「ねぇ君、生きてるのって楽しいかい?」
ねぇ君、概要を読むのって楽しいかい?
嘘である。
ねぇ君、大百科に適当な事書くのって楽しいかい?
永遠の少年とは、SoundHorizonの自主制作CD「Lost」に収録されている曲のタイトル、
またはその曲中の登場人物(CV:あらまり)の事である。
曲自体は「サンホラ屈指の鬱曲」として有名だが、ここでは人物としての永遠の少年について解説する。
永遠の少年は、曲の冒頭で「ねぇ君、生きてるのって楽しいかい?」とリスナーに対して問いかけてくる。
楽しいかどうか答える間もなく、彼は話を続ける。
彼は我々に、鬱にならざるを得ないような話題を振り始める。
人は誰しも、己の闇の部分を直視しようとしない。
そこから目を逸らしているうちに、いつの間にかその闇は拭えないほどの深さになっている。
生きようとする人間は、それだけで多くの命を犠牲にしていかねばならない。
それが嫌ならば、自分自身がこの世界から消えてなくなるしかない。
逃げても無駄である。生きたいと願う限り、喪失は繰り返される。
あらまりの演技力も手伝って、この曲を単体で聞いた後の鬱度は半端ではない。それこそ死にたくなるくらいに。
だが、少年の話だけを鵜呑みにしてはならないのだ。
「Lost」に収録された別の曲「記憶の水底」では、彼の言葉への反論がなされている。
存在の闇がどんなに苦しくても、彼の言葉を受け入れてはならない。
生きている限り何かを失うし、奪うし、忘れるけれど、それでも生きなければならない。
行き先は選べないが、ここで立ち止まっていないで、先に進まねばならない。
つまり「決して『永遠の少年』を単体で聴いて、それだけを鵜呑みにしてはならない」という事である。
彼の言葉を受け入れ死を選ぶか、それとも生きていくか…それは自由である。
ねぇ、関連動画を見るのって楽しいかい?
ねぇ君、関連商品を探すのって楽しいかい?
……探すのかい? 何処を探したって無駄さ。
サンホラの同人時代のCDは売ってない……その店にも……あの店にもね……。
えっ、どうしたらいいかって?
君はまだ分からないのかい?
そうさ……ネットオークションで買っちゃえばいいんだよ……。
でもそのことに気付いた時にはもうそこまで届くお金は払えないのさ。
ねぇ君、関連コミュニティに入るのって楽しいかい?
ねぇ君、関連項目を見るのって楽しいかい?
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