「水野良」(みずの・りょう)とは、「ロードス島戦記」シリーズや「ソードワールド」「魔法戦士リウイ」等で知られる小説家・ゲームデザイナーであり、白いダークエルフである。
概要
安田均を中心に設立されたアナログゲームの制作や小説の翻訳を行うクリエイター集団「グループSNE」の創設メンバーの一人で、パソコン誌「コンプティーク」に連載されたダンジョンズ&ドラゴンズ(後にオリジナルシステムを使用)を使用したTRPGリプレイを元にした小説「ロードス島戦記」を執筆して、処女作で100万部を超えるミリオンセラー作家としてデビューした。
※現在は同社を離れて活動しており、「社友」と言う扱いになっている。
「ロードス島戦記」は、エルフの耳が尖っていて長いと言うジャパニーズファンタジー界に多大な影響を与えた他、前日談や後日談にあたる「ロードス島伝説」「漂流伝説クリスタニア」といったシリーズ化され、出版社であった角川書店お得意のマルチメディア展開により、OVA化・TVアニメ化・TVゲーム化されて、ジャパニーズファンタジーに多大な影響を与えた。
また「ロードス島戦記」と同一の世界「フォーセリア」を舞台にした「ソードワールド」においてはワールド設定を担当し、後に同世界を使用した「魔法戦士リウイ」と言う作品を世に出している。
グループSNEを離れて以降は、ブロッコリーの「ギャラクシーエンジェル」の監修を行ったり、アトラスの「ストラデウス」やスクウェアエニックスの「インフィニットアンディスカバリー」でシナリオ関連を担当している。
白いダークエルフ
「不正というのは取り締まっても金にはならない。見逃してこそお金になるのだよ。」
ソード・ワールドRPGリプレイ第3部こと通称「バブリーズ」シリーズにおいて、エルフ(♂)のシャーマン「スイフリー」を担当している。
※「水野良」→「水・野良」→「水(スイ)・野良(フリー)」→「スイフリー」[1]
人間を観察しすぎて人間以上に人間くさくなってしまったエルフで、パーティの頭脳として活躍したが、グラスランナーの「パラサ・ピルペ・パン」に対して「はとこの子」といって近そうにみえて一緒にするな的な表現を使用したり、危機的状況に陥った人間に対して報酬を要求したり、ゲームマスターが強敵相手に死亡率を下げる為に出したマジックアイテムを売り払って大金を得、NPCの傭兵団を雇ったり、魔晶石を買いあさって魔法を拡大させまくるといった情け容赦ない手段を多用した為、
「あの耳はつけ耳だ」
「あの肌は白粉だ」
などと言われ、本人もエルフ族を「レッサーエルフ」と下等種扱いするような言動を発したりしており、リプレイ最終巻では挿絵を担当した中村博文のおちゃめで、少しずつダークエルフ化しているような表現がなされている。
※一つの村をほぼ全滅させたワイトに対して怒りの感情を見せたり、友人になったマーマンを助けにいこうとしたりといった人間らしいところも(アレ?)見せている。
水野良がスイフリーを通して行った、ルールの穴をついたような戦術によりゲームバランスが崩壊した為、「ソード・ワールドRPG 完全版」では、
- 魔晶石は同時に1つしか使用できなくなった
- 魔晶石と自分の精神力を同時に使用することはできなくなった
- 魔法の拡大や達成値に制限を設けることになった
- 魔法「インビジビリティ」が行動宣言前に解かなければならなくなり、完全回避不能になった
- 魔法「スリープ」が射程10メートルから接触しなければならなくなった
- 魔法「サイレンス」を特定個人にかけることができなくなった
主な作品
小説作品 |
ゲーム作品 |
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
関連キャラクター関連人物 |
関連リンク
- 【外部】水野良ファンクラブ
脚注
- 4
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- ページ番号: 4422353
- リビジョン番号: 2630587
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