か笑顔。
クロニクルのマスターガシャットに対してはおそらく回収が望みであり、マスターガシャット破壊には否定的だった。
しかしその意に反し、マスターガシャットは破壊という選択がとられる……と思いきや、正宗が永夢同様の理屈で土壇場で覚醒した「リセット」機能により、ゲームの進行状況がムテキガシャット開発直前まで巻き戻る。副次的作用として、減らされていた残機も同様に巻き戻った。
その後、ムテキガシャット再開発にあたり、「どんなに開発してもリセットされる」という貴利矢の懸念に応えるかのようにセーブ機能を開発。これにより、進行状況がリセットされてもセーブ時点まで守られるようになった。
なお、この開発にあたり一晩で12機の残機がGAME OVERしている。この件に関しては正直どこからどう突っ込んでいいのかわからないが、バグスターでも人間同様に過労死するのは確かである。
しかし、ゲムデウスの仕様を正宗に書き換えられ、ゲムデウスからバグスターウイルスによるパンデミックが発生。
実行犯である正宗とは別に、黎斗にも衛生省による身柄の拘束が迫るが、直前に貴利矢は黎斗を隔離し、互いにゲムデウスウイルスに感染させる。貴利矢の目的はバグスターの身体を用いて、ゲムデウスに対する抗体を作成することであり、狙い通り黎斗にゲムデウスに対する抗体が完成した。
そのまま抗体を「ドクターマイティXX」ガシャットとして形にした黎斗だが、即座に貴利矢によってガシャコンバグヴァイザーⅡに収容され、身柄は衛生省に引き渡された。結果的に、この貴利矢の行動による結果が、衛生省の処分に関しての考慮材料となり、収容後の黎斗は「身柄はCRに預けるが、ゲーム筐体内に作成された牢獄で管理し、衛生省の許可なしでは外に出せない」という扱いになった。
その状態で新たに「檀黎斗神(だんくろとしん)」を名乗っているあたりこの男は……。
なお、母親をバグスターに感染させた事実については、ポッピーは「末期の病だった母親をデータとして保存することで生き永らえさせたかった」のではないかと推測しているが、黎斗自身は「私の神の才能を失いたくなかった」と答え、母親については明確に答えていない。
しかし、根本的に命の価値観やバグスターとしての復活の捉え方が他人と違うようで、自身がバグスターとして復活したことでその価値観の違いはさらに色濃くなり、西馬ニコがゲムデウスのウイルスに感染した際も「バグスターとして復活できる」と、自覚なしに爆弾発言をしている。むしろ、彼なりに慰めのつもりで発言していた可能性がある。
ゲームマスターの私の許可なく、勝手に消えることは認めない……ッ!!
「私は心を入れ替えた。檀正宗の暴走を止め、人類の未来を、笑顔を取り戻したい」
などと言って早速解放を願う黎斗神。当初は拒否していた永夢達だったが、ゲムデウスクロノスが西馬ニコの殺害を狙い彼女をゲームエリアに連れ去るという凶行に走ったことで、ゲームエリアに乗り込むために解放。
何気に黎斗の方も、ちゃんと永夢達の行動に助力し、正宗の暴走を止める手助けをしているあたり、「心を入れ替えた」以外に嘘はついていないのかもしれない。
しかし、ゲムデウスのゲームエリアである街一つを軽く巻き込んだパンデミックが進行。
黎斗神はやむなく手を出そうとするが、そこに仮面ライダービルドが登場し、彼に残機1を減らされる形で結果的に止められる(この時のビルドは、CV自体は桐生戦兎役の犬飼貴丈だが、節々の台詞などから中身は葛城巧であった可能性が高い)。
ビルドが去ったところで、あれほど守りたがっていたポッピーが、自身をワクチンに変えたあとの幻影として現れ、黎斗は彼女の最期の言葉を受け取る。
「黎斗。みんなに迷惑かけちゃダメだよ。これからは、プレイヤーを笑顔にする楽しいゲームを作って?」
その言葉を受け取る黎斗は、「新檀黎斗」でも「檀黎斗神」でもなく、ただの「檀黎斗」だった。
後にドクターと共に超ゲムデウス攻略戦に参戦した黎斗は、この戦闘で初めて、バグスターと人間を切り離す目的で、人類を救うレベル1の仮面ライダーゲンムで戦闘を開始、他のレベル1ライダーと共に超ゲムデウス攻略を果たした。
直後にゲムデウスを道連れにパラドが消滅した際は、あれだけ陰湿に絡んでいたにも関わらず、他の仲間と共に苦々しい表情を残していた。
正宗を倒した後は、収監されている神棚ゲーム筐体内で開発を続行。結果、ワクチンと化し降り注いだポッピーの残滓を自身の体内から取り出し培養することに成功し、ポッピーは見事復元。同様の理屈で、正宗との最終決戦において変身した永夢にはまだパラドが残っていることに気づき、それも指摘している。
また、ビルドに襲われた経験があってか、新ガシャット「仮面ライダービルド」を作成している。
彼の性格についての考察
バグスターとしての復活にあたり、今まで陰湿で傲慢な敵と、後に平成ライダーネタキャラ四天王の座を揺るがすほどのネタキャラとして描写されてきた黎斗の、本来の性格が推測できるようになっていった。
実は命の価値観の違いを除けば、永夢の言うとおりの「純粋にゲームを愛する」人間だったのは容易に推測でき、彼なりの良心が垣間見える場面も多い。
先述の通り、洗脳されたポッピーを助けた永夢には快く協力し、自身を残機込みで命の危機に追い込んだ貴利矢に対しても、抗体が芽生えたあとは貴利矢に感染したゲムデウスウイルスを抑制するような描写もあった。
また、制作していた仮面ライダークロニクルも、節々に見える彼本来の仕様は、プレイヤーが真っ当にクリアできる難易度であり、カタルシスも用意してあるものだと容易に推測できる。
一言で言えば、方向性次第で善にも悪にもなる、まさしくトリックスターというべきキャラクターである。
さらに、文字通り幾度となく死ぬ思いをしても、心血を注いだゲームが殺人ゲームに変貌し、最終的に父・正宗に利用されようとも全くへこたれず、ひたすら前を向いて突き進む、常識を逸したポジティブな性格が、今までの傲慢な性格の見方を変えるような形で強く描写されている。
陰湿で嫉妬深く、他人の迷惑も考えずに行動し、おまけに慢心するあたり正宗と似たような特徴を持つ黎斗が、父と決定的に違うのはこのポジティブ性と、ゲーム開発における自称「神の才能」であり、どんな困難にも二つの武器で立ち向かっていく。
その困難を、傲慢な性格としょうもないミスで自ら作り出してしまうのも黎斗なのだが。
残りライフは「1」か―――。
劇場版では、事態を考慮し一時的に解放される。幻夢コーポレーションの新ゲーム「幻夢VR」に加え、VR世界で使用する特製ガシャット「マイティクリエイターVRX」を永夢に渡し、人々を助けようとする永夢をサポートする。
車のナンバー「し9610」に全て持って行かれた気がしないでもない。
VR世界に人々を助けに行く関係で、現実世界では無防備になっていた永夢を護衛するための戦闘で、忍者プレイヤーに一回殺害され残りライフ1。その状態で、乱入したジョニー・マキシマがゲムデウスマキナとなり出現。ゲムデウス抗体を持っていた黎斗は時間を稼ぐため、ゲムデウスワクチンと化した経緯のあるパラドと共にゲムデウスマキナに入り込み、一時的にゲムデウスマキナを抑え込んでいた。
ゲムデウスマキナとの決戦後は再び収監されている。
今こそ、神の中の神になる時ィ……!!
