概要
肉や野菜などの具材を、湯やだし汁で煮て、ポン酢などにつけて食べる鍋料理で、
福岡県・博多の名物料理として知られている。
主に博多を中心とした九州地方と、関西地方でよく食べられるが、
そのふたつの地方では調理法が異なる。
九州では、鶏がらや鶏肉からとっただし汁で、鶏のぶつ切り肉やミンチ、野菜、豆腐、きのこなどの具材を煮て、
ポン酢などで食べられる。
白濁した濃厚なだし汁が特徴で、だしを薄めないために、白菜ではなくキャベツを入れて食べることが多い。
また、薬味としてはゆずごしょうがよく使われる。
一方関西では、昆布のだし汁を使うのが一般的で、鶏肉だけでなく、豚肉や牛肉、魚などを使うこともある。
九州地方と同様ポン酢で食べることが多いが、ごまだれで食べることも。
野菜には白菜、水菜、春菊などが使われ、薬味は紅葉おろしや万能ねぎを使うことが多い。
博多の水炊きは、東京の「軍鶏鍋」、京都の「かしわ鍋」、秋田の「きりたんぽ鍋」と並んで
日本の四大鶏鍋料理のひとつとも言われており、全国的にも人気が高い。
また簡単にアレンジも可能で、専門店のスープも販売されていたりもするので、
お好みの具材を使ってオリジナルの水炊きを作ってみてはいかがだろうか。
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