江頭2:50とは、日本のお笑いタレント。愛称はエガちゃん。
芸能事務所『大川興業』所属にして同社の筆頭株主であり、かつ同社の前総裁でもある(現総裁は大川豊)。
プロフィール
本名 | 江頭 秀晴(えがしら ひではる) |
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芸名 | 江頭2:50(えがしらにじごじゅっぷん) |
誕生日 | 1965年7月1日 |
星座 | かに座 |
出身地 | 佐賀県神埼市(旧千代田町) |
性別 | 男 |
血液型 | B型 |
身長 | 178cm |
体重 | 60kg |
ジャンル | お笑いタレント |
趣味 | テレビゲーム、酒、プロレス観戦、映画鑑賞 |
特技 | 江頭アタック |
人物
「1クールのレギュラーより1回の伝説」がモットー。実際、テレビ初レギュラー番組の第1回で番組スポンサーのお偉いさんが見守る中全裸になり即刻降板させられる、水中素潜りで4分14秒無呼吸で潜り続け失神する、トルコで全裸になって暴動を起こし国際問題になりかける、橋田壽賀子にキスして笑っていいともを永久出演禁止にされたりするなど、数々の凄まじい伝説を残している。ただし、『めちゃイケ』『「ぷっ」すま』では永遠の準レギュラーとなっている。
また、仕事でもないのにパナウェーブや北朝鮮や北京五輪の聖火リレーに出没したりと定期的に世間や大きな話題を呼ぶ男でもあり、ネット上では高い人気を誇る。
「カッコいいはカッコ悪い、カッコ付けるはカッコ悪い、カッコ悪いがカッコいい」をポリシーの一つとしている。その割に私服は格好良かったりする。
上述の経歴やテレビにおいての氏の芸風を見聞きする限りでは、奇行が目立つただの異常者と捉えられてしまいがちである、しかしながら彼の奇行は芸人として全力で笑い(≒驚き)を取りに行こうとしたり、自分なりに芸人として筋を通そうとしたりした結果であるということを知っておかなければならない。本来は至って真面目かつ謙虚な常識人であるが、暴走時の行動が殊更にクローズアップされるため、彼の真摯な部分が画面に映ることは極めて希である。
『江頭2:50のピーピーピーするぞ!』の「エィガ一刀両断」では、普段とは真逆のシリアスな江頭2:50の顔を見ることができる。映画の解説は秀逸であり、人を惹きつけるトーク力と卓越した分析力を見せる。
自身のファンを非常に大切にしており、『ピーピーピーするぞ!』内において、江頭がセクハラをかましたライブの観客に対して「スタッフ、あとで何か彼女にあげとけ」とプレゼントを渡したり、遠方からはるばるライブに来た人にも記念の品を渡したりと礼節やファンサービスは怠らないようにしている。また、北朝鮮旅行時の危険すぎる裏話(放送では9割方ピー音入り)を話したことで早川亜希に諫められた際、「こいつら(ライブの観客)さえ聞ければいいじゃねーかよ!そういうお土産を持って帰させないと!!・・・いいと思うぜ!・・・本来そういう感じだろ、芸人ってよ!」と持論を展開した。この「お土産」という言葉は江頭が折に触れて口にする言葉であり、彼が自身のファンを、そしてファンがライブに聞きに来てくれているということをいかに大事に思っているかの一端を表している。
2002~2010年まで『嫌いな芸人ランキング』(日経エンターテイメント調べ)において9年連続1位の快挙を達成。2011年は残念ながら2位であり、1位は某元お笑いタレントだったのだが、彼がその年に芸能界を引退したため事実上の首位となった。実際、同ランキングが再開した2014年以降は1位を死守しており、未だ伝説は継続中である。
また、2011年は初となる「好きな芸人ランキング」20位にランクインしている。これらの結果には、東日本大震災時に取った行動(後述)が大きく影響していると言われている。ただし、江頭本人としては「今回(東日本大震災)の件でちょっとイメージアップに、みょ~な感じなっちゃったじゃない。だから、ちょっとイメージダウンさせたいんだよね」と目下、汚名挽回を目指しているようだ。
