氷川いおなとは、『ハピネスチャージプリキュア!』に登場する架空の人物である。CV:戸松遥
概要
ぴかりが丘に住む中学2年生。愛乃めぐみ達とは別のクラスに在籍している。学年1位を取るほどの学力を誇り、スポーツも万能と、才色兼備・文武両道な、学校では結構な有名人である。
祖父は相楽誠司も通っている氷川流空手道場を開いており、いおな自身も黒帯を締めている、おそらく有段者。両親は空手の指導普及のために世界中を飛び回っているという。姉のまりあはいおなの前にプリキュアとなったキュアテンダーであり、姉を尊敬し誇りに思うと共に、姉のことが大好きであるというお姉ちゃん子だったりする(まりあ=テンダーの詳細については「ハピネスチャージプリキュア!のプリキュア一覧」を参照)。
優しい心の持ち主ではあるものの、クールで口数が少なく、一匹狼的行動を取るため、人からは近寄りづらいとみられる事もしばしば。つんけんしているときと優しく接するときの落差が激しい、典型的なツンデレさんである。また倹約家の一面も持っている。また、鏡を使った占いが得意らしく、ぴかりが丘祭りで道場が出した出店では「ミス・フォーチュン」として占いをやっており、キュアラインの占い機能を使って占いをする場面も描かれている。
後述のような経緯はあったものの、和解の後ハピネスチャージプリキュアのメンバーとして加入。ボケばっかりの面々に対するツッコミ役を担う……と思いきや、ボケもこなせるというオールラウンダーに。しかも結構ノリが良かったりするわ、真面目すぎて空回りするわ。これいおながツッコミ放棄したら大変じゃね?とはいえ、締めるところはきちんと締めるところがちゃんとあり、もっぱらメンバーの意識向上やチーム強化を念頭に特訓などを組んで鍛えることもしている。
キュアフォーチュン
氷川いおなが変身するプリキュア。イメージカラーは紫を基調としている。オールスターズ方式で37人目(オールスターズ映画のキュアエコーを含むと38人目)のプリキュアになるが、作中ではメイン4人の中で1番目か2番目に変身したと考えられる。第19話において自らその正体を明かした。
非常に高い戦闘能力を誇り、増子美代曰く「ぴかりが丘最強のプリキュア」。一人でチョイアークをなぎ倒し、サイアークも圧倒するほど。とはいえ、プリキュアハンター・ファントムには全く歯が立たず、キュアラブリーの加勢で難を逃れている。
当初はひめ(キュアプリンセス)に対して敵視、憎悪を抱いていた事から、ひめがかつて起こしたと思われる一件がその要因と思われる。第1話で「サイアークがあふれたのはあなたのせいよ!私はあなたを許さない!絶対によ!」と言い放ち、第8話ではラブリーに対し「プリンセスを信じてはいけない、さもないと、あなたに大きな災いが降りかかる」と忠告するほど。
その理由はアクシアを開けたのがひめであるのと(故意に開けたわけではなく、中から助けを求める声が聞こえたから開けたことが23話で判明)、幻影帝国が復活し世界が侵略されてしまった事、ひいては姉のまりあがその戦いに巻き込まれた上に、ファントムに敗れる遠因となったため。こういう事情もあってか自ら正体を明かした際にはめぐみとゆうこを自分に引き入れようとしている。
そしてさらに、ブルーが把握していなかったイレギュラーなプリキュアであることも重要な点である。それもそのはず、かつて活躍していたキュアテンダー=まりあを姉として持ち、テンダーがいおなをかばってファントムに倒されたのを受け、姉のプリキュアの力を受け継いだという、特異な経緯を経てプリキュアになっている(同時にテンダーのパートナーだったぐらさんもそのままいおなのパートナーとなった)。このような事もあってか、ファントムに対しても姉の仇として敵対心を強く持っている。
そうした中ファントムによって倒されたプリキュア達が眠る「プリキュアの墓場」でファントムと対峙することとなるも、やはりファントムに歯が立たず、プリカードを燃やされてしまう。もはや絶体絶命、となったその時、クロスミラールームからプリキュア達が加勢にやってくる。そしてプリンセスは自らの犯した過ちを謝罪するとともに、これまで集めたプリカードをいおなに譲った。集まったプリカードへの願い……いおなの決断は姉を救うことでも幻影帝国の一掃でもない、自ら仲間を助け世界を救う事だった。その願いは叶い、再びプリキュアへと変身する。
