もしかして
概要
水道水とは、水道事業者が水道(管)供給する水のことを指す。日本に限り、蛇口をひねれば出てくる。
日本の水道水には消毒殺菌のため塩素を微量添加しているため、概して美味しくない…のだが、その大半が水道設備の不備・老朽による物だったりする。一応、水道水は水道法などの法令によって水質基準が定められている。日本国内であれば、水道の蛇口をひねれば、国内どこででも、水道法の水質基準に適合した水を得る事ができる・・・はずである。
(水質基準)
第四条 水道により供給される水は、次の各号に掲げる要件を備えるものでなければならない。
- 病原生物に汚染され、又は病原生物に汚染されたことを疑わせるような生物若しくは物質を含むものでないこと。
- シアン、水銀その他の有毒物質を含まないこと。
- 銅、鉄、弗素、フェノールその他の物質をその許容量をこえて含まないこと。
- 異常な酸性又はアルカリ性を呈しないこと。
- 異常な臭味がないこと。ただし、消毒による臭味を除く。
- 外観は、ほとんど無色透明であること。
中には屋上などに設けてあった貯水槽の中に洗剤や水サビ、鳥などの(検閲削除)が混じったために変質した例もある(某県のジャ○○では人の(検閲削除)が(検閲)状態で(検閲)に入りこんでいたため変質していた、という事件も・・・。)
逆に、地域によっては完璧な浄水設備を備えたり、水の引き方を工夫することによって、真水とそう変わらない味の水道水や、時に水道水を凌駕せる味の水道水を提供できる蛇口もあるという。長野などの山がちな地域では特にその傾向が強い。
また、一般の水道水でもヤカンなどで煮沸し残留塩素などを飛ばせばそれなりにおいしい水になる。同時に溶存した酸素も飛ばされるので、煮沸した水で作られた氷は気泡が混じらず白くならない。ただし塩素を飛ばすので、通常の水道水よりも遥かに雑菌などが繁殖しやすく、放置するとすぐに飲用に適さなくなる点に注意。
海外では
海外ではここまで整った浄水システムを備えた国が少ないこともあり、超先進国でもなければ一般的に蛇口をひねって出てきた水はそのまま飲まれない。その場合、「飲料水」とは煮沸などの消毒処理を加えたた水道水や、比較的清潔なミネラルウォーターを指す場合が多い。
逆に、日本のみが珍奇なのである。諸外国から日本に訪れた外国人は水道水を直に飲みたがらないとか。
また、日本の水道水質はミネラル分が少ない軟水であるが、諸外国の中にはミネラル分を多く含有した硬水を水道に流している国もあり、そういった国の水を飲みすぎると水に当たってしまう場合がある。中にはミネラルよりもっとヤバいものが混入されている場合もあり、そういう国では浄水器が必携となっているところもある。
国によってはさらなる殺菌消毒のためにオゾンや(人体に被害はないとされる)フッ化化合物を添加している。
余談
ソ連兵と蛇口はよく軍事ネタの笑いの種になることが多い。例えば、独ソ戦において。
曰く、ソ連兵がベルリンから蛇口を持ち帰った。どこでもドイツの水道水が飲めるからだと思ったためである。
外部リンク
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