死徒二十七祖とは、TYPE-MOON作品に登場する吸血種(死徒)たちの頂点に位置するモノ達の総称。
概要
深刻な吸血衝動を持つ「真祖」が衝動を抑えるために用意した人間が元とされている。
真祖によって血を吸われた人間は大抵の場合死亡してしまうが、肉体のポテンシャルが高い者や吸血鬼としての適正が高い者は「死徒」となり、他者の血を吸うことで肉体が劣化しなくなる吸血鬼となった。
他者の血を吸い、自身の血族を増やすことで力を付けていった死徒たちの中から、真祖の支配から逃れ始めるモノ達が現れる。その中でも最古の27人を死徒二十七祖と呼ぶようになった。
月姫やFateの時代にはすでに聖堂教会や魔術協会、果ては同族である死徒の手によって滅ぼされてしまった祖が存在している。
二十七祖の座は奪い取ることも、正統に子孫が継承することも可能で、空席になった祖の座もいずれは埋まるようになっている。
ナンバーがどういう基準で付いているかは不明。少なくとも戦闘能力順でないことだけははっきりしている。
順位の並びは、第十六位のグランスルグ・ブラックモアが二十七祖の中でもトップランクに位置するとされていることから順位と実力は必ずしも一致していないが、上位の十名に関しては通常の概念では打倒し得ない存在とされている。
しばしば議論の的となるサーヴァントとの実力差だが、ただこの疑問について奈須きのこが過去三回発言している。
要約すると
一度目は「二十七祖のほぼ全員が平均的な宝具(能力が数値化可能なBレベル宝具)を持ったサーヴァントとガチンコできる」
二度目は「相性もあるがサーヴァントやや有利。特に三騎士クラスは安心して見守れる」
三度目は「どっちもどっち。互いに殺す手段はあるので状況次第」
このようになっている。
結局のところは相性や状況次第で勝敗は変わってくるとのこと。
二度目の発言についてはこの文の後でセイバーやランサーがエクスカリバーやゲイ・ボルクを持つことを前提とした文章になっており、またFate/zeroなどの別シリーズが何も出ていない頃の話であるため、第五次聖杯戦争のサーヴァントとの比較を語っているという見解がある。
ただし、第一位と第五位に関してはそもそも規格外の存在であるためサーヴァントでも太刀打ちできないとされる。
月姫側の「人理を否定する力が強い」世界においては存在するものの、Fateシリーズ側である「人理を肯定する力が強い」世界においては枠組みが存在せず、皆 上級死徒のレベルに留まる。
死徒二十七祖一覧
1/プライミッツ・マーダー
"ガイアの怪物"。白い魔犬。人類に対する絶対的殺害権を持つ。
死徒二十七祖 第九位のアルトルージュ・ブリュンスタッドに従っている。
元々は血を吸わなかったプライミッツ・マーダーが血を吸うようになったのはアルトルージュを真似たため。
二十七祖に数えられているが死徒ではない。
本来プライミッツ・マーダーを制御するには七騎の守護者が必要とされている。
(冬木市のサーヴァントシステムはこれを参考としたものである)
2/the dark six
"闇色の六王権"。最古の死徒だが現在蘇生中。
これが復活した暁には全ての死徒を束ねるとされている。
月姫の続編とされている「the dark six(仮称)」では、この死徒の復活、もしくは完成を目論む二十七祖達と
聖堂教会、魔術協会、そして真祖の姫を巻き込む大戦となる、らしい・・・。
詳細は不明。
3/朱い月のブリュンスタッド
"タイプ・ムーン"、"月のアルティミット・ワン"とも呼ばれる、全ての真祖の原初たる存在。
人類の誕生で危機感を持った星(地球)に対し、自分がアナタを守ろうと持ちかけたことで地球に迎え入れられた。
しかし、実際の目的は滅んでしまった自身の星、つまり月の代わりに地球を手に入れることであり、
いずれは地球(ガイア)と人類(霊長・アラヤ)の双方から粛清されることを予見し、自身の器となる「真祖」を生み出すシステムを作り上げる。
だが生まれてくる真祖はどれも欠陥品であり、満足のいくポテンシャルを持った「アルクェイド」が誕生する頃には、
魔道元帥ゼルレッチによって滅ぼされてしまっていた。
現在は空席だが、月姫・Fateの未来の話である『鋼の大地』では最後に人類の前に現れ正体を明かすとされている。
4/キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
"宝石翁"、"魔道元帥"、"カレイドスコープ"等の異名を持つ、現存する魔法使いの一人。
第二魔法【平行世界の運営】を行使することが出来る。
かつて「気に入らない」という理由だけで朱い月のブリュンスタッドに喧嘩を売り、そのまま倒してしまった規格外なお方。
性格は空条承太郎に似ているとかなんとか・・・。
朱い月の「月落とし(字面まんまの技と思われる)」を「宝石剣ゼルレッチ」により防いでいる。
しかし、その戦いで朱い月に血を吸われたため死徒となってしまった。
現在は全盛期ほどの魔法を行使することは出来なくなっているらしい。