やはり誕生がイレギュラーなプリキュアな為か、新たな変身もプリチェンミラーではなく「フォーチュンピアノ」という新たなアイテムで変身する(変身の掛け声も「プリキュア!きらりんスターシンフォニー!」に)。また必殺技についてもこれまで身につけていたラブプリブレスがなくなった代わりに専用武器の「フォーチュンタンバリン」を使っている。
フォームチェンジにはパインアラビアンとあんみつこまちがある。平仮名表記のフォームがあるのは彼女だけ。また、4人の中では最も早く、第32話でイノセントフォームになった。
通常技
- フォーチュン・スターバースト
- 掌底を叩きつけ、その拳に込められた衝撃波で敵を吹き飛ばす。拳からビームを放つタイプもあり、20話ではラブリー・シャイニングインパクトとの合体技を披露した。
- フォーチュン・スターリング
- リング状のエネルギー体を多数生成し、敵めがけて投げつける技。ファントム相手に繰り出したが、あえなく全て防がれてしまう。
- フォーチュン・コメットアロー
- 前方にかざしたフォーチュンタンバリンからビームを発射する。
- フォーチュン・シェイキングスター
- 両眼から星型の光を放ち、タンバリンを鳴らして星型の光弾を無数に発射。最後に特大の星をぶつける。
- フォーチュン・ギャラクシアンメテオ
- 映画『人形の国のバレリーナ』での新技。頭上でタンバリンを鳴らし、無数の星形の光弾を放つ。
- フォーチュン・タンバリンリング
- 映画での新技その2。タンバリンから星型の光の輪を発生させ、相手めがけて投げつける。敵を輪の中に入れて拘束することも可能。
- フォーチュン・サンダーボルト
- 映画での新技その3。タンバリンを打ち鳴らして巨大な星を発生させ、そこから雷を降らせる。
フォームチェンジ時の使用技
- プリキュア・オリエンタルドリーム
- 第23話で初使用。キュアフォーチュンが「パインアラビアン」フォームの時に使用する技で、タンバリンを打ち鳴らしながらベリーダンスを踊り、チョイアークも踊らせてそのまま眠らせる。サイアークやホッシーワも眠っていたので結構広範囲に効果がある模様。
- プリキュア・桜吹雪の舞い
- 第24話で初使用。キュアフォーチュンが「あんみつこまち」フォームの時に使用する技で、日本舞踊で舞いながら桜の花びらを降らし、回転して風を起こして桜吹雪と共にチョイアークを吹き飛ばす。いくらあんみつこまちとは言っても羊羹は降ってこないのであしからず。
- プリキュア・エメラルドイリュージョン
- 第34話で初使用。キュアフォーチュンが「イノセントフォーム」の時に使用する技で、コスメチップで星を描いてシャイニングメイクドレッサーに映し出し、ネイルを塗って宝石状のエネルギー体を発生させ、サイアークにぶつけることで閉じ込めることができる。
必殺技
- プリキュア・スターダストシュート
- 「星の光を聖なる力に、ラブプリブレス!」の掛け声で作り出した星形のエネルギーを発生、右拳で相手に向けて打ち出し、「星よ、天に帰れ!」の叫びとともに左腕を天に掲げて浄化する技。
- プリキュア・スターストリーム
- 無数の輝く星を相手にぶつけて浄化する技。
- プリキュア・スターライトアセンション
- 「星の光を聖なる力に、フォーチュンタンバリン!」の掛け声とともにフォーチュンタンバリンを使い、無数の輝く星の激流を相手にぶつけ、「星よ、天に帰れ!」の叫びとともにタンバリンを天に掲げて打ち鳴らして浄化する技。
関連静画
氷川いおな
キュアフォーチュン
パインアラビアン
あんみつこまち
イノセントフォーム
関連立体
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- プリキュアの一覧
- ハピネスチャージプリキュア!
- ハピネスチャージプリキュア!のプリキュア一覧
- 愛乃めぐみ / キュアラブリー
- 白雪ひめ / キュアプリンセス
- 大森ゆうこ / キュアハニー
- 相楽誠司
- リボン(ハピネスチャージプリキュア!)
- ぐらさん(ハピネスチャージプリキュア!)
- ブルー(ハピネスチャージプリキュア!)
- 氷川まりあ / キュアテンダー
- ツンデレ
- 明堂院いつき(武術をやっていて、専用アイテムもタンバリンな長峯系プリキュア)
- 月影ゆり(肉親を失い一度変身手段も絶たれたが再び変身できるようになった長峯系紫キュア)
- 天ノ川きらら / 輝木ほまれ / 星奈ひかる(星属性プリキュア)
- 0
- 0pt