死者蘇生とは、遊戯王OCGに登場する魔法カードである。(一部遊戯王カードWikiより引用)
概要
《死者蘇生/Monster Reborn》
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
「Vol.2」(1999年3月27日発売)で登場。『遊戯王』を象徴する蘇生カードである。
墓地に存在しているモンスターならばどんなレベルやステータスでもこれ1枚でフィールドに呼び戻してしまう強力カード。大量のカードが存在する現環境でも「とりあえず入れておこう」でも十分すぎる活躍をしてくれる。
自分の墓地だけでなく相手の墓地からでも蘇生が出来るので、相手の墓地に何が落ちているかを覚えておけば自分のデッキでは出来ない一発逆転の手もねらえる。
なお、蘇生制限を満たしていないモンスター(召喚自体を無効にされて、あるいは正規の方法によって特殊召喚されたもの以外で墓地へ行った、召喚制限を持つ・エクシーズ・シンクロ・融合・儀式モンスター、など)や特殊召喚に制限のあるモンスターは復活させる事が出来ないため、万能ではない。
その強力な効果故に禁止カードとなっていたが、2010年9月の制限改訂により約一年ぶりに再び制限カードとして復帰した。
遊戯王の蘇生カードは最初期のこのカードを基準にして何らかの制限をかけている。例えば「リビングデッドの呼び声」は永続罠で自分の墓地かつ攻撃表示でしか出せない。ただしフリーチェーンの罠カード故にバトルフェイズでも蘇生でき、奇襲・追加攻撃に使える。下位互換として作られたはずが禁止カードになってしまった「早すぎた埋葬」はライフ800が必要、自分の墓地かつ攻撃表示でしか出せない制限が課せられている。ただしコイツは装備魔法であり、しかもこのカードが「破壊」されなければモンスターは破壊されないため、「ハリケーン」で再利用したり、「アームズ・ホール」で手札にあっさり加えたり、そして何より「氷結界の龍 ブリューナク」で散々に使いまわされたため禁止にされたのである。
とまあ後続カードに色々と制限がかかっている中、この死者蘇生はこのカードだけでモンスター1体を墓地から蘇生制限や召喚制限以外の何の条件もなく特殊召喚できる簡便さで、最初期から単純に強力なカードとして君臨していたのである。
昨今高速で墓地を肥やし墓地を利用しつくすデッキが多くなっているが、このカードは相手の墓地からも選択できるため、使用方法によっては相手の戦術を崩す事が可能。これが現在制限カードに残っているメタとしての理由とされる。
関連・サポートカード
原作でメジャーなカードということもあり、同様のカードやテキストに「死者蘇生」が記載されたカードは何枚か登場している。
《マジックカード「死者蘇生」》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分か相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
このターン、この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、その効果は発動できない。
Vジャンプ(2024年3月号) 付属カードで登場。
速効魔法版の死者蘇生であり、名称ターン1と蘇生したモンスターに対して効果の発動不可・攻撃不可を付与というデメリットが存在する。最も、後者の場合は別の召喚素材やコストに使うことで事実上踏み倒すことが可能。
相手がキーカードを墓地から取り寄せる時、または《墓穴の指名者》でモンスター効果を無効化されそうな時に使うと強力。
《アンクリボー》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時にこのカードを手札から捨て、
このカード以外の自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに墓地へ送られる。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズに、自分のデッキ・墓地から「死者蘇生」1枚を選んで手札に加える
Vジャンプ(2019年4月号) 付属カードでTCG・MD未実装。
(1)の効果はバトルフェイズ時限定の《死者蘇生》。
(2)の効果は戦闘・効果で破壊された時に《死者蘇生》をサーチする効果。
《死者所生/Monster Rebirth》
通常罠
(1):モンスターが戦闘で破壊されたターンに、手札・デッキから「死者蘇生」1枚を墓地へ送り、
自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを「死者蘇生」の効果による特殊召喚扱いとして自分フィールドに特殊召喚する。
2021年10月16日発売「BATTLE OF CHAOS」にて登場。
手札かデッキの《死者蘇生》をコストに発動するタイプのものだが、使いどころが「モンスターが破壊されたターン」と他の蘇生系に比べて局面が限られている。《死者蘇生》をコストにするくらいなら《リビングデッドの呼び声》や《戦線復帰》の方が良い気もする。
以上のカード以外については、三幻神のサポートが主目的であるため割愛する。
原作、アニメにおいて
原作においても強力な蘇生カードとして知られ、多くの主要人物に使用されている。アニメではオリジナルエピソードが追加されたことで登場機会がさらに増えた。「バトルシティ編」における闇遊戯vs闇マリク戦では「ラーの翼神竜」の蘇生戦術、「戦いの儀」においては遊戯からアテムへのメッセージを込めて使用されるなど重要なキーカードを担った。
アニメGXでは、遊城十代がデッキに投入していたが3回登場した内1度しか使われず、それ以外は丸藤亮と迷宮兄弟・迷によって使われた。放映開始時点で既に禁止カードだったため、最初期しか使われなかった。
アニメ5D'sでは本編には登場しなかったが、公式サイトのデュエルワンポイントレッスンの特殊召喚の回で龍亞に勧める遊星の姿を見ることが出来る。
アニメZEXALでは九十九遊馬をはじめ多くの決闘者に使用されている。
アニメARC-Vではデュエルチェイサー227が榊遊矢との対戦で使用。その後は遊矢も使用している。
関連動画
関連静画
関連項目
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