魔法使いは基本的に世俗に現れないとされているのだが、たまにふらりと現れては弟子を取り破滅させている。
結果としてゼルレッチの系譜の魔道の名門も存在してるが未だに魔法へ至っていない。
ちなみに『Fate/stay night』の遠坂凛はゼルレッチの門下である。
アルクェイドとは幼少の頃に出会っており、「ゼル爺」と呼ばれている。
カレイドステッキやケータイさんを作ったのもこの人である。
5/ORT(オルト)
"タイプ・マアキュリー"、"水星(?)のアルティミット・ワン"。攻性生物として次元違いの能力を誇る。
西暦より以前に南米に落下したとされている。
彼(?)が落下した地点には大きなクレーターが出来ており、その地で固有結界「水晶渓谷」に閉じこもったまま約束の時まで眠っている。
全長はおよそ40メートルほど。外見は蜘蛛に似ているが、UFOモード、ビーストモードに変形することが可能。
かつて前五位の祖が無謀にも捕獲しようと挑んできたためそれを秒殺、撃退している。
吸血種としての性質を持っていることが判明したため、そのまま第五位の座を冠することになる。
あらゆる環境に耐えうる外殻を持ち、その外殻は地球上のどんな物質よりも鋭く硬い。
さらに"死の概念"を持っていないため、直死の魔眼でも倒すことが出来ないという"どうしようもない絶望"。
プライミッツ・マーダーと同じく死徒ではない。言ってしまえば宇宙怪獣である。
6/リィゾ=バール・シュトラウト
"黒騎士シュトラウト"。魔剣ニア・ダークを持つ。
黒の吸血姫アルトルージュの護衛その1。時の呪いを病んでいるため不死。
二十七祖の中でも最古参の一人。
7/腑海林アインナッシュ
"思考林"。かつては催眠暗示の固有結界を持つ魔術師あがりの死徒。
アルクェイドによると最古参だったが、彼女とレンのマスターによって滅ぼされ、その先代のアインナッシュの血液を摂取した吸血植物が死徒化したモノ。
その様はまさに動く森であり、領域に入った者を見境無く襲い吸血する。
この事実は長い間知られていなかったため、動く森はアインナッシュの固有結界であると考えられていた。
後に殺人貴やシエル、メレム・ソロモンらの手によって滅ぼされた模様。
8/フィナ=ヴラド・スヴェルテン
"白騎士ヴラド"。アルトルージュの護衛その2。"吸血伯爵"の異名を持つ。
美少年趣味で同性の人間からしか血を吸わないというアッー!な死徒。
同じ二十七祖のリタ・ロズィーアンとは犬猿の仲だといわれている。
ここまでの設定だけなら単なるイロモノキャラだが固有結界「パレード」をもって、二十七祖十四位のヴァン=フェムの
七大ゴーレムのひとつ「マトリ」を攻め落としているあたり実力はある模様。
9/アルトルージュ・ブリュンスタッド
"黒の吸血姫"。血と契約の支配者。
真祖と死徒の混血であり、誕生したての頃は安定していなかったため朱い月の器としては不適格とされていた。
見た目は14歳ほどの少女だがアルクェイドの姉であり、かつて妹と戦った際に「長髪」の概念を奪っている。
ワラキアの夜ことズェピアに力を与えたのも彼女であり、物語の裏側で度々暗躍している。
外見は遠野秋葉に似ていて、2段階変身が可能。
月姫2ではヒロイン候補の一人だとか何とか噂されているが、さて・・・。
ガイアの怪物プライミッツ・マーダー、黒騎士シュトラウト、白騎士ヴラドを従えているため、実質的な死徒たちのトップ。
ロアには「ある意味朱い月以上の怪物」と評価されている。
第二十位のメレム・ソロモンや第十六位のグランスルグ・ブラックモア、第十七位のトラフィム・オーテンロッゼから嫌われており、命を狙われているが、アルトルージュはメレムを気に入っている。
10/ネロ・カオス
"混沌"。体内に666の命の因子を渦巻かせている獣の群れ。
元々はフォアブロ・ロワインという名の魔術師で、永遠を追い求めているうちに吸血種となった。
滅ぼすには666の命を一度に奪い去る必要があるため、本来なら全力のアルクェイドでも倒しきれない存在。
同じ二十七祖のトラフィム・オーテンロッゼが提案した「真祖狩り」に賛同し、アルクェイドを追って日本の三咲町にやってくる。
ホテルの人間を皆殺しにした後、アルクェイドと遠野志貴を相手に圧倒するも、直死の魔眼という規格外の存在に出会ってしまったことで、頭に血が上り突進。直死によってネロ・カオスという存在そのものを"殺され"消滅した。
元々は学者であったため、戦闘面の知識とセンスが乏しかったことが敗因だったといえる。
11/スタンローブ・カルハイン
"捕食公爵"。"街食うモノ"。第一の亡霊(スタンティア)。
すでに肉体は聖堂教会の手によって滅ぼされているが、残った怨念が周囲を破壊する力として残っている。
存在濃度が完全に消滅するまで後二百年ほどかかるというハタ迷惑な死徒。
オシリスの砂が行ったような規模の魔術式が起動した場合、引き寄せられてやってくるらしい。
12/―――
13/?????