最終話中に放送されたCMで、Vシネマ『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング』三部作が公開。
そこに映っていたのは、人間としての死亡時のように髪をオールバックにしていた黎斗だった……!?
ラスボスは檀黎斗! 新たに開発した三つのゲームでCRの面々に再び立ちはだかる。
鏡飛彩には恋愛ゲームで、失われた小姫との絆を引き裂き。
宝生永夢には育成ゲームから、パラドとの絆を裂きにかかり。
そして―――史上最悪の「ゾンビクロニクル」を以て、世界中に大混乱を巻き起こす!!
だが、ポッピーの願いを受け取り改心はせずとも心境に変化が見られ、さらには衛生省とCRの監視下に置かれている黎斗は、如何にしてラスボスの座に君臨したのか?
やはり彼は、どんなに言葉を尽くそうと悪になりうる、神に等しく根本的に人類と相容れない狂人でしかないのだろうか?
父・檀正宗の前に現れた黎斗は一体何をするのか? 対峙する九条貴利矢に推理された、彼の「最後の嘘」とは一体?
彼がこのような凶行に走るまでの原因は、映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』で触れられる。
そしてVシネマ第二章予告の神々しい全裸で色々台無しにするあたり神クオリティ。
See you Next game
「HEISEI GENERATIONS FINAL」and「ANOTHER ENDING」
ブゥハァハァハァハァハァハァ!!
神から王へ
何と、『仮面ライダージオウ』EP09および10に客演することが告知された。ジオウこと常磐ソウゴが永夢からエグゼイドの力を継承したことにより『エグゼイド』の歴史が封印され、その影響でゲンムの力と記憶を失った黎斗は神…もといソウゴ同様王になる事を渇望し、正史さながらの強い権力欲を抱く男として登場。その欲望に目を付けたタイムジャッカーによりアナザーライダーの契約者に選ばれてアナザーオーズとなり、檀黎斗王を自称して自身が経営する会社ごと日本からの独立を宣言する。そこ、パワーダウンしてるとか言わない。正史において仮面ライダーだった人物がアナザーライダー化する衝撃の展開と豪勢な衣装を身にまとったインパクト抜群の姿もあってか、客演が告知されてから早々に檀黎斗王がTwitterのトレンド入り・リダイレクト記事作成という事態が起きた。
EP09・10でフィーチャーされるのはエグゼイド…ではなく、欲望がテーマとなった『仮面ライダーオーズ/OOO』。同作の舞台となった2010~2011年といえば、エグゼイド本編でもゼロデイをはじめ重要な出来事が起きた時代。欲望に忠実な黎斗の性格と合わせベストマッチな人選という事か。しかしエグゼイドの物語がなかった事になったため正史において密接にかかわっていたバグスターウイルスの存在も抹消され、黎斗の欲望の性質にも違いが見られる。
また、アナザーライダーの変身者はオリジナルと何らかの対関係となる要素を持っていることが多く、黎斗と火野映司の場合は欲望に対するスタンスがそれに該当するものと考えられる。
そして令和の時代に、彼は戻ってきた。
「ンンンン時代よォォォ!!ようやくこの私に追いついたかァ!!」
令和1号のライダー「ゼロワン」の物語が終わった後の2021年。
彼はなんと…「衛星アーク」を通じて天津垓の体に感染し、そして彼から分離する形で戻ってきた。
そして檀正宗もまた天津垓に感染しており、もはやヒューマギアも天津垓もそっちのけで、
壮絶な親子喧嘩が始まってしまう…!?
