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永久保存版とは、発売・公開の一形態である。
概要
永久保存版とは「永久」に「保存」すべき「版」ということであり、これを買わない・もしくは買っても処分してしまうと、二度とこれより良いものは手に入らないということを暗示する名称である。
テレビ放送特番の他に、CDやDVDなどの商品にもつけられることが多い。
しかし、現実にはその後に「リマスター版」や「完全版」「ベスト盤」などが発売されて、既に「永久保存版」を購入していたユーザーが、わずかな差分のためにまるまる製品一つ分の代金を支払うことになり、非常に悔しい思いをすることになるケースも少なくない。
ちなみに「永久保存版」「リマスター版」「完全版」「ベスト盤」の発売の有無・順序・時期は事前には公表されていないことがほとんどで、ユーザー側は購入時点でこの後に別の版が出るかどうか知ることができないまま購入を余儀なくされる。さらに買い控えするユーザーに対しては「初回限定版」という切り札で2択を迫ってくる。
このように一つの作品から複数の製品を作って、ユーザーに重複して売りつける販売方法には批判も多い。もちろん、対価に見合わないと主張するのなら買わなければいいわけだが、ファンの心理としてそういうわけにもいかないというのは、何かのファンになったことがあれば理解できると思う。また、何かのファンになったことのない人でもユーザーから毎回批判が出るにもかかわらず、こういう販売方法が繰り返されている現状からファンの心理というものを察することができるのではないだろうか。
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関連項目
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