"タタリ"。"ワラキアの夜"。
誰も見たことが無いのに存在するとされていた死徒。
アトラスの錬金術師「ズェピア・エルトナム・オベローン」が人類滅亡を回避するために死徒となったその成れの果て。
第六法に挑むが失敗し肉体が消失。しかし事前にかけていた保険(アルトルージュと契約するなど)の効果でシステムに留まることには成功し、「タタリ」という現象として具現化するようになる。
アルトルージュとの契約は「千年後の朱い月(二十七祖の朱い月のことではない)」が現れることで終了する。
後継者としては「オシリスの砂」がいる。
14/ヴァン=フェム
"魔城のヴァン=フェム"。"財界の魔人"。
最古参の死徒の一人で、財界に人としての顔を持つという稀有な存在。
魔術師上がりの死徒で、巨大な物を作らせたら右に出るものはいない人形師。
七大ゴーレム「魔城」を想像する。
本名は「ヴァレリー・フェルナンド・ヴァンデルシュターム」。
最近のマイブームは「エコロジー」で、悪化していく地球環境に憂いを抱いているらしい。
Fate/stay nightから数年後の頃にはモナコでカジノ船のオーナーをやっている模様。
衛宮士郎が彼のカジノ「フェムの船宴(カーサ)」に参加することが語られている。
かつて白騎士ヴラドと戦争になった際に、「第五城マトリ」を攻め落とされたためアルトルージュ派を嫌っている。
アルトルージュ派と対立しているトラフィム・オーテンロッゼとは同じ最古参の死徒であるが、考えが古臭いからと嫌っている。
しかし、トラフィムが主催する第六の儀式に資本出資という形で協力はしている。
15/リタ・ロズィーアン
"芸術家のお嬢様"。典型的なお貴族様吸血鬼。先代の祖から正統に座を継承している。
下克上上等なこの世界ではむしろ珍しいケースな気がするのは気のせいなのだろうか・・・。
祖の中でも突出した趣味をしており、同性愛者でふたなりが好き。
21位のスミレとは親友で、殺し合う仲(いわゆる殺し愛)。フィナとは相容れない。
魔法使いの夜にて、ポスターに「義眼、眼鏡の専門店ロズィーアン」と書かれているシーンがある。
また「魔眼蒐集列車」もロズィーアンなる死徒の所有物。
16/グランスルグ・ブラックモア
"黒翼公"。"月飲み"。魔術を極めて死徒になった。 固有結界「ネバーモア」を有する。
生前は鳥という存在を溺愛する優秀な魔術師だったのだが、ある時朱い月に戯れで挑まれ敗北する。
これといって強力な魔術を持つわけではなかった為あっさりと殺されるかと思いきや、とある偶然により一命を取り留める。
その偶然を良しとした朱い月に自分付の魔術師になるように命じられ、仕えるべき主にふさわしい姿になるために自身の姿を鳥のように変貌させていった。
吸血鬼に血を吸われた人間はグールやゾンビになるが人の形を保っているのに対し、グランスルグに血を吸われた者は鳥の頭と翼を持つ化け物へと変貌してしまう。
それゆえに他の死徒達からは優雅さに欠けるとして蔑まれているのだが、彼からすれば人の姿の方が優雅ではないと思っているのだとか。
16位という位に反し、その実力は月姫2の中でも上位陣に食い込むとされる。
メレムとは朱い月に忠誠を誓った者同士仲間であり、アルトルージュを嫌い、アルクェイドを擁護する。
しかしメレムの忠誠は恋慕を交えた感情であり、これはグランスルグにとって度し難い不忠である。
月姫2では二人が争い、メレムが死亡することが臭わされている。
17/トラフィム・オーテンロッゼ
"白翼公"。魔術師から吸血種となった。
黒騎士シュトラウト、魔城のヴァン=フェムらと同じく最古参の一人。
朱い月のブリュンスタッドの最初の従者であり、その血統や領土の大きさから死徒の王とされている。
が、実質的にはアルトルージュ派に遅れをとっており、お互いに反目しあっている。
ヴァン=フェムからは同じ最古参の死徒であるにも関わらず「古臭い」と言われたため険悪な関係になっている。
