歌ってみろ(ウタッテミロ)とは、以下のような作品に付けられるタグである。
- 一般的に歌うことが非常に困難であるとされる作品
- 内容は歌・楽曲として成立しているが明らかに歌唱には適さない作品
- 下ネタの連発など歌うのがはばかられる作品
- 昭和歌謡や懐メロなど現在の歌い手があまり歌わない作品
- 歌ってみたへの批判や皮肉などをテーマにした作品
言ってしまえば「歌ってみた」タグを茶化したもじりであるが、歌ってみたタグ登録が増え続けている現状では、ニコニコ動画内の歌い手への挑戦とも取れる。
概要
純粋に歌うことが難しい曲
オペラの難曲など、歌曲として作られ、実際にプロのオペラ歌手などによって歌われてもいるが、その難易度が非常に高く、特殊な訓練を受けていない素人にはとても気軽に「歌ってみる」ことは不可能であろうとされる楽曲。
もちろんこのような楽曲を歌う人は少ないだろうが、これらの楽曲にこのタグが付けられた場合には、純粋にその曲を歌ってほしいという期待よりも、どうせ無理だろうという挑発的な意味合いや、間接的にその曲の難易度の高さを表しているものと思われる。
歌唱には適さない作品
前項とかぶる部分もあるが、特徴として「奇声や超高音域が続く」「歌詞を口に出来ない」「曲自体が長すぎる」「テンポがすごく速い」「そもそも歌として作られた作品ではない」などがある。
歌とは無縁だった作品を用いたMADや、生身の人間では不可能な歌唱をVOCALOIDによって実現した作品が多くみられる。
実際に歌っちゃった人の動画には、その栄誉を称え「何故歌ったシリーズ」「何故歌えた」のタグが贈られる場合もある。
下ネタなどの連発
もともとの作品を作っている人はPCでヘッドホンをしていれば外部に音が漏れることはなく、家族や近所に聞かれる心配はない。
しかし、そうした作品を歌う場合には声に出さなければならないため、自宅で収録している場合には家族や近所に聞かれてしまう危険性がある。また、カラオケボックスなどの収録でも隣室に漏れてしまう可能性がある。そこで「そうした危険を顧みずに歌えるかな?」ということでこのタグがつけられることが多い。
懐メロなど
ニコニコ動画ではアニソンやVOCALOIDオリジナル曲を歌う人は多いが、懐メロや昭和歌謡などに関しては歌う人が極端に少ない。そこで名曲とされる楽曲のオフボーカル動画などが上がるとこのタグをつけることでそうした状況を揶揄する人も存在する。
なお、自作のカラオケであれば、原盤権には触れないため、JASRACなどと包括契約をしているニコニコ動画で歌唱動画をアップロードするのは問題がない。
歌ってみた批判
歌ってみたからメジャーデビューしたプロ歌い手が登場するなど、注目を集める一方で様々な不祥事や問題点が日々指摘されている。こうした内容を直接あるいは間接的に風刺した作品もまたニコニコ動画では多数発表されている。こうした作品を歌うことは自己否定にもつながるため、「どうせ歌わないんだろう?」という皮肉を込めてこのタグが付けられる。
こうしたテーマの作品はあまり歌われることはないが、まれに多くの歌い手によって歌われることもある。
関連動画
関連項目
- 歌ってみた
- 歌ってみたい
- 歌ってみて
- 歌い手募集中
- VOCALOID
- 何故歌ったシリーズ
- 何故歌えた
- MAD動画を歌ってみた
- 滑舌バイバイ
- 歌いたいけど歌痛い
- 歌うな危険
- 謳えない丘
- みんなもうたってみよう
- 踊ってみろ
- 演奏してみろ
- 語ってみろ
- 確かみてみろ!
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