「氷炎戦記」は、土田玲央原案の作品である。原作者のTwitterやボイスガレッジチャンネルで放送中の「小林大紀・土田玲央のツイートーク」を媒体として展開されている。
概要
本作品が世に出るきっかけとなったのは、2018年3月9日に放送された「小林大紀・土田玲央のツイートーク」第6回。
番組リスナー(以下、ツイ美)のオススメの漫画を紹介するコーナー*での土田の発言「俺もねえ、妄想だと氷の能力者だからさ。」をきっかけに、第7回おまけにて企画が始動。初期の設定が発表された。
この時点でのタイトルは『if』であったが、ツイ美からタイトルを公募し、第9回おまけ放送にて『幻想譚氷炎異能学戦記(げんそうたんひょうえんいのうがくせんき)』が採用される。第10回放送にて、ドラマCD化に合わせてタイトルが『氷炎戦記』に決定。
原作者の土田玲央先生と、主人公の声優土田玲央は別人であるという設定になっている。
内容はベタな「異能力学園モノ」であり、少年漫画に着想を得たと思われる設定やネタが随所に散りばめられている。
*紹介していた漫画は学園アリス。
あらすじ
かつて世界は災によって混沌としていた。そして、人類は妖によって滅ぼされるかに思えた。
しかし、そこで災の力を使う人間が現れた。炎の災、氷の災……
この力で災は倒され、世界は平和になった。
しかし、光あるところに必ず影は生まれる。妖は隠れたところで力を蓄えていた。
時は流れ、現代。ここは災の力を学ぶ学校「災征学園」
ここで主人公たちは災を使い、災を祓う。災師になるため、仲間たちと切磋琢磨して成長していく。
いま、災征学園を舞台にした学園異能力バトルが始まろうとしている――
登場人物
佐久間 玲央(さくま れいおう)
声 - 土田玲央
主人公。氷の能力者。
高一の春、妖に襲われた妹を助けようとなんやかんやして、能力者になった。
両親は海外で仕事をしており、災征学園の寮に入る前は妹と二人暮らしをしていた。シスコン。
武器「死羅雪(しらゆき)」薙刀
技「結氷壁(けっぴょうへき)」
瑞季の祖父が玲央に教えた技。自分の周りに半径1メートルほどの氷の膜を張って防御する。
「斬氷雨(きりさめ)」「雪刹那(せつな)」
炎道 翔哉(えんどう しょうや)
声 - 小林大紀
二人目の主人公。炎の能力者。
かつて妖から人類を救った炎の能力者の末裔である四人兄弟の三男。落ちこぼれでオタク。
武器「炎刀『紅突鬼』(えんとうあかつき)」
技「炎天下(えんてんか)」
武器は翔哉の手のひらから出現する。
技「紫炎滅閃(しえんめっせん)」
鞘の中に炎を溜め、その爆発力を使った素早くて破壊力の高い抜刀術。
伊東 糸音(いとう しおん)
声 - 伊東健人
音の能力者である二年生。ギターの弦を操り、歌で敵を誘惑する。めちゃくちゃモテる。
技「アブソリュート・ディスコーダンス」
狩野 雷武(かりの らいむ)
声 - 狩野翔
バカでお調子者の14歳。鼻にあるキズは猫に引っかかれたときのもの。
雷に打たれまくる不幸体質であったが、祖母にもらった数珠が災珠となって雷の力を制御。
災征学園に編入することとなった。
加賀美 鏡助(かがみ きょうすけ)
声 - 高塚智人
鏡の災を使うニ年生。
男女問わず性を愛し、発言の殆どに下ネタを連想させる単語が入っている。サイコパススケベ。
岸田 英斗(きしだ えいと)
声 - ランズベリー・アーサー
翔哉のクラスメイト。元ヤンだが、人情味のある人柄。
英雄帰還という災で、刃物を持つともう一つの人格である騎士アーサーが目覚める。敵を倒すか刃物を離すまで元には戻れない。
地場 瞬(ちば しゅん)
声 - 比留間俊哉
災師東京支部七番隊に所属する災師。瞬間移動の災で、制限はあるが物や人を移動させることもできる。「わかる〜」が口癖。
災宿具『位置越(いちご)ウォッチ』
才牙 陽正(さいが ようせい)
声 - 高坂知也
災師東京支部五番隊隊長。風の災で、災珠はハサミの形をしている。元暴走族。
災珠『帆真隷(ほまれ)』
炎道 翔汰(えんどう しょうた)
声(仮) - 土田玲央
炎道家の長男で、災師東京支部七番隊隊長。
最年少で隊長になったエリート。特殊な災珠を持ち、人間武器庫という異名をもつ。
河池 瑞季(かわち みずき)
声(仮) - 小林大紀
ツンデレ気質な、本作のヒロイン。玲央のクラスメイトで、学級委員長を務める優等生。
氷の能力者に仕えていた家系の娘。水の能力者で、災珠の名前は黒雨(こくう)。
雪奈(ゆきな)
声(仮) - 小林大紀
ピンク色の髪をした雪女。
炎の能力を使う翔哉に一目惚れしたが、とあるきっかけで玲央のことが好きになった。
西蓮寺 風香(さいれんじ ふうか)
声(仮) - 土田玲央
炎道家に仕える、西蓮寺家の次女。巨乳。
風の災を使う。翔哉に剣や体術を教えている。
ヘル子
声 - 土田玲央?
玲央に契約をもちかけた氷の神。
世界をアレしたアレらしい。
関連用語
災(わざわい)
自然現象を扱う能力。自然に存在するものの数だけ能力があり、突発性や蓄積性など種類も多い。
基本的に血縁関係がないと継承できない。
災征学園(さいせいがくえん)
災の力を制御するための方法を学ぶ学園。10歳〜30歳の生徒が、寮生活をしている。
小中高の卒業資格を取ることができ、学園を卒業しても必ず災師になるわけではない。
世間では存在しないものとされており、ネット上にも情報は載っていない。
災師(わざわいし)
妖を退治することを仕事とする人たち。スーツを着用している。
試験を受けて合格すると、災師を名乗ることができる。
災珠(さいじゅ)
災の力を増幅させ、武器を具現化する道具。身体能力も向上させる。
世界中に百個もない、大変貴重なもの。災珠を扱う者は、災珠持ちと呼ばれる。
災宿具(しゃぐ)
災珠持ち以外が災を制御するために使う道具。思い入れのあるものを代用する者が多い。
定災機関(ていさいきかん)
災師をまとめる国の機関。
関連動画
関連リンク
関連項目
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