典型的な貴族思考の死徒であり、固有結界などの異質な能力は必要なく、ただ吸血種として優れていればいいという考えを持つ。
「真祖狩り」を提案した張本人で、ネロ・カオスが極東の辺鄙な町で滅ぼされてしまったのは結果的に彼の責任であるといえる。
古き支配者である真祖を嫌っているが始祖たる朱い月には敬意を表している。
MELTY BLOODでは姫アルクのセリフで存在に触れられている。また800年前に彼の城に二十七祖の内半数が集まったことがあり、ネロ・カオスはこれに参加している。
18/エンハウンス
"復讐騎"。先代の十八位の祖を殺したことで祖になった新参者の死徒。
その経緯から「エンハンス(片刃)ソード」と呼ばれ蔑まれている。
本来は不可侵とされている他の派閥の死徒を狩り続けている異端の存在でもある。
他の祖のように特殊な能力や身体能力があるわけではないが、基本的に消極的な死徒の中にあって精神力と行動力がずば抜けて高い。
これは彼がまだ人間性を残しているためであり、その行動力こそが最大の特長であると言える。
先代から奪い取った「魔剣アヴェンジャー」と、聖堂教会で作り上げた銃「聖葬砲典」を持つが、ヒトとしての部分が残っているために魔剣を握る右手は神経が死んでいき、死徒であるため聖銃を持つ左手は腐っていく。
砲典のメンテナンスはシエルがしているとの噂。
「月姫2/the dark six(仮)」では殺人貴と合わせて主人公だとされている。
何のために復讐をするのかは、「考えてはいけないこと」と答えている。
原作者によると、外見はまんまダンテであるらしい。
19/―――
20/メレム・ソロモン
"フォーデーモン・ザ・グレイトビースト"。"王冠"。朱い月に血を吸われて死徒になった少年。
自身が創造した四大魔獣を両手足として使役している。
死徒でありながら天敵である聖堂教会の埋葬機関に所属しているという異端中の異端。埋葬機関の第五位。
宝物コレクターであり、教会に属しているのは教会に保管されている秘宝のそばに居たいからとか。
自称ピーターパン。同僚をあっさり喰い殺すなどかなり危険な人物。
どの集団からしても裏切り者である筈だが、何故か他の祖は皆メレムを容認している。
朱い月の後継者候補であるアルクェイドに恋慕にも似た好意を寄せているが、それがグランスルグの怒りをかっていることに子どもの無邪気さゆえか気づいていない。
同じ朱い月の後継者候補であるアルトルージュに対しては「紛い物」、「黒血の月蝕姫」などと呼び、かなり嫌っている模様。もっともアルトルージュの方はメレムのことを「食べてしまいたい」と思っているようだが・・・。
ちなみに本体の少年の姿を見たことがあるのは埋葬機関内でもシエルとナルバレック局長のみである。
21/スミレ
"ウォーター・ボトル"。水魔スミレ。
流水を越えることが出来ないという吸血鬼の弱点を克服した死徒。
ずっと水の中で過ごしている自堕落な吸血鬼であり、常によっぱらっている。
しかし、陸に上がることで酔いがさめ、死徒としては唯一「空想具現化」を使用できるようになる。
その場合のスペックは上位陣に匹敵するとされる。
同じ二十七祖のリタ・ロズィーアンとは殺しあうほど仲がいいらしい。月姫2では酔って殺人貴に絡んでくるらしい。
22/―――
23/―――
24/エル・ナハト
"胃界経典"。"屈折"。変人(変態)ぞろいの二十七祖の中でも特に奇怪な死徒と言われている。
一対一であれば確実に相手を消去し、同時に自身も死亡するという心中のスペシャリスト。
蘇生には数十年の時間を要するため、現在は教会の鏡張りの牢獄に封印されている。
埋葬機関の第一位、第二位が対死徒用の切り札として、彼の胃で作られた「胃界経典」と呼ばれるアーティファクトを持ち出す場合がある。この場合事実上無敵だとされている。
25/―――
26/―――
27/コーバック・アルカトラス
"千年錠の死徒"。二十七祖きってのお笑い担当、らしい。