ちなみに、2014年の「好きな芸人ランキング」ではなんと7位(イモトアヤコと同率)になっている。しかしながら翌年の2015年は20位まで戻っている。
BGM
布袋寅泰の『スリル』をBGMに登場するのが定番となっている。『笑っていいとも!クリスマス特大号』(1995年12月25日放送)のコーナー『どっちが似ててもいいとも!ものまね紅白歌合戦』において、ナインティナインの矢部浩之が江頭のモノマネで登場した際、江頭が使っていた曲が分からず、代わりにこの曲をBGMに使ったことに由来、以後『めちゃ×2イケてるッ!』でプロデューサーの片岡飛鳥が江頭を起用するときに『スリル』を使うようになり定着した。
また、『イケてるCDTV』のコーナーで布袋の楽曲『CIRCUS』のMVのパロディーを披露したところ、後に布袋に自身の横浜アリーナでのコンサートに招待されたことがある。布袋は曲の使用に関しては「スリルはエガちゃんのおかげで売れたもんね」と述べた一方で、Twitterでは「(使用されることに)ハッキリ言って迷惑に思っています」とも言及している。
登場時にBGMを使い始めたのは、『浅草橋ヤング洋品店』出演時であり、楽曲はワイルドハーツの『シェイム・オン・ミー』であった。なお、『「ぷっ」すま』や『アメトーーク!』に出演した際にプロレスラー・蝶野正洋の入場テーマでもあるロイヤル・ハントの『CRASH』がBGMとして流れたこともある。
名言
- 1クールのレギュラーより1回の伝説。
- これをやったら次回でられなくなるんじゃないかなんて考えないようにしている。
人間いつ死ぬかわからないから、その時のすべてを出しきりたいんだ。
おれはいつ死ぬかわからないし、見ている人もいつ死ぬかわからない。
視聴者が最後に見た江頭が、手抜きの江頭だったら申し訳ないだろ? - 俺のライブに来てる奴らを見てると、結婚はおろか、
恋愛もまともにできないんじゃないかっていうような奴ばかり。
だけど俺は、そういう奴らのためにこそ、お笑いをやりたい!! - 俺の夢は、のたれ死にだ!!
- 気持ち悪いって言われることには慣れたけど、たまに死ねって言われるんだ。
俺は言ってやりたいよ。こんな人生死んだも同然だってね。 - 生まれたときから目が見えない人に、空の青さを伝えるとき何て言えばいいんだ?
こんな簡単なことさえ言葉に出来ない俺は芸人失格だよ。 - 目の前で悲しんでいる人を見つけたら何とかして笑わせたい。
そのためなら警察につかまってもいい。寿命が縮まってもいい。 - 驚かせるのがとにかく好きなんですよ。驚きの一番上は恐怖じゃないですか。
それと笑いはいつも俺の中で一緒なんですよね。 - “お笑いで世界を変えることは出来ない” と言っている自分がいる。
でも、ネタを作るたびに、もう一人の自分が、“でも世界を変えたい”と言っているんだ。
名言の真偽
人生を賭けた芸風から生み出される数多くの名言・エピソード知られる氏であり、「1クールのレギュラーより1回の伝説」は本人も認める座右の銘であり最も有名な名言である。
しかし一方で、インターネット上で江頭伝説が広まる中で勝手に付け足された偽名言も存在しており、『生まれたときから目が見えない人に~』等は江頭自身が『江頭2:50のピーピーピーするぞ!』第153回において明確に否定している。他の名言についても「本当か疑ってほしい」と語っている。
自身を持ち上げようとする中で生まれた逸話を自らバッサリと切り捨てるという、デメリットを恐れない勇気ある行動に及んだ理由について、江頭本人は以下の様に述べている。
- 多分確実に俺のファンはドーンと減るよ。でもハッキリ言ってそんなファンなんかいらねぇんだよ!
- 清くない!俺は全然清くない!汚いヨゴレだぜ、最低の男!