その後天津垓はある目的で、ヒューマギアに檀黎斗をインストールしたのだが、
それがさらなる騒動の火種になってしまい…。
「仮面ライダーゲンムズ」
2021年4月「ザ・プレジデンツ」、2022年「スマートブレインと1000%のクライシス」公開。
そしてその先のさらなる物語「仮面ライダーアウトサイダーズ」
2022年10月16日「ep.0 ゲンムズのおわりと計画のはじまり」
2023年1月「ep.1 鏡の世界(ミラーワールド)のお宝と王蛇の帰還」公開。
See You Next Game
「KAMEN RIDER GENMS」and「KAMEN RIDER OUTSIDERS」
檀黎斗死亡集(数字は失った残機)
- パラドに死のデータを戻され死亡→新檀黎斗として復活。(以降残機スタート)
- 99:パラドにレベル0で挑み、普通に殺される。 ※土管あり
- 98:ポッピーピポパポを庇ってパラドの攻撃を受ける。
- 97:上級バグスターへの挑戦時にパラドに殺され、リプログラミング妨害に向かうパラドの前にデスルーラ即復活。 ※土管あり
- 96:実の父親である正宗=仮面ライダークロノスに殺害される。が、これは黎斗の捨て身の奇襲作戦であり、死亡と共に正宗のガシャコンバグヴァイザーⅡに潜り込むことで自身をプレイヤーの一部と認識させ、ポーズ機能打破の奇襲をかける。
- 95:仮面ライダーレーザーターボ(スポーツバイクゲーマー)の必殺技を何とか弾いてやり過ごすが、直後にゲンムを見捨てて鋼鉄化を取得したエグゼイドに当たり、跳ね返ってきた必殺技が直撃し死亡。直後に新檀黎斗の姿で復活。「フゥッ!」 ※土管あり
- 94:正宗に対し、復帰した貴利矢と共に戦いを挑むが、死亡。しかし…… ※土管あり
- 93~71:正宗の卑劣な策略を知った二人。貴利矢を病院に戻らせ、一人正宗の足止めを買って出る。先にパラド達と戦っていた正宗はポーズ機能を封殺されていたが、正宗はエナジーアイテムの独占という外道行為に走っていたため無制限に強化され、そのせいもあって膨大な数の残機を失い、残り70機に。
- 70:飛彩・大我・貴利矢の3人と共に正宗に勝負を挑む中で一機を失う。正宗は直後にポーズを発生させるが、空中に発生した土管から見切れている彼の姿があった。 ※土管あり
- 《リセットにより残機69から94まで巻き戻る》
- 94~84(2回目:作中描写部分):ムテキガシャットにセーブ機能を搭載するための徹夜による過労死。何故かGAME OVER判定になり復活している。 ※土管あり(94)
- 83(2回目):徹夜明けの開発途中、立ち上がった際に恐らくエコノミークラス症候群を起こし死亡。やたらと現実の症例に沿っている。 ※土管あり
- 82(2回目)~5:全て九条貴利矢が殺害。目的はバグスターの身体とレベル0の能力を持つ二人がゲムデウスウイルスに感染して激突することで、ゲムデウスのバグスターウイルス抗体を作成するためであり、残機5の段階で遂に黎斗の身体に抗体が発生。その後抗体の完全な形成を確かめるためか、仕上げとばかりにもう一度殺され、残機4の時点で二人の戦いは終了する。この戦闘で残り82から4まで減少したため、計78機という膨大な数をここで失うこととなった。
この抗体を取り込んだガシャットを基にワクチンガシャット「ドクターマイティXX」が作成されることになる。 ※土管あり(作中出た死亡シーン全て) - 4:仮面ライダービルドが殺害。ビルドにエグゼイドと勘違いされたまま戦いを挑まれ、ゴリラモンドフォームになったビルドのパンチを受け、ビルド側の力加減ミス+レベル0の紙装甲の合わせ技か、或いはゴリラモンドフォームの特殊能力である「通常攻撃時、稀に即死」の低確率を引き当ててしまい死亡。
すぐに変身を解除しビルドの背後から復活した。ドカン!
直後に人違いだと察したビルドは、自分が仮面ライダービルドである事と、謝罪の言葉を残し、脱兎のごとく去って行った。ビルド本編の描写から推察するに、これは本編の戦兎ではなく、ビルドの登場人物・葛城巧である可能性が高い。
とはいえ黎斗自身も、天空寺タケル達とグレートアイザーとの決戦に乱入し、後にタケル達にちょっかいをかけていたため、ほぼ一年越しの因果応報である。低確率即死を引き当ててしまったのであれば尚の事因果応報。 ※土管あり - 3:檀正宗が殺害。その後復活の予兆がなかったが、タイミングを見計らっていただけであり、時間差コンティニューからの土管から人間砲弾攻撃で正宗を追い詰めていた。 ※土管あり
- 2(劇場版):劇場版予告で登場したあるシーンに、残機1が表示されているシーンが含まれていた。この時は忍者プレイヤーから永夢を守るための戦いで死亡。 ※土管あり
- (→ネタバレ注意)1(Vシネマ):誰もプレイしなくなってしまった「ゾンビクロニクル」の結果に孤独を抱く黎斗の前に現れる九条貴利矢。予想外の方法でゴッドマキシマムマイティXを攻略され……自身に向き合ってくれたともいえる貴利矢と相討ち。最期のライフを失い、黎斗を理解していた貴利矢と永夢に看取られ消えていった。そして自身に辿りついた貴利矢には、報酬としてか、人間への蘇生の道という「アナザー・エンディング」を用意していた。彼は本当に消えたのか、それとも「時代に合わない人間」だと自覚して去っただけなのか……?
- (→スピンオフネタバレ注意)バトルファイトの掟により世界が崩壊、永夢と剣崎一真を道連れにしようとして失敗、消滅(予備データ)。
私がスピンオフに登場するのも、全て計画のうち…
スピンオフ『仮面ライダーゲンム』では(一応)主人公を務める。映画『平成ジェネレーションズ』ではプロトガシャットを奪われたためゲンムとしての登場はなかったが、天空寺タケルから借りたオレゴーストアイコンを分析してカイガンゴーストガシャットを作成していた。さらにその裏でドクターパックマンたちと戦う本物の神様を始めとした仮面ライダーのデータを集めてガシャットを作成していた…というあらすじ。レジェンドライダーの力を使ってエグゼイドたちを追い詰めるが…。本作の時間軸は4人のドクターライダーにゲンムの正体をバラす前であり、今では貴重なボイスチェンジャーで正体を隠していた頃の黎斗が描かれる。
『仮面ライダースナイプ エピソードZERO』では本編開始時の5年前、花家大我を仮面ライダースナイプに抜擢したきっかけが描かれる。パラドとはこの頃から結託していたようだが…。
また、ゲームオーバーになってからほどなく映画『超スーパーヒーロー大戦』においても仮面ライダーゲンムとして登場。ゲーム世界のゲンムとしてエグゼイドたちと戦う。
この項目は、作品のネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
そして『超スーパーヒーロー大戦』のスピンオフ作品『仮面戦隊ゴライダー』にも登場。本作における事件の黒幕であることが明らかになった。永夢と5人の仮面ライダーが閉じ込められていた世界は黎斗が死んだ時のために起動されたゲーム世界であり、黎斗はこの世界で「一度死んだ仮面ライダーたち」の絶望を集めて自分が蘇ろうという計画を立てていた。しかもこの世界で倒した敵や破壊されたものはリセットされ、ゲームオーバーになって再チャレンジする際にプレイヤーの記憶は消える仕様によりコンティニュー不可な上に絶対にクリアできないクソゲーゲームだった。
だが計画の中で、黎斗の詳細を知られている仮面ライダーレーザー/九条貴利矢の目を欺く目的もあり、仮面ライダーブレイド/剣崎一真になり済ましていたことが計画の綻びを生み出すことになる。
まず何度もゲームオーバーになる永夢の前に自らの正体をバラしてしまい、それを見た永夢は生きている自分の痕跡がゲーム世界に残ることを利用して次のプレイのためにダイイングメッセージ9610を残し、次のプレイで全員の前で正体をバラされてしまう。
さらにブレイドとしてラウズカードを使ったために「アンデッド同士は引かれ合う」という特性のもと、ジョーカーアンデッドとなっていた本物の剣崎一真[1]がゲーム世界に現れる。そして剣崎=ジョーカーアンデッドがゲーム世界に現れたことでこの世界のアンデッドがジョーカー一体のみになり、バトルファイトの掟によりゲーム世界が崩壊。クリアできないゲームが破壊された。
計画は潰されたがなおもライダーたちを世界もろとも葬らんとするゲンムの前に死んでいた4人のライダーがそれを阻止。生者であるエグゼイドとブレイドを生かして元の世界へと帰還させた。
かくして死んでもなお動いていたゲンムの野望は途絶えることになった。そして本編では…
私は『仮面ライダーゲンム』……神だァァアアアアア!!