自身が生涯をかけて作り出した「聖典トライテン」を守るために迷宮を作ったはいいが自分自身がそこから出られなくなった。現在は南京錠の姿をしている。
ゼルレッチとは親交があるらしく、魔術師としての腕は魔法使い一歩手前なのだとか。
もしかして→ケータイさん
人間だった頃は信仰者で、神の教えと魔術の融合を目指し教会に滅ぼされた「パララララ機関」の創立者は恐らく彼。
アルクェイドが産まれた時に会ったことがあるらしく、ドラマCDでその辺りの事情を聴くことが出来る。
番外/ミハイル・ロア・バルダムヨォン
"アカシャの蛇"。"転生無限者"。アルクェイドに血を吸わせることで死徒となった魔術師。
教会側からは二十七祖として扱われているが、死徒側からは認められていないため番外扱いとなっている。
元々は信仰者であり、初代のロアは当時のナルバレックと聖堂教会に埋葬機関を設立する。
その後、「永遠」を実現するために当時から最強とされていたアルクェイドを騙して血を吸わせ、真祖であるアルクェイド直系の死徒となる。
それによって手に入れた強大な力を用いて急速に勢力を拡大したことから、死徒の姫であるアルトルージュが諌めにやってくるがこれを返り討ちにしている。
その後、教会と手を組んだアルクェイドの手によって滅ぼされるが、生前にあらかじめ選定しておいた赤子に魂を転生させる。これ以降「月姫」の時点まで18代に渡ってアルクェイドと交戦・転生を繰り返すが、遠野志貴の「直死の魔眼」によって魂を"殺され"その一生を終えた。
ネロ・カオスと親交が会ったらしく、「創世の土」の作成に協力している。
錬金術師でもあったことから同じく錬金術師であるワラキアの夜(ズェピア)とは折が合う、かと思われたが技法などの違いからむしろお互いを下に見ている節がある。
リメイク版
リメイク版月姫においては世界観設定のインフレ的な都合&キャラクターの追加がなされた為、メンツに追加・入れ替えが発生している。
死徒の階級において最高位の第Ⅸ階梯に属する27人。『原理血戒(イデア・ブラッド)』を所有し、これが無ければ祖と認められない。
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この項目は、ネタバレを含みます |
1/The………
2/…nest…
3/キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
4/Millennium Se…ata Ut…
5/ORT
6/リィゾ=バール・シュトラウト
7/腑海林アインナッシュ
8/フィナ=ヴラド・スヴェルテン
9/アルトルージュ・ブリュンスタッド
10/ネロ・カオス
11/スタンローブ・カルハイン
12/Lululily A. Pa……
13/タタリ
14/ヴァン=フェム
15/リタ・ロズィーアン
16/グランスルグ・ブラックモア
17/トラフィム・オーテンロッゼ
18/エンハウンス
19/ヴローヴ・アルハンゲリ
元第十九位ゼリア・アッヘェンバウムの眷属。第Ⅵ階梯の下級死徒でありながらアカシャの蛇の力を借りることで、主である彼女から原理を奪い十九位に代替わりした。(100年ほど前の最近のことなので聖堂教会側に把握されてなかった)
「凍結の原理」の原理を所有する。血が無ければ凍え死ぬという思い込みから発生した呪い。
死徒化前はとある王国の騎士であり卓越した技を持つ。ゼリアに与えられた概念武装である騎士槍を振るい戦う。
20/メレム・ソロモン
21/スミレ
22/クロムクレイ・ペタストラクチャ
「城、即ち王国」の原理を持つ死徒。シエルにより討伐・原理回収済み。
23/Zuckham Eri Ran……
24/エル・ナハト
25/ベ・ゼ
"剣僧"。シエルとヴローヴの剣の師匠で「死徒が死徒を殺す剣術」の使い手。
シエルにより討伐・原理回収済み。
26/Agape
27/コーバック・アルカトラス
関連動画
関連項目
- 9
- 0pt