- 嘘の名言作ってる奴はもっと面白いの作れ!こんな気持ち悪いって思う奴じゃなく!
その上で最後に「とにかく俺は笑わしたいんだよ、だって芸人だもの」と本当の名言も残している。
東日本大震災での行動
2011年3月20日、東日本大震災の被災地である福島県いわき市において、「トラックで支援物資を届けにきた江頭2:50を見た(実際に見た人ではなく伝聞)」という書き込みがmixiからの引用でTwitter上にツイートされたことによりメディアやネット上で話題となった。
一時江頭2:50を賞賛する書き込みが各所で見られたが、ツイートと時を同じくして、江頭2:50似で本人とも共演をしたことがある大谷晋二郎がトラックで自ら支援物資を届けたという事実が報道され、人違いであるとの説が濃厚になった。しかしながら、「エガちゃんならやりかねない」といった反応も依然として多く残っていた。
後日、所属事務所への取材によって、江頭2:50が地震の起きた3月11日には既に動いており、自費で購入した水や食料、電池などの大量の支援物資を自らレンタルした2tトラックで被災地まで運んでいたことが明らかになった。[1]
この件について江頭2:50は、「新潟の中越地震時の大川豊総裁らの支援活動を常々耳にしており、今回は大川興業とは関係なく単独支援に向かった」と声明を発表した。
また、江頭の出囃子でもある「スリル」を歌う布袋寅泰はTwitter上にて、「スリルに関してはハッキリ言って迷惑に思っていますが、彼のこの行動は尊敬します。」とツイートをした。
詳細
この事実が明らかになるのが遅れた理由としては、本人が事実を公にするつもりがなかったという点が大きい。江頭は事の顛末を語った『江頭2:50のピーピーピーするぞ!』第135回において、「(話題にならなければ)本当はこの話はするつもりはなかった」と語っている。
同回で本人が説明したところによると、「今回はボランティアだから帽子と眼鏡をして、俺って分からないようにした」「(放射能が話題になっていたので)怖がらせないようにカッパを着ないでジャージ姿で行った」とのことだが、結局は物資を届けた先の施設の職員に正体がバレてしまい、そこから噂がネットを通じて瞬く間に情報が広まり、結果ニュースやネットの様々な媒体で取り上げられてしまった。
情報が錯綜していた震災直後に「救援物資を届けたプロレスラーの大谷晋二郎と間違えたのでは?」という憶測が流れたが、先述したようにプロレスラーの大谷晋二郎が被災地に救援物資を届けたという事実がニュースになったこと、江頭が自身の行動を公にしなかったこと、大谷と江頭の容姿が似ていたことから来た単純な理由である。このことについて江頭は「別に大谷さんでもいいんだよ、面白いから。それがオチでも面白いんだよ」と語っている。
当時、ネット上などで支援の際の格好が普段の黒スパッツ姿でないことに特別な意味を見出そうとする人もいたが、〈人物〉の項で述べたように江頭は芸風 がそうなだけで本人は至って常識的なTPOは弁えている人物であり、当たり前のことだが常に黒スパッツを履いているわけではない。
パチンコ化
2011年5月、豊丸産業により『CR江頭2:50』が発表され、同年6月より稼動。その芸風によりTV出演は多い方ではない江頭2:50にとってパチンコ業界の仕事は主要なものであり、その親和性が高さからパチンコ化の運びとなった。
余談だが、大当たり中に「大人の事情であの曲(スリル)は使えません」と明示されており、代用として『江頭2:50のテーマ ~Let's Go! EGASHIRA~』がギタリストのTAKUYAによって作曲されている。
神は存在するか?
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関連リンク
関連項目
- 芸人の一覧
- 神
- ドーン教
- 1クールのレギュラーより1回の伝説
- 江頭2:50のピーピーピーするぞ!
- エィガ一刀両断
- 崖っぷちのエガ
- 江頭、暁に斃れる。
- 草彅2:50
- HEP FIVE…同施設のCMに出演
脚注
- 52
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E6%B1%9F%E9%A0%AD2%3A50