武装錬金とは、週刊少年ジャンプに連載されていたSFアクション漫画である。
作者は和月伸宏、ストーリー協力に黒崎薫。ジーベック制作でアニメ化もされている。
概要
本作品は2003年から連載されていたが、2005年に打ち切りにて連載終了を迎える。しかし赤マルジャンプに2度の完結編が掲載され、その後さらにドラマCD化、アニメ化、ゲーム化、ノベライズ(ストーリー協力の黒崎薫による)と、連載終了後にさまざまなメディア展開をした珍しい作品である(アニメ化の報を聞いた際の作者・和月伸宏のコメントは「今更ァ!?」であった)。
アニメ製作時には既に連載が終了していた為、アニメも比較的原作に忠実にすっきりと終了している。
ニコニコ動画においてはアニメ主題歌「真赤な誓い」やライバル役「蝶人パピヨン」などが有名。秀逸なMADが数多く作られ、まだまだ熱狂的なファンがいることがうかがい知れる。
連載当初はアンケート人気などがあまり振るわず、前述の通り打ち切りとなってしまった作品であるが、わかりやすい王道少年漫画的なストーリー、パピヨンやキャプテンブラボーといったインパクトのあるキャラクター造形などには連載中から固定ファンを掴んでおり、インターネット上などでは(いつ打ち切られるのかと言う話題も含め)、比較的話題性の強い作品だった。
BS11で再放送され、DVD-BOXも発売された。
文庫版では新規描き下ろしストーリーが毎巻収録されるなど、打ち切り作品ながらその人気の凄まじさが伺える。
王道的展開の元は色々な作品からのオマージュが多く、代表的なものとして第一話のストーリーは初代ウルトラマンのオマージュである。
あらすじ
主人公の武藤カズキは、ふとした事から人外の怪物「ホムンクルス」に心臓を貫かれて殺されてしまう。
しかしそれを不憫に思った「錬金の戦士」津村斗貴子は、カズキの心臓の代用品として「錬金の戦士」の武器である「核鉄」を埋め込み、彼を蘇生させる。
この時、カズキに埋め込まれた核鉄LXX。形状は突撃槍「サンライトハート」。
この事から武藤カズキは、核鉄を武器……武装錬金として操る能力を得る事になり、持ち前の優しさから自分の街に潜む「ホムンクルス」達と戦う斗貴子に協力する事を決意する。
ホムンクルスと戦っていく中、ライバルであるパピヨンこと蝶野攻爵や、師となるキャプテンブラボーらとの出会いを経て、一人前の「錬金の戦士」として成長していくカズキ。
しかし、カズキの蘇生に用いられた核鉄には斗貴子も知らない「ある秘密」があり……。
主な登場人物
関連動画
関連項目
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