汐見橋駅は、大阪府大阪市浪速区桜川三丁目8-74にある、南海高野線(汐見橋線)の駅。
概要
1900年、道頓堀駅として開業。翌年に、現在の名称に改名された。
大阪市高速電気軌道千日前線・阪神なんば線の桜川駅との乗換駅であり、阪神の1番出入口と隣接している。
書類上ではここが高野線の起点。しかし、実態としては汐見橋駅~岸里玉出駅の間はローカル支線と化している。
1985年に旧:岸ノ里駅(現:岸里玉出駅)が高架化された際に駅配線が大きく改造され、岸ノ里駅以南への直通運転が不可能になってしまったからである。
そのため、現在は"運転系統としての"高野線は南海難波駅起点と認識されている。
1980年代から新大阪駅~難波地区を結ぶ計画構想の「なにわ筋線」では、南海電鉄側が汐見橋駅から新線に乗り入れるという案を示していたが、国土交通省近畿運輸局の試算では難波経由のほうが建設費等の採算面的に有利という結果が出たため、南海電鉄は新今宮駅から北西に向けて分岐しなにわ筋線専用の「新難波駅」(仮称)を現在の南海難波駅の近所に新設し延伸、JR西日本はJR難波駅から北方向に延伸することに合意。そのため当初の計画であった汐見橋駅から北方向に延伸する計画は消滅することとなった。いよいよ汐見橋線の存続が危ぶまれる状態となっている。
・・・が、コロナ禍に入っても廃止どころか減便も行われず、それどころか駅舎のリニューアルが行われたり二代目ズームカー2000系の導入が予定されている。これはなにわ筋線の計画が変更になったことで設備に手を加えやすくなったこと。並行するバス路線がなく人員不足で新たに設定するのもキツイ状態になっている事で必要不可欠な路線になっている事が挙げられる。(とはいえ将来的には単線化の可能性もありそうっちゃありそうである。)
駅構造・ダイヤ
乗り場番号 | 方面 |
1 | 岸里玉出 |
2 |
基本的には1番線を発着するが、一部列車は2番線から発着する。
2017年5月時点のダイヤでは、始発は午前6時10分、終電は午後10時45分。
運行間隔は、1時間に2本(21時台のみ1本)。平日・土日祝共通である。
まさしく、都会の中の閑散ローカル線である。
隣の駅
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関連項目
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