民俗学(みんぞくがく)とは自国の人々の風習、文化を研究する学問である。
※「民族学」ではない。誤字に注意。「民族学」は「世界の諸民族の文化・社会」について研究をするもので、「自国の風習・文化」を研究する民俗学とは近接するが異なる学問分野である。
概要
研究史
日本の民俗学は柳田国男らから始まったとされており、人々の風習、文化を記録、考察することから始まった。
- 記録について
柳田国男『遠野物語』のように各地を巡り、地域の民話、怪談などを集める。
この段階では私見を交えず、記録に集中することが多いようだ。 - 考察について
柳田国男『桃太郎の誕生』のように、すでに記録された情報を整理し、
物語のつながりや意味を考える。
ちなみにヨーロッパにも民俗学が存在しているが、各国ごとに独自の発展をしてきたため、一概に語ることは難しい。
扱う分野について
民話、怪談、祭りなどを柳田は扱っていたが、後の民俗学では都市伝説なども扱うようになった。
しかし民俗学は「人々の風習」を取り扱うので、これら以外に「民具」「住居の構造」「農法・漁法・伝統工芸などの生業」「食事」「方言」など様々なものが研究対象とされている。
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関連項目
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