氷室聖とは、アニメ『プリティーリズム・レインボーライブ』の登場人物である。年齢は24(『KING OF PRISM by PrettyRhythm』では26)。
CV:関俊彦
概要
プリティーリズム・レインボーライブの世界でプリズムショーを統括する、プリズムショー教会の現職会長。現在のエーデルローズ、およびそのトップである法月仁の演技の正確さのみを求めるショー方針の一強状態を憂い、常に新しいプリズムショーの在り方を模索している。その姿は他の理事たちからもあまり理解されているとはいえず、トップではあるものの「プリズムライブ」などの新機軸を打ち立てようとする彼はやや孤立しているきらいもある。
性格は、まさしく夢のみを追いかけているというあり方の通り、極めて純粋そのもの。プリズムショーに何か新しい可能性を見出したらそれを追求しようとする熱意に満ち溢れており、なる達の成長に合わせて新しい道を示していく役割を担っている。
ちなみに、公式年表を見る限り、会長就任は2013年4月1日と、本編開始とほぼ同時期のようだ。
三強”氷上のプリンス”
かつてのプリズムショー界においては、前プリズムキングでもある法月仁、ストリート系が一躍脚光を浴びるきっかけとなったカリスマ黒川冷、と並び「三強」と評される一角であった。
この3人は本編の二回前の2008年のプリズムキング(キンプリの8年前)を巡り相並ぶ存在であったが、聖は天羽ジュネとの出会いによって4連続ジャンプを成功させるに至る。この知らせに驚いたのが法月仁。もともと自分よりも才能に恵まれていると思ていた聖への妬みもあり、彼は練習場にわなを仕掛けさせ聖の選手生命を絶たせる。さらに、聖の脱落によって冷もプリズムキングカップへの興味を失い、結果として仁が一人勝ちすることとなり、三強の時代は終わりを告げたのであった。
”義兄”法月仁
本編ではやんわりとした描写(といってもこれで察するのは無理というレベルでもあるが)しかなかったが、「プリティーリズム・レインボーライブアニメ公式ガイドブック」で突如として明かされた通り、実は法月仁とは異母兄弟である。
法月皇の本妻・法月愛の子が法月仁であり、プリズムクイーンでもあったマリアとの子にあたるのが氷室聖となっている。両者は格を重んじる母親の下金や権力など物的に満たされていた法月仁と、それ以外に満たされていた氷室聖、という対の関係になっているようだ。
なお、1998年のマリアの没後に氷室聖は法月家に引き取られたが(速水ヒロが引き取られる2007年よりは前)、妾腹ということで仁と険悪になっていたわけではなく当時は良好な関係を結べていたようだ。両者が道を違えるきっかけとなったのはプリズムショーを巡ってのことで、聖が次第に才能を開花させ注目を浴びるようになったためとのことである。それ以降は仁からほとんど一方的に嫌悪されることとなる。
なお、再度繰り返すがアニメ本編には全くそのような描写はなく、『KING OF PRISM by PrettyRhythm』のパンフレットにおいてようやく二人が異母兄弟であることを知った人も多数いると思われる。
天羽ジュネを巡って
彼とジュネとの突然の出会いは、前述の通りプリズムキングカップに向けて4連続ジャンプに挑戦している際である。ジュネとの出会いによってついに成功に至るも直後に選手生命を絶たれてしまった聖に対し、彼を親しく思っていたジュネは彼になり代わって自分がその使命を果たそうとする決意をすることに。
聖はエーデルローズに入団したジュネに対してコーチとして付き従い、ついに彼女に4連続ジャンプを成功させプリズムクイーンの栄冠に輝かせることとなった。この二人の子弟関係は聖が協会会長についてからも続いているが、朴念仁であるため自分に対して向けられている恋愛感情については全く気づいてはいない。
そこを法月仁によって利用され、熱愛スキャンダルをねつ造され協会会長の座から落とされて一般人へと身を落とすことに。肝心の仁の陰謀自体は速水ヒロの離反やDJ.COOことかつての黒川冷の暗闘、法月皇直々の制裁によって阻止されたのだが、ジュネへの恋愛感情をはっきり否定したことをきっかけにただでさえ限界に達していたジュネをさらに追い詰める結果となった。その果てにジュネは7連続ジャンプの直前でついに消滅へと至り、聖はついに彼女へと愛の告白に至る。
その後の奇跡のあと、新たにエーデルローズ主宰となった氷室聖の傍らには今もなお、記憶喪失の少女がこれまでと変わらず付き従っている。
KING OF PRISMでのプロフィール
名前 | 氷室聖 |
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誕生日 | 1989年11月23日(良い”ふぁっさ~”の日(原文ママ)[1]) |
星座 | 射手座 |
血液型 | B |
身長 | 184cm |
出身地 | 長野県北佐久郡軽井沢町 |
利き手 | 右利き |
属性 | シャイニング系 |
座右の銘 | プリズムの煌めきは我らと共に |
CV | 関俊彦 |
舞台版演者 | 栗田学武 |
KING OF PRISMでの概要
11月23日生まれ。B型。右利き。
現エーデルローズの主催者。
一条シンにプリズムの煌めきを感じ、
エーデルローズにスカウトする。
現エーデルローズ主宰。過去にトップスタァであったが仁による策謀により大怪我をし引退。以降指導者としての道を進む。元プリズムショー協会会長。
一条シンにプリズムの煌めきを感じ、エーデルローズにスカウトする。
法月皇が癌で亡くなったことをきっかけに本妻との子である法月仁の逆転劇が行われ、今ではエーデルローズという名称と10人ほどの生徒、そして押し付けられた莫大な借金とともにプリズムショー界の中では細々と息をつないでいる様子である。
ジュネとの関係は以前同様良好で彼女のためにステンドグラスなどをプレゼントしているが、かつて以上に仁によって支配されているプリズムショー界に心休まる時間はほとんどない様子である。
Over The Rainbowの活躍もこの窮地への決定打になるには至っておらず思い悩んでいる最中、突如として現れた一条シンに煌めきを見出し…
主なプリズムジャンプ
余談
- 2016年4月10日に行われたスタッフトーク付き上映「プリズムエリートの集い~福岡編~」にてサイリウムカラーが白であることが発表され、法月仁の青、黒川冷の赤、と三強はトリコロールカラーということになっていた…
しかし、『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』以降の公式から発売されたキングブレードなどでは黒川冷と色が入れ替わってサイリウムカラーは赤となっており、いまだに混乱が続いている - 当初の予定では彼の名前が法月仁であり、初登場の際ニコニコ動画のあらすじで名前を間違えられたことも
- ちなみに声優の関俊彦はプリティーリズム・オーロラドリームの世界では高峰みおんの父親であるピエトロを演じており、こちらでも金髪である
- 上述の通り法月仁の策略によって左足に傷を負っており、それは後継作の「KING OF PRISM」シリーズでもたびたび描写されてきたのだが、2019年10月12日に放送された「「KING OF PRISM-Rose Party on STAGE 2019-」独占生中継」の幕間コーナーにて、舞台版で氷室聖を演じた栗田学武による、舞台を何往復もさせられたことに対するツッコミ(通称関西弁の聖さん)「設定上左足痛いねん」、の影響で氷室聖が出るたびに左足を心配するコメントが流れるのがテンプレと化している
- やたらと髪をファサファサするのは首に汗をかくためである
- 三強のうちアニメで歌唱したのは黒川冷のみだが、ブタキンこと『KING OF PRISM -Over the Sunshine!-』では法月仁とのデュエット「TIMELESS IMPACT」を歌い上げる
関連動画
関連項目
脚注
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