水戸線とは、
- 小山駅と友部駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線「水戸線」
- 東京駅(乗車:八重洲南口・降車:日本橋口)と水戸駅南口を結ぶJRバス関東・関東鉄道バス・茨城交通のバス路線「みと号」
- 高速自動車国道の路線を指定する政令において指定された東京都練馬区と茨城県水戸市を結ぶ高速道路「東関東自動車道水戸線」
のいずれかである。以下1.に関して記述する。
概要
栃木県小山市の小山駅と、茨城県笠間市の友部駅を結ぶJR東日本の鉄道路線。幹線である。
全線が単線で、小山駅付近を除き25,000V・50Hzで交流電化、小山駅付近のみ1,500Vで直流電化されている。このため、電車は交直流電車しか乗り入れができない。
全列車が普通列車で、1時間に1~2本程度走っている。日中は線内折り返しのみだが、朝夕ラッシュの時間帯には常磐線の水戸駅や勝田駅まで乗り入れる列車も設定されている。他にも、小山駅~下館駅の区間列車と、常磐線高萩駅まで直通する列車がある。
水戸線なのに「水戸駅」どころか、「水戸市」すら通らない不思議な路線となっている(水戸駅に直通する電車はある)。
元々、水戸鉄道によって小山駅~友部駅~水戸駅間の路線が常磐線より先に開業したのだが、国有化後の線路名称制定時に友部駅~水戸駅間を常磐線に編入する一方、小山駅~友部駅間は水戸鉄道由来の水戸線と名付けられた。
その後、区間や路線名の変更が行われないまま、今日まで路線名で名乗っている場所を経由しない路線となっている(同様の例に、奈良県内に路線がないJR西日本の奈良線がある)。
水戸鉄道による開業前には常総鉄道(常総線を開業した会社とは別)とのルートの綱引きが行われた経緯がある。
駅一覧
電化方式 | 駅名 | 乗り換え路線 | 所在地 | ||
---|---|---|---|---|---|
直流 | 小山駅 おやま |
JR東日本 | 東北新幹線・両毛線 宇都宮線・湘南新宿ライン |
栃木県 小山市 |
|
交流 | 小田林駅※ おたばやし |
茨城県 | 結城市 | ||
結城駅 ゆうき |
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東結城駅※ ひがしゆうき |
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川島駅 かわしま |
筑西市 | ||||
玉戸駅※ たまど |
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下館駅 しもだて |
真岡鐵道 | 真岡線 | |||
関東鉄道 | 常総線 | ||||
新治駅 にいはり |
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大和駅※ やまと |
桜川市 | ||||
岩瀬駅 いわせ |
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羽黒駅 はぐろ |
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福原駅 ふくはら |
笠間市 | ||||
稲田駅 いなだ |
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笠間駅 かさま |
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宍戸駅※ ししど |
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友部駅 ともべ |
JR東日本 | 常磐線 | |||
常磐線 水戸方面へ一部直通 |
使用車両
付属編成の5両編成のみ入線。2021年3月13日ダイヤ改正よりワンマン運転を開始。
過去の主な使用車両
- 403系・415系・415系1500番台
- 最後まで残った1500番台のステンレス車体の4両編成は2016年3月26日ダイヤ改正で引退した。
- E501系
- 交直セクションでの故障が頻発したため2018年に撤退。
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関連項目
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