江坂単語

エサカ

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江坂（えさか）とは日本の苗字、または吹田市にある地名。

本記事では主に吹田市の江坂について記述する。

概要（吹田市の地名）

江坂とは大阪府吹田市にある地名であり、大阪メトロ御堂筋線江坂駅の沿線に位置する。同路線の新大阪駅から二駅離れた場所にあり、北大阪急行の終着駅、千里ニュータウンのある千里中央駅との中間に位置する。乗り換えはない。公称地名としては江坂町、豊津町、垂水町などを含むが、吹田市江坂という地名はない。

名前の由来はもともとこのあたりが榎坂と呼ばれていた東寺の荘園だったことによる。明治になって榎阪にしたが、昭和の大合併の際に榎を江に変え、更に阪を坂に戻し今に至る。江戸の江を取ったという風説も広まっているが、根拠はない。

戦後、大阪万博を機に開発が進み、特に府外から多くの人口が流入した。また、もともと一帯は銀行などの金融機関が多く集まっていたが、新大阪駅に近いことと、新大阪より更に土地代が安価であったため、東日本の企業が支社を建てたり、また近隣で創業した企業が集積したりして一大ビジネス街となった。

今日では大阪市の副都心としての役割を果たしており、本社を持つ企業としてはダスキン、エースコック、スシローなどがあり、とりわけ飲食系企業が拠点を持つことが多い（一帯は住宅街が多く、シナジーが大きいため）。また、大学や予備校が多いため、コンビニが多い（特にローソンのお膝元であるため、ローソンが多い）。

一方で、大阪府内で初めて東急ハンズが進出した地であったが、その後、クロスポイントではなかったなどが原因で人が交流する場所ではなかったため、商業地としての発展は乏しい。この辺りは東京都品川区大崎などと事情が似ているかもしれない。また、外様のデベロッパーが拠点開発を行ったケースとしては品川区大井町とも事情は似ている（こっちは関西資本の阪急が開発）。