彼が劇中で変身する仮面ライダー。
登場当初は正体がわからない謎のライダーとして現れ、度々ライダー達を襲撃していた。
エグゼイドのマイティアクションXの元となったプロトマイティアクションXを使い変身しているため、その姿も黒と紫の配色以外はエグゼイドと同じ姿をしている。
本編に先駆けて前作である仮面ライダーゴーストの終盤に登場。シャカリキスポーツガシャットの自転車を乗り回しながら敵を蹴散らし、ゴーストの面々と視聴者を唖然とさせた。チャリで来た。その後のゴースト→エグゼイドの引継ぎ回にも登場し、謎の少年の持つガシャットを奪いに姿を現す。姿がそっくりなためエグゼイド=ゲンムという誤解をタケルたちに与え、エグゼイドが警戒される切っ掛けを作った。
後の展開を考えると、このころから既にデータ収集の為に活動し、シャカリキスポーツを紛失したガバプレイに対処するために少年を襲っていたと思われる。その因果応報は一年越しに受けることになった。
また、正体が黎斗だとわからないように変身後はボイスチェンジャーが使われている。この機能もあってか、一度変身解除に追い込まれた際は、永夢たちにゲンムの正体はパラドだと誤認させることに成功している。同時に貴利矢はやはり嘘つきという誤解を受ける羽目になった。
バグスターウイルスを培養できる固有武器「ガシャコンバグヴァイザー」を使用する。このガシャコンバグヴァイザーは、チェーンソーや光線砲など、武器としての用途が広い。
また、このガシャコンバグヴァイザーはグラファイトがグラファイトバグスターに変身する際や、自身が後述の「ゾンビゲーマーレベルX」に変身する際にも使用される。
登場直後は、ダークライダーでありながら主人公と同タイプの固有武器を使わないという珍しいダークライダーだった。また、序盤から登場していることもダークライダーとしては稀である。
プロトガシャットはかつて「ゼロデイ」を引き起こした危険なガシャットであり、言わばゲンムは常にバグスターウイルスを身にまといながら戦っている状態である。
アクションゲーマーレベル1
「変身」
《レッツ・ゲーム! ムッチャ・ゲーム! メッチャ・ゲーム! ワッチャ・ネーム!?》
《アイム・ア・カメンライダー!》
身長:181.0cm
体重:137.0kg
パンチ力:7.7t
キック力:11.5t
ジャンプ力:ひと飛び30.5m
走力:100mを7.6秒
ゲンムのレベル1。
だが普段はバグスター摘出をすることがないゲンムは滅多にこの姿になることはなく、すぐレベルアップしてしまう。
(以下ネタバレ注意)
唯一この姿でバグスター摘出を必要としたのが、檀正宗の変貌した超ゲムデウスとの戦い。
ゲムデウスを取り込んでバグスターとなった正宗からゲムデウスを分離するために、先んじて変身した永夢に続く形で変身。この際、「コンティニューしてでも、クゥリアするぅ~ッ!!」と、何故かゾンビ時代より壊れたテンションでキメ台詞を挙げている。
(ネタバレここまで)
アクションゲーマーレベル2
《ガッチャーン! レベル・アァップ!》
《マイティ・ジャンプ! マイティ・キック! マイティ~アァクショォ~ンッX!》
身長:205.0cm
体重:97.0kg
パンチ力:5.7t
キック力:10.2t
ジャンプ力:ひと飛び43.1m
走力:100mを3.2秒
ゲンムのレベル2。
全体的に黒と紫の配色をしたエグゼイドそのもの。2Pカラー。
だがガシャコンブレイカーは使わず、ガシャコンバグヴァイザーを愛用している。
変身音もエグゼイドのものとメロディが違ったりマイティが1個少なかったり等差別化がされている。
スポーツアクションゲーマーレベル3
「グレード3」
《ガッチャーン! レベル・アァップ!》
《マイティ・ジャンプ! マイティ・キック! マイティ~アァクショォ~ンッX!》
《アガッチャ! シャカリキ! シャカリキ! バッドバッド! シャカッと・リキッと・シャカリキスポーツ!》
身長:205.0cm
体重:104.4kg
パンチ力:10.3t
キック力:18.4t
ジャンプ力:ひと飛び45.3m
走力:100mを3.0秒
ゲンムのレベル3。
自転車を使ったスポーツゲーム「シャカリキスポーツ」のガシャットを使い強化変身する。
自転車の車輪を武器として戦う等、その戦闘力はレベル2の比ではなく他の仮面ライダー達を苦しめた。
しかし、他のライダー達がレベル3の力を手に入れていくにつれ、だんだんと押されるように。
実は貴利矢と対面し、再戦を挑まれた際に、変身時の「グレード3」の名乗りを披露している。
本編中では「グレード○○」の名乗りを上げたことは少なく、レベル3に至ってはこのタイミングくらいである。
ちなみに配色はライトグリーンであり、ダークな色のゲンムとは微妙に合っていない。
恐らく本来はエグゼイド用のガシャットだったと思われる。ただし、ゲーマドライバーの色と似通っている配色でもあり、違和感は少ない。
エグゼイド達が全てのゲームをクリアした際に奪取されたため、現在はエグゼイドが使用している。
ゾンビゲーマーレベルX(テン/エックス)
「このガシャットはこうやって使うんだよ…」
「変身」
《ガッシャァットォ! バグル・アァップ!》
《デンジャー! デンジャー! ジェノサイド!》
《デス・ザ・クライシス! デンジャラスゾンビ! Woooo!》
身長:205.0cm
体重:115.5kg
パンチ力:24.1t
キック力:30.2t
ジャンプ力:ひと飛び52.0m
走力:100mを2.5秒
黎斗が自らライダーゲージを0にして、その力をガシャコンバグヴァイザーでデータにして吸収し完成したガシャット「デンジャラスゾンビガシャット」を使って変身するゲンムのレベルX(テン)。Xはローマ数字の10を表すと同時に、未知数であるXを表すという。元社長はドヤ顔で語っていたがその理論ならマイティブラザーズXXには勝てないんじゃないですかね…
