氷河期世代とは、バブル崩壊後の不況の影響を強く受けた世代である。
概要
バブル崩壊後のいわゆる「失われた10年」「就職氷河期」と呼ばれた1990年代~2000年代に就職活動を迎えた世代である。概ね1971年度〜1982年度の11年間の生まれ。ロストジェネレーション(ロスジェネ)とも呼ばれる。
一般的には、団塊ジュニア世代(1971年〜74年生まれ)とポスト団塊ジュニア世代(1970年代後半〜1980年代前期生まれ)を包括する呼称とされるが、定義により若干のズレが生じる。
団塊ジュニア世代
団塊の世代が出産適齢期を迎えたことで発生した「第二次ベビーブーム世代」のこと。世代人口は団塊の世代に次いで多い。1991年にバブル崩壊に遭遇し、企業は軒並み新規採用の抑制を始めた。団塊ジュニアの高卒はバブル時代に就職を迎えているため、就職氷河期には遭遇していなかったりする。
ポスト団塊ジュニア世代
団塊ジュニア以降に生まれた世代。大卒者は1998年卒以降となり、1990年代末〜2000年代初頭の最も過酷な就職戦線に遭遇した世代である。終わりは一定しないが、Wikipediaによると「主に1981年度生まれまで」とされている。1980年代中盤に生まれた「ポスト・ポスト団塊ジュニア」は「プレッシャー世代」「狭間の世代」などと様々なネーミングが試みられているが、決まった名称がない。
人生再設計第一世代
2019年3月に安倍首相が「就職氷河期世代の支援強化」を発表。
その翌月に行われた経済財政諮問会議で、就職氷河期世代の名称を「人生再設計第一世代」と変更し、2019年夏から約3年間をかけて集中的な支援を行う方針が決まった。
しかし、翌年よりコロナウイルスによる世界的なパンデミックが起こり、政府はその収拾に追われたため就職氷河期世代への支援は結局うやむやになってしまった。
関連項目
団塊の世代←→しらけ世代←→新人類世代←→バブル世代←→氷河期世代(団塊ジュニア世代・ポスト団塊ジュニア世代)←→ゆとり世代 (さとり世代)←→Z世代(脱ゆとり世代・ポストゆとり世代)
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