江雪左文字単語

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江雪左文字とは…

  1. 南北朝時代刀工左衛門三郎によって作られた太刀
  2. ブラウザゲーム刀剣乱舞』の登場キャラクター。1を元ネタとする。 ⇒ 江雪左文字(刀剣乱舞)

本稿では1について記載する。


江雪左文字とは、日本刀太刀である。

概要

 南北朝時代刀工左衛門三郎、通称「左文字」の作で、初代左文字一の太刀
 もと後北条の臣であった板部岡江雪斎であったところからこの号があり、徳川家康の手に入った経緯は明らかでないが、家康から紀州(徳)頼宣に与えられたもの。


 磨上げながら、長さは二尺五寸八分四厘と長く、反りは九分と高く、鎬造、丸棟、鋒は中鋒僅かに延びているのもこの工の時代を示すものである。
 鍛は小肌よくつみ、地沸厚く、地入り、処々に飛焼があり、しかも明るく澄み切ってさえざえとした感がある。
 文は、小のたれ、互の、小乱など交り、総体に匂最も深く、小沸よくつき、流しかかり、これも匂口が明るい。帽子は乱れ込んでりごころの掟通りで、表裏に棒樋があり、区上で丸留となっているが、これは後刻である。磨上げた茎先き棟寄りに、「州住左」と書下しに銘がある。

佐藤寒山「武将と名293。) 


 長さ77.9cm、 反り2.7cm、 元幅3.3cm
 昭和八年一月十三日、旧宝に認定
 昭和九年二月、紀州の競売があり、二万四千三百円で落札された。これは戦前の競売では日本刀の最高の値段であったとされている。
 終戦後には他の宝と同様、重要文化財に定され、更に昭和二十六年に新しく宝に定された。
 現在はある法人が所有権を持ち、広島県のふくやま美術館が管理をしているが、常設展示ではない。

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参考文献

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江雪左文字

1 ななしのよっしん
2016/09/25(日) 20:34:04 ID: DiFbS4aGwP
同じ作者とされる太刀、義元左文字三好政長武田信虎今川義元と贈られ、織田信長狭間で戦利品として奪われるという大名間の贈答ルートを辿ったのにべて、江雪左文字の伝来は異質と言えるだろう。

板部岡江雪斎という関東地方の陪臣クラス外交僧が、何故遠く九州筑前の、それも大名クラスが贈答品に使うような南北朝時代の名工の太刀を所持していたのか。

祖先から伝来した、後北条氏から下賜された、色々とルートは想像出来るのだけれど…。
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