変身ベルト「バグスターバックル」にガシャコンバグヴァイザーをセットし腰に装着、ガシャットをセットすることで変身する。固有武器が後から変身ベルトになるという珍しいシステムである。この状態のガシャコンバグヴァイザーは「バグルドライバー」と呼ばれる。
紫のゲンムとは打って変わって白と黒を基調としたまさに死霊とでも言うべき禍々しい姿となっている。
変身後の動きもゾンビらしくぎこちない動きとなっており、素手での戦いを得意とする。その一方で奪ったガシャットや武器を組み合わせるなど、製作者らしくライダーシステムを熟知した戦い方をする。
劇場版を含めた場合、エグゼイドに続くレベルXのライダーとなる。
特徴として、このライダーはライダーゲージが常時ゼロ。それどころか、ライダーゲージがゼロになった際に一時的に変身者への戦闘ダメージを無効にする効果を再現・維持することが可能。言ってしまえば常時無敵。または死にっぱなし。まさしくゾンビである。
また、敵に攻撃をヒットさせると敵の能力を落とす能力まで存在する、当時の能力で考えると反則と言う他ないライダーである。
その圧倒的な戦闘力で、仮面ライダーレーザー=九条貴利矢を全く寄せ付けない強さで彼を殺害。
以降、レーザーから奪った専用武器ガシャコンスパローをそのまま使用している。
その後も不死性から暫く負けることがなかったゲンムだったが、パラドの怒りを買った際、防御機能を強制的に一時停止させることが可能な仮面ライダーパラドクスの渾身の拳を受けたことで先述の防御機能を突破され、作中初めて強制変身解除に追い込まれる。
エグゼイド達がそれぞれパワーアップを果たしたことにより、倒されることこそ無かったものの戦闘で敗北することが多くなったが、再生を繰り返すことで「『死』のデータ」をさらに取り込み21話にてレベルX(エックス)へとパワーアップする。戦闘スペックが大幅に上昇し、増殖能力や相手の装備を腐敗させる能力が追加された。
「君は最高のモルモットだぁ! 君の人生はすべて、私の、この手の上でっ…転がされているんだよ!
だあ―――ははははははっはーはははは!
ブゥン!」
「へぇんしぃいいん……!!」
《バグル・アァップ!》
《デンジャラスゾンビ! Woooo!》
身長:205.0cm
体重:115.5kg
パンチ力:66.6t
キック力:73.0t
ジャンプ力:ひと飛び63.2m
走力:100mを1.8秒
22話では以上のように、強化されたゾンビゲーマーを「ゲンムX(エックス)」と呼称している。
あまりにも視聴者の印象に残ってしまったこの「ブゥン!」だが、演者の岩永徹也氏によると「アドリブだよ。狂ってるよね。」だそうな。
ゾンビゲーマーLvX自体の必殺技は2種類存在し、必殺キック「クリティカルエンド」と、ゾンビの群れを召喚し相手に取りつかせ自爆させる「クリティカルデッド」。また、22話では「クリティカルデッド」もパワーアップし、大量のゲンムが襲い掛かる仕様になった。これに加え、武器に依存するギリギリチャンバラガシャットの必殺技も使用可能。また、奪ったドラゴナイトハンターZガシャットやタドルクエストガシャット、ガシャコンソードなどを組み合わせた必殺技を放ったりと芸が細かい。
無敵能力により、戦闘能力で負けても死ぬことのなかったゲンムだったが、エグゼイドの新形態・マキシマムゲーマーLv99の能力「リプログラミング」によりバグが修正され通常通りのライダーゲージが復活、それにより普通に倒されることで初めてドクター側に敗北を喫する。二度目の戦いでは変身者の変身適正自体を直接リプログラミングされたことで、ゲンムへの変身能力自体を喪った。その後人間として消滅し、バグスターとして復活したことで、擬似的に条件を満たしたような状態となり、再度変身が可能となっている。
スピンオフ『仮面戦隊ゴライダー』においても登場し、バックアップの黎斗が変身。同作では自らが用意したゲーム世界の怪人「トーテマ(CV:矢尾一樹)」の力を使用することでさらに強化、トーテマの上半身装甲をレベルXの上から追加装着したような姿「トーテマ外装態」になった。神々しい金色の装甲を纏い、ゲーム的にもパワーアップしたのか、エグゼイドレベル99に真っ向から打ち勝つ強さを持っていたが、ゴライダーの放つ「ゴライダーバズーカwithエグゼイド」により(恐らくリプログラミングの作用で)元の姿に戻った。
身長:225.5cm
体重:145.5kg
パンチ力:96.9t
キック力:96.9t
ジャンプ力:ひと飛び96.9m
走力:100mを0.96秒
(ネタバレここまで)
アクションゲーマーレベル0
《ガッチャーン! レベル・アァップ!》
《マイティ・ジャンプ! マイティ・キック! マイティ~アァクショォ~ンッX!》
身長:205.0cm
体重:97.0kg
パンチ力:22.0t
キック力:28.1t
ジャンプ力:ひと飛び53.3m
走力:100mを2.3秒
「プロトマイティアクションXオリジンガシャット」により現れたゲンム新形態。詳細はネタバレ項目内を参照。
ゲーマドライバーを使用して変身する。
姿はレベル2とそっくりだが、ボディスーツのラインや一部プロテクターが白くなっている。
スペックは概ねレベル5~X(テン)相当。
他のライダーにない特徴として、バグスターウイルスの活動を抑制するという、マキシマムガシャットとは違うアプローチでのバグスター特効能力を持っている。
「アンチバグスターエリア」を発生させ、ゲームエリア内におけるバグスターの特殊行動をある程度封印することができる他、手足には他のライダーの様なダメージをより効果的に与える機能の代わりに抑制プログラムを流し込む機能が搭載され、接触している状態のバグスターのレベルをあっという間に下げることが可能。
バグ(バグスター)対策のような能力を所持していることから、所謂「デバッグモード」をモチーフとした形態であると思われる。
