江渡浩一郎(エトコウイチロウ)は、日本のメディアアーティストであり、情報科学者である。独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員で、ニコニコ学会β実行委員長でもある。
概要
1997年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。在学中よりメディアアーティストとしてネットワークを使ったアート作品を発表する。
経歴
1996年、sensoriumプロジェクトにてWebブラウジングの軌跡を地図上でリアルタイムに可視化する「WebHopper」を発表。
1997年、アルス・エレクトロニカ賞グランプリを受賞(sensoriumチームとして)。
1998年、Canon ARTLABとの共同制作として「SoundCreatures」を発表。
1999年、「SoundCreatures」はアルス・エレクトロニカ賞Honorary Mention賞を受賞。
2001年、ボールの流れでインターネットの仕組みを再現する「インターネット物理モデル」の制作に参加。日本科学未来館の常設展示となる。
2004年、メーリングリストとWikiを統合したコラボレーションシステム「qwikWeb」を公開。
2005年、仮想生物の創作・共有環境「Modulobe」を発表。
2010年、東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。
2011年、ニコニコ学会βを立ち上げる。ニコニコ学会βは、2012年にグッドデザイン賞、2013年にアルス・エレクトロニカ賞を受賞するなど高い評価を受ける。産総研では「利用者参画によるサービスの構築・運用」をテーマに研究を続ける。
主な著書に『パターン、Wiki、XP』(技術評論社)、『ニコニコ学会βを研究してみた』(河出書房)、『進化するアカデミア』(イースト・プレス)。
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関連項目
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