- プロ野球選手一覧 > 永川勝浩
永川勝浩(ながかわ かつひろ、1980年12月14日-)とは、広島県三次市出身の元プロ野球選手(投手)である。現在は広島東洋カープのコーチを務める。
概要
広島東洋カープ #74 二軍投手コーチ | |
---|---|
永川勝浩 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 広島県三次市 |
生年月日 | 1980年12月14日 |
身長 体重 |
188cm 97kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2002年自由獲得枠 |
引退 | 2019年 |
経歴 | |
選手歴 コーチ歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
小学校から野球を始めたが、中学校ではバスケットボール部に所属した。
亜細亜大学を経て2002年に自由枠で広島東洋カープに入団した。背番号は20。
広島時代
2007年には制球力の悪化によりボールが増え、セーブ失敗が10回をこえた。
この事をカープファンから「永川劇場」と揶揄されるようになり、その言葉はカープファンに留まらず野球ファンとっても知名度の高い言葉になった。
2008年は球団新記録となる32セーブを挙げ、見事に汚名返上した。
2009年はそのまま絶対的守護神になったと思われたが、ふたを開けてみれば3点差をひっくり返されるなど炎上を繰り返し、防御率をはじめ、ほとんどの成績が2007年レベルに戻った。その年のドラフトで弟の永川光浩が育成選手として入団した。
2010年も相変わらず調子は上がらずついにマイク・シュルツに守護神の座を譲り渡す。さらに右内転筋損傷のために長期の戦線離脱を余儀なくされ、10登板1勝1セーブ(2敗)という散々な成績に終わった。
2011年は、新外国人のデニス・サファテが開幕から守護神として活躍したこともあり、中継ぎとしての出番だけとなる。初登板した試合でいきなり6者連続三振を見せ華麗に復活したかと思われたが、その後はまた逆戻り。徐々に出番も減った。
2012年に至っては一軍のマウンドにすら立たせてもらえなくなった。気づけば1億2000万もあった年俸も4000万まで大幅に減った。
2013年は開幕一軍を勝ち取って彼は帰ってきた。しかし腱鞘炎で離脱せざるを得なくなったが夏に復帰すると、以降セットアッパーとして「誰だお前」と言わんばかりの活躍を見せ、16年ぶりのAクラスに貢献した。
2014年はキャム・ミコライオがストッパーを務めたが、8月29日の中日ドラゴンズ戦で2010年以来のセーブを挙げた。さらに2009年以来の50試合登板も果たした。
2015年は開幕から接戦の場面で投げることが多く、8試合連続で無失点投球を続けていたが4月26日の阪神タイガース戦では一人で5失点の大炎上を喫する。その後は持ち直し、再び6試合連続で無失点投球を記録したが交流戦前後でまた失点する試合が増えたため、6月4日の北海道日本ハムファイターズ戦後に一度登録を抹消される。7月8日に再登録をされると今度はビハインドでの起用が主となったが、8月5日の阪神戦にて3失点を喫するとこの試合以降は登板機会を失った。
2018年は6月に一軍に復帰。中継ぎとして22試合に登板した。
2019年に現役引退を表明。9月23日の中日戦が引退試合となり、大島洋平を一塁ゴロに打ち取って現役生活を終えた。
引退後
2020年から広島の二軍投手コーチに就任。2021年からは一軍投手コーチを務めたが、2022年からは再び二軍投手コーチとなる。
持ち球
あとストレートとスライダー。特に2013年以降はパワプロでの球種を弟にツッコまれたことがきっかけでスライダーを完全習得したこともあり、スライダーが決め球に使われることもかなり多くなっている。
成績
年度別投手成績
年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2003年 | 広島 | 40 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 25 | 0 | .500 | 41.2 | 16 | 50 | 20 | 18 | 3.89 |
2004年 | 22 | 4 | 0 | 0 | 3 | 4 | 4 | 0 | .429 | 41.2 | 30 | 48 | 39 | 37 | 7.99 | |
2005年 | 57 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 2 | 14 | .375 | 69.0 | 33 | 79 | 30 | 24 | 3.13 | |
2006年 | 65 | 0 | 0 | 0 | 5 | 6 | 27 | 9 | .455 | 70.2 | 24 | 86 | 15 | 13 | 1.66 | |
2007年 | 61 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 | 31 | 4 | .364 | 61.2 | 33 | 74 | 28 | 21 | 3.06 | |
2008年 | 56 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 38 | 5 | .800 | 61.0 | 24 | 64 | 12 | 12 | 1.77 | |
2009年 | 56 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 36 | 3 | .333 | 56.0 | 21 | 48 | 20 | 17 | 2.73 | |
2010年 | 10 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 1 | .333 | 11.1 | 9 | 10 | 6 | 5 | 3.97 | |
2011年 | 19 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | .333 | 22.2 | 8 | 22 | 14 | 13 | 5.16 | |
2013年 | 29 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 13 | .750 | 35.1 | 5 | 28 | 8 | 8 | 2.04 | |
2014年 | 52 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 1 | 15 | .429 | 55.2 | 13 | 48 | 26 | 25 | 4.04 | |
2015年 | 26 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 9 | .500 | 26.1 | 14 | 27 | 14 | 14 | 4.78 | |
2016年 | 11 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 10.0 | 2 | 8 | 7 | 7 | 6.30 | |
2018年 | 22 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 | 1.000 | 18.2 | 5 | 13 | 11 | 10 | 4.82 | |
2019年 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .--- | 0.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | |
NPB:15年 | 527 | 5 | 0 | 0 | 38 | 42 | 165 | 79 | .475 | 582.0 | 237 | 605 | 250 | 224 | 3.46 |
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関連項目
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