初登場時は「ガシャコンバグヴァイザーII」を武器として使用していたが、その後はガシャコンブレイカーを使用している。カラーはエグゼイドの物と同じだが、プロトスナイプのガシャコンマグナムも現在のマグナムと同じカラーなので、これがゲンム本来のガシャコンウェポンと思われる。
(劇場版ネタバレ注意→)
一時的に黎斗がゲムデウスマキナ内に潜伏し、ゲムデウスマキナを抑えつけていた時、黎斗の落としたプロトオリジンは宝生永夢が所持していた。
ゲムデウスマキナ=ジョニー・マキシマに利用されていた星まどかの容態が現実世界で悪化したため、鏡飛彩の助手として永夢は手術に臨むのだが、バグスターウイルス感染症が悪化し手術を行える状態でなくなった際に、永夢はプロトオリジンを起動のみ行う。アンチバグスターエリアを発生させる用途でのみ使用され、これにより症状が安定、手術は無事に成功した。
(ネタバレここまで)
ゾンビアクションゲーマーレベルX-0(エックスゼロ)
《ガッチャーン! レベル・アァップ!》
《マイティ・ジャンプ! マイティ・キック! マイティ~アァクショォ~ンッX!》
《アガッチャ! デンジャー! デンジャー! デス・ザ・クライシス! デンジャラスゾンビ!》
身長:205.0cm
体重:115.5kg
パンチ力:81.9t
キック力:88.8t
ジャンプ力:ひと飛び66.6m
走力:100mを1.4秒
レベル0の状態でデンジャラスゾンビガシャットを回収したことにより、再び同ガシャットを使用可能になったことにより生まれた形態。名前は似ているがバンナム関連作品の某X-Ωと関係はない。
プロトオリジンと併用してゲーマドライバーで変身することがゾンビゲーマーレベルXとの相違点。
レベルはベースとなるゾンビゲーマーレベルX(エックス)に、オリジンのレベル0を加えた「レベルエックスゼロ」。
ゾンビゲーマーレベルXを上回る基礎性能に加えレベル0の弱体効果はそのまま所持している。
なお、本来デンジャラスゾンビガシャットはゲーマドライバーで使うと使用者は多大なダメージを受けるのだが、ゲンムは問題なく使用している。(レベル0のバグスターウイルス抑制効果によりデンジャラスゾンビのウイルスも抑制しているため安全に使用できるのでは、と推測されている)
ゾンビゲーマーに備わっていなかったライダーゲージが復活しており、実質不死身では無くなった。
またダメージ無効化なども完全には機能しておらず、大打撃を受けるとGAME OVERとなる。
しかしオリジンの効果により、残機を使いコンティニューして即座に戦線に復帰することが可能。
アンチバグスターエリアに加え上記のコンティニュー機能、ゾンビゲーマーに備わっている「デッドリージャマー」や相手の能力低下、幻惑・麻痺攻撃等も搭載。
無制限に死ねることは無くなったものの、純粋にレベルアップしたことに変わりはなく本当に厄介な存在となっている。
ただし非常に紙装甲であり、他のライダーが死なない程度のダメージでも簡単に死ぬのが最大の弱点。
設定上、防御力強化効果はプロトオリジンで変身する形態から削られており、よく死ぬ理由をだいたい察することができる。
ちなみにライダーガシャットは仮面ライダーに変身するガシャットはライダーのアイコンが基盤に描かれ、レベルアップで使用するガシャットは背景が基盤に描かれるのだが、この形態は変身用のガシャット2つで変身する為ウインドウにはゾンビアクションゲーマーのゲンムの前にアクションゲーマーのゲンムが被って出しゃばるといういかにも目立ちたがり屋のこの男らしいウインドウとなっている。
例外的に、ハイパームテキガシャットの10秒間使用可能な無敵モードを使用するためにスロット2をデンジャラスゾンビからハイパームテキに差し替えたことが何度かある。
また、映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』ではある事情から、「仮面ライダービルドガシャット」をプロトオリジンの代用品として使用している。
なお、意外なことにこの形態では一度もキメワザを発動しなかった。
スピンオフ等で登場する形態
プロトスポーツアクションゲーマーレベル0
身長:205.0cm
体重:104.4kg
パンチ力:69.7t
キック力:79.2t
ジャンプ力:ひと飛び68.1m
走力:100mを1.3秒
黎斗が変身したわけではないが、ゲンムの形態の一つであるため記載。
ハイパーバトルDVD『[裏技]仮面ライダーレーザー』において、ゲーム内セキュリティプログラムとして登場。
通常のスポーツアクションゲーマーとの差異は、頭部の追加装甲がなく、追加装備の色がモノクロになっているところ。
ウィザードゲーマーレベル1
《レッツ・ライド! ムッチャ・ライド! メッチャ・ライド! ワッチャ・ライド!?》
《アイム・ア・レジェンドライダー!》
スピンオフ『仮面ライダーゲンム』に登場。黎斗が仮面ライダーウィザードのデータを基にして作った「マジックザウィザードガシャット」によって変身したレジェンドライダーゲーマーとしてのゲンムの姿。
見た目はレベル1の姿にウィザードフレイムスタイルのマスクという姿で、すぐにレベルアップしてしまった。
ウィザードゲーマーレベル2
《ガッチャーン! レベルアァップ!》
《シャ・シャ・シャバドゥビタッチで変身! プリーズ! マジックザウィザード!》
身長:198.0cm
体重:90.0kg
パンチ力:4.5t
キック力:7.3t
ジャンプ力:ひと飛び35.0m
走力:100mを5.0秒
ウィザードゲーマーのレベル2としての姿。
ウィザードと同じくローブのヒラヒラが特徴。仮面ライダーウィザードの力を使って戦う事ができる。
変身BGMの曲調はドレミファビートレベル3のものと同一。
この項目は、Vシネマ『アナザー・エンディング』 そしてTTFCコンテンツ『仮面ライダーゲンムズ』 それぞれのネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
ゴッドマキシマムゲーマー レベルビリオン
「思い知るがいい。最高神の力を」
