概要
秀吉家臣団に何人かいる毛利さんの一人。なお、毛利勝永こと毛利吉政とその父親・毛利吉成の父子や安芸の毛利元就一族とは全く関係ない。
尾張国海東郡に生まれ、もとは森さんであった。父親・森高次を引き継ぎ、森勘八郎として羽柴秀吉に仕えた。ここで播磨国明石郡に天正5年（1577年）に3000石を与えられ、三木城攻めで負傷しているので、若い世代だがそこそこ古参である。
ここで、極めて有名なのが、後世『徳川実紀』に記された、本能寺の変の時に毛利輝元らのもとに和睦の人質として送られた公式設定である。ここで森高政は同音の名字を毛利輝元らから授かり、毛利高政となったとされるが、そもそも毛利と森はこの時代同じ音で表記ゆれが多々見られた、この話が書かれたのがはるか後世、といった点から、史実かは不明。
以後、賤ヶ岳の戦いなどでの武働きも知られるが、この頃から大坂城築城などでの石材運搬の奉行の任が目立つようになる。九州征伐でも渡海船奉行を担い、しだいに文武どちらもできる存在となりつつあった。
かくして、文禄の役で舟奉行として活躍。第四軍として島津義弘や毛利吉成らと渡海し、実戦も担った。ここで大友義統改易に伴い、豊後国日田郡をあてがわれたのが、毛利高政だったのである。慶長の役でも李舜臣と激戦を繰り広げて藤堂高虎に助けられ、陸戦でも宇喜多秀家、加藤嘉明、藤堂高虎らと南原城を攻略している。ところが、関ヶ原の戦いで西軍につき、藤堂高虎の助けで降伏する。
ここで、石高はそのまま、佐伯に転封されたのが、佐伯藩の始まりである。
毛利高政は栂牟礼城に変わり佐伯城を築く。なお、毛利高政は一度キリシタンとなり、棄教してしまったが、悔いて切支丹寺を築いたことで極めて有名だが、レオン・パジェスや比屋根安定の記述にかすかに見られる程度であり、キリシタンとなった時期、棄教した時期のどちらも全くの不明である。
補足
たまに出て創造で定着した後期武将の一人。中堅どころの塩梅である。
| 軍事能力 | 内政能力 | |||||||||||||||
| 戦国群雄伝(S1) | 戦闘 | - | 政治 | - | 魅力 | - | 野望 | - | ||||||||
| 武将風雲録(S1) | 戦闘 | - | 政治 | - | 魅力 | - | 野望 | - | 教養 | - | ||||||
| 覇王伝 | 采配 | - | 戦闘 | - | 智謀 | - | 政治 | - | 野望 | - | ||||||
| 天翔記 | 戦才 | 120(B) | 智才 | 68(B) | 政才 | 84(B) | 魅力 | 50 | 野望 | 51 | ||||||
| 将星録 | 戦闘 | - | 智謀 | - | 政治 | - | ||||||||||
| 烈風伝 | 采配 | - | 戦闘 | - | 智謀 | - | 政治 | - | ||||||||
| 嵐世記 | 采配 | 48 | 智謀 | 42 | 政治 | 40 | 野望 | 49 | ||||||||
| 蒼天録 | 統率 | - | 知略 | - | 政治 | - | ||||||||||
| 天下創世 | 統率 | - | 知略 | - | 政治 | - | 教養 | - | ||||||||
| 革新 | 統率 | - | 武勇 | - | 知略 | - | 政治 | - | ||||||||
| 天道 | 統率 | - | 武勇 | - | 知略 | - | 政治 | - | ||||||||
| 創造 | 統率 | 64 | 武勇 | 55 | 知略 | 58 | 政治 | 56 | ||||||||
| 大志 | 統率 | 62 | 武勇 | 54 | 知略 | 59 | 内政 | 56 | 外政 | 57 | ||||||
関連項目
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