《マキシマム・ガッシャットォ!》
《ガッチャーン!》《不滅(フゥゥメェェツゥゥ)!!》
《最上級のかぁみの才能ゥ! クロトダァァァン!! KUROTO DAAAAAAN!!》
《ゴッドマァキシマ~ム・エェェェェクスッ!》
身長:256.0cm
体重:256.0kg
パンチ力:自由に設定可能
キック力:自由に設定可能
ジャンプ力:自由に設定可能
走力:自由に設定可能
Vシネマ『仮面ライダーエグゼイドトリロジー アナザー・エンディング』に登場する「ゴッドマキシマムマイティXガシャット」で変身したゲンムの更なる形態。
本編終盤で「ドクターマイティXXガシャット」を開発している最中、他にも開発中のガシャットがいくつか存在していたが、その中にゴッドマキシマムの原型と思われるマキシマムガシャット型のガシャットが存在していた。
悪乗りが過ぎる音声だが、他のガシャットの一般ボイス同様ボイスは影山ヒロノブが担当する。檀黎斗という名は捨てたんじゃなかったのか。
音声やガシャット形状同様、その姿はエグゼイド・マキシマムゲーマーレベル99のゲンム版。
黒いマキシマムゲーマの中にはゲンムレベル0が収まっている。
エグゼイド同様ガシャコンキースラッシャーも使用可能であり、中身のレベル0も今まで行わなかった毒霧攻撃を披露している。
その唯一にして最大の特殊能力は、「ムテキに匹敵する」と喧伝されていたマイティクリエイターVRXの発展版ともいえる機能。変身者の黎斗が思い描くゲームを現実に起動し、文字通り世界を変える能力である。
貴利矢や正宗と対峙した際は、新たなゲーム「コズミッククロニクル」を起動。これにより宇宙を自在に操ることができ、太陽光を収束しての熱線攻撃、大量の隕石の即時召喚、月に無限拳を伸ばして掴み、その月で敵を殴りつけるなど、他を寄せ付けない圧倒的なパワーを誇る。「宇宙は時の概念を歪める」という理屈でポーズすら攻略するゴッドマキシマムは、黎斗が望めば立ち塞がる全てを叩き潰すことが可能。
舞台『ファイナルステージ』の設定を適用すれば、「ハイパームテキ」を開発した黎斗ならば、理論上あのムテキゲーマーすら真正面から倒せる可能性がある。それを「ゲームをプレイしてもらう」ことを目的とした黎斗がどこまで行うかはさじ加減ひとつなのだが。
レベルは「ビリオン」。bilion=10億。レベル差が戦闘に色濃く表れるエグゼイド世界においてこの理不尽な数値は、レベルの存在する形態の中で比較しようもないダントツ一位であり、貴利矢にも「レベルなんてお前のさじ加減ひとつだろうが!」と突っ込まれている。
エグゼイドムテキゲーマーやクロノスとは違う意味で、レベルの枠を大きく逸脱した存在である。
ただしこのビリオンは、「virion=完璧な形と機能を備えたウイルス」の意味も持ち合わせる可能性がある。
そうなれば、不完全体のバグスターとして登場している黎斗はまさか……?
ガシャットの必殺技は「ゴッドマキシマムクリティカルブレッシング」。
ブレッシング=神の恩恵・天恵・祝福。即ち「神の恵み」である。
補足:ゾンビクロニクル
『アナザー・エンディング』ではもう一つ、ゴッドマキシマムで制作したと思われるゲームが起動している。
それが人類をパニックに陥れた「ゾンビクロニクル」である。
その名の通り、「ゾンビゲーマーレベルX」と「仮面ライダークロニクル」それぞれの機能を流用した作品。
自身が召喚し、街に放たれた大量のゲンムゾンビゲーマーが敵となり、「ゲンムの攻撃にやられると、感染能力を持つゾンビバグスター化する」「どんな手段でもいいので、ゲンムを倒すことで、バグスターウイルスで消滅した人々がランダムにバグスターとして復活する」というルール。
以下ネタバレ注意→[ゲームとして世に放たれたゾンビクロニクルだが、街は未曽有のパニックに陥り、誰も外に出なくなってしまう。
黎斗渾身の「ゲーム」、そして消滅した人々に対する黎斗なりの「人類への究極の救済」。
しかしそれは誰にも理解されず、ただの凶悪犯のバイオテロとして対処され、人々は街から消えていった。
ゾンビクロニクルをプレイさせ、母・檀櫻子を復活させるために復活させた父・檀正宗にすら、その思想を全否定される。
一般人と決定的に違う、「生きていてはいけなかった存在」であるゲームクリエイターの天才は、あれほど己を貫いていた彼でさえも、「時代に合わなかった」と己なりにそれを呑みこんでしまう。
自身に立ち向かってくれる存在だった宝生永夢は、アナザーパラドの闇討ちにより入院中。
正宗を再殺し、本当に孤独になってしまった彼の目の前に現れたのは……もう一人、曲がりなりにも自身に向き合ってくれた男、九条貴利矢だった。]
この開発思想、そして『平成ジェネレーションズFINAL』での関わりから推測すると、黎斗にこのゲームを着想させたのは最上魁星ではなく山ノ内御成である可能性がある。
仮面ライダーゲンム 無双ゲーマー
《ゲンム無双!!》
《無双ガッシャットォ!》
《ガッチャーン!》《レベル・アァップ!》
《掴み取れ栄光のエンディング!》
《漆黒の天才プレジデント!》
《グレード無双(ム・ソ・ウ)! ゲンム!!》
TTFCコンテンツ「仮面ライダーゲンムズ スマートブレインと1000%のクライシス」にて
檀黎斗が変身するまさかまさかの強化形態である。
「PRESIDENT」のヒューマギアプログライズキーによりヒューマギアのボディを持って再誕した黎斗。しかし天津垓のヘッドハンティングを拒否し、それどころかアークの知能をラーニングし「幻夢無双ガシャット」を生成し変身した。
エグゼイド ムテキゲーマーと同じくレベルの概念が存在しない。サウザンドアークの力を凌駕し、さらにポーズの力も使用可能。まさしく無双の力を持ったライダーである。一方で変身者自身はヒューマギアのボディであるため、充電が切れると行動不能になる弱点もある。
関連動画のデータ収集…最終段階に入る。
関連商品で人々を救うことができるかは…君達次第だ!
神の恵みをありがたく受け取れェ!
プレミアムバンダイにて、作中での彼の色々な意味での活躍シーンを加味し、「変神ベルト DXガシャコンバグヴァイザーⅡ 新檀黎斗ver.」の発売が決定した。6月9日予約開始だと……私を焦らすな!ちなみに一時受注の発送は10月。6月9日予約開始10月発送という数字の羅列に、ネタのためにわざわざスケジュールを組んだのではないかという疑惑がある。
また、変身ではなく変『神(しん)』であり、通常の会議を飛ばし30分で商品化が決定した経緯を持つなど、公式にもネタとして愛されていることが垣間見える。
商品内容も新檀黎斗のセリフ60種類以上収録、画面に閉じ込められた新檀黎斗の画像プリントに加え、コンティニュー音(鳴るのは98回まで、99回目はゲームオーバーのみ鳴り後はリセットまで反応なしという細かさ[2])、劇中同様のポーズ機能キャンセルギミック、そして何より彼のテーマソング主題歌EXCITE収録という、神の恵みそのものと言っていい出来である。そのコンセレ並みのクオリティと彼の人気ゆえか、アクセス集中で受注開始サイトが重くなったり、たった4日で一次受注が終了した。
さらに『劇場版仮面ライダーエグゼイド トゥルーエンディング』プレミアム前売りチケットには、新檀黎斗が変身に用いる「プロトマイティアクションXオリジンガシャット」が特典として付属。放送後の告知では本編同様のテンションでプロモーションを行い、ファンをEXCITEさせた。チケットは3万個(同時発売のキュウレンジャーのキュータマの二倍)用意していたが、発売初日でほとんどがはけてしまった。
そして集大成として、本編終了後の『仮面ライダーエグゼイドトリロジー アナザー・エンディング』のコンプリートボックス、或いは『仮面ライダーパラドクスwithポッピー』の限定盤において、ゲンム版マキシマムガシャットといえる「ゴッドマキシマムマイティXガシャット」が付属することになった。もうお前神でいいよ。
詳しくは →神の恵み
その後なんの悪戯か、檀黎斗として中の人がS.H.Figuarts化される事が決定した。
『新檀黎斗 ~新たな哀と楽~』と『檀黎斗神 ~神の喜と怒~』の2バージョン同時発売で、商品名になぞらえて『新』には「哀」と「楽」の、『神』には「喜」と「怒」の交換用の顔が付属し、さらに『神』の方は「神の復活台座」と称して例の土管が付属するという、もう「これでもか!」と言うほどの内容となっている。で、やっぱり岩永氏は宣伝していた。
因みに、中の人がSHF化するのは本郷猛が初だが、無論平成ライダー内ではこれが初となる。
更にはゴッドマキシマムゲーマーがエグゼイドマキシマムゲーマーを差し置いてのSHF化という事態まで発生。
もう財団Bは全員檀黎斗教信者なんじゃないか?
データ収集のためのテストプレイヤーとして関連項目を利用させてもらった。
全ては究極のゲームを作るため!
- 仮面ライダーエグゼイド
- 檀正宗(父親。当初はゼロデイの容疑を被せていた)
- 宝生永夢(客兼協力者。同じ姿に変身する)
- 宝生永夢ゥ!(彼に対する仕打ち) / EXCITE(仮面ライダーエグゼイド)
- 鏡飛彩(疑念を抱かれている)
- 花家大我(金を積まれてゲーマドライバーを売った)
- 九条貴利矢(彼に色々探りを入れられているので始末した。彼の遺したモノにより、後に自分が後を追うことになる)
- 小星作(幻夢コーポレーション社員。彼から生まれたバグスターを削除したり、彼にパワハラを働きバグスターウイルスを感染させたりなどした)
- バグスター(皮肉にも自身が同類となる)
- ライダーガシャット(社の制作物)
- モルモット港
- 神の恵み(ありがたく受け取れェ!)
- 謝罪するようなことなどした覚えがない
- 平成ライダーネタキャラ四天王
- 平成ライダーの登場人物一覧
- 悪の仮面ライダー
- 天空寺タケル(グレートアイザーとの決戦中に乱入、結果的に彼らゴースト勢を助けた。死んで蘇る先輩)
- 深海マコト / アラン (後日談で彼らと交戦し、後に現れた永夢が警戒されるきっかけになる)
- 山ノ内御成(映画『平成ジェネレーションズFINAL』で共演。黎斗を子供のように宥めるが、結果として『アナザー・エンディング』のきっかけになってしまった可能性がある)
- 仮面ライダービルド(彼に人違いをされ、データ収集という形で襲われる。因果応報) / 葛城巧(諸々の描写から、黎斗神を襲ったビルドは桐生戦兎ではなく葛城が変身したものと推測されている)
- 村上峡児(同じくライダーの変身システムを作ってる企業の社長兼ライダー。オルフェノクであるため、一度死を経験しているという共通点がある)
- 鴻上光生(同じくライダーの変身システムを作ってる企業の会長)
- 葛葉紘汰(映画『平成ジェネレーションズFINAL』にて共演[3]。それ以前に、彼をモチーフにしたガシャットを制作している。神先輩としてよく引き合いに出される)
- 駆紋戒斗(危険を省みず自分の体を実験台にしてパワーアップしたライダー・怪人。『仮面戦隊ゴライダー』にて、他の人物ともどもバックアップの黎斗が利用している)
- 戦極凌馬(同じくライダーの変身システムの製作者兼ライダー。データ収集に熱心、自らが携わっていないロックシードに不快感を示すなどの共通点が見られる)
- 仮面ライダープロトドライブ(主人公のアイテムのプロトタイプで変身するライダー。色合いもゲンムに似ている)
- 蛮野天十郎(怪人の協力者・生みの親であり、主人公ライダーの色違い)
- 剣崎一真(バックアップが剣崎に扮していたが、それが仇となり自分のバックアップ+ゲーム世界を破壊される)
- タイムジャッカー(アナザーオーズとしての力を与えた)
- 天津垓(「仮面ライダーゲンムズ」にて共演、ちなみに彼も社長で仮面ライダーである。)
- ザマス(ほぼ同時期かつ同じ曜日の時間帯に登場した悪役。様々な点が酷似している。)
- ワリオ(アクションゲームの主人公の色違いのライバルで不死身でありゲーム会社の社長である点が共通している。)
- 社長
- 自転車
- ゾンビ
- ゲンムのやべーやつ
- アナザーライダー
- 運営
- 土管 / 土管(マリオ)
- 過労死
脚注
- *ちなみに、ちゃんと血の色で本物と偽者が区別されている。
- *なお、リセットで残機が戻るのは後に作中でも言及された事態である
- *神と神が直接遭遇するシーンはないが、パンフレットのインタビューでは「お互いにヤケドしかねない」と判断され没になったことが判明している
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