『決戦』とは、コーエーから発売された歴史シミュレーションゲーム(以下、歴史SLG)である。
概要
2000年3月4日に、プレイステーション2と同時に発売されたローンチタイトルの1つ。2004年10月14日には、同じ内容の廉価版が発売された。続編である『決戦II』、『決戦III』が発売されてからは、『無印』、『決戦1』などと呼ばれている。 本作の制作理念は、「ゲームと映画の融合による、新しいエンタテインメントの実現」と「家康がモチーフのゲーム」の2つである。
東軍総大将:徳川家康か西軍総大将:石田三成となり、関ヶ原の戦い(1600年)から大坂夏の陣(1615年)前後の合戦を戦い抜いていく。合戦の勝敗によっては、黒田如水や真田幸村が西軍総大将となる場合や逆に家康が江戸まで敗走するルートもある。西軍や難易度(5段階)を選択できるのは、1度クリアした後である。『信長の野望』や『三國志』と違い、内政・外交といった要素はなく、決められた武将と兵数で合戦を戦うことから、歴史SLGというよりシミュレーションRPGに近いと言える。
合戦では、複数いる配下武将に攻撃や行軍などの命令を出していく。リアルタイムで進行するため、適時に適切な命令を出すことが重要となる。命令を素直に聞く武将ばかりではなく、命令に不服を示したり、命令を拒否する武将がいる。反抗的な武将を上手く操縦し、戦力にするのもプレイヤーの腕の見せ所である。
評価
鎧兜のデザイン、猿飛佐助・霧隠才蔵・穴山小助の女性化、一部の演出などには批判も多かったが、プロデューサーのシブサワ・コウによると、「新しいエンタテインメントの実現」のための必然的なものだという。 ゲームとしては、ライトユーザー向けにシンプルに作られているため、当時のコーエーユーザーからも「簡単すぎる」「ヌルい」などと酷評されたが、部隊編成や布陣の自由度、合戦のシステム部分を評価する声も少なくはない様子。
特徴
- スタッフやキャストが豪華。
- 難易度が低い。
- 当時としては、高水準のグラフィック。
- システムがシンプルなため、歴史SLGの初心者でもとっつきやすい。
- クリアまでのプレイ時間は、他の歴史SLGより圧倒的に短い。
- 音楽が大河ドラマなどで作曲してる人なので非常に良い。勇壮なものが多く、作品の雰囲気と合っている。
- 一度クリアした合戦は合戦履歴より再プレイが可能。
- 一騎討ちなど娯楽性重視の演出。挑まれた側は総大将の家康や三成だろうと断れない。
- 一部の武将の鎧兜が奇抜過ぎる。傾き者というレベルを超越している。
- 部隊編成や布陣の自由度が高い。
- 武将は能力以上に従順さや兵数、特殊戦術が重要である。兵数は固定であり、増加させることはできない。
- 武将には得意戦局と言うものがある。用語参照
あらすじ
乱世は英雄の登場をもって終わりを告げる……
応仁の乱より打ち続く、さしもの大戦乱も、庶民から太閤に昇り詰めた英雄・豊臣秀吉の手によって終止符が打たれたかに見えた
……しかし、一五九八年八月十八日その太閤秀吉は、幼子・秀頼を残し、この世を去る
秀吉の死により、天下は再び騒然となり、そして二つに割れる
我が、天下とる時、来たり!
誰もが認める最実力者、豊臣家五大老筆頭・徳川家康の勢力と
豊臣家のご威光をかげらせ、秀頼公の天下を揺るがす者は誰であっても容赦はせぬ!
その才能を太閤に愛された豊臣家五奉行筆頭・石田三成の勢力……
二つの勢力は暗闘を続け、迎えた一六OO年、劣勢に立たされた石田三成が、家康討伐の檄を発し挙兵する
徳川の大志か豊臣の大義か
全国の諸大名は、徳川家康を総帥とする東軍と、豊臣秀頼の執権・石田三成を総帥とする西軍の二つに分かれた
天下分け目の決戦が、今始まろうとしていた……
用語
- 大合戦…ストーリーの分岐に影響を与える合戦。小合戦と比べて、難易度が低く、参戦武将が多い。合戦の前に調略、兵種・備え・布陣の変更、出撃武将の選定ができる。
- 小合戦…ストーリーの分岐に影響を与えない合戦。大合戦と比べて、難易度が高く、参戦武将が少ない。合戦の前の調略、各種の変更、武将の選定はできない。勝敗次第で武将が戦死する合戦がある。
- 特殊戦術…武将が使う必殺技のようなもの。使うには戦意が80以上必要。敵武将の兵数を大きく減らせる強力なものもあり、この戦術の使い方が合戦の明暗を分ける。
- 戦意…特殊戦術を使うのに必要なもの。最大値は100。戦意を上昇させるには、一騎討ちで勝利する、敵部隊を包囲する、敵部隊を壊滅させる、といった方法がある。武将が命令に不服を示すと下がる。
- 得意戦局…武将ごとに設定された得意な戦局。該当する戦局になると、能力や特殊戦術の威力が上がる。種類は、退却、突破、遠距離戦、追撃の4種類。
- 立場…武将の心情を示すもの。寝返りや不戦行為に影響する。青が多ければ東軍寄り、赤が多ければ西軍寄り。合戦の結果で変動することがある。
特殊戦術
鉄砲攻撃、鉄砲三段、騎馬鉄砲、騎射突撃は、自部隊と敵との間に味方部隊がいると使用できない。
槍衾
消費戦意25。有効得意戦局は、特になし。威力は低いが、消費戦意が少なく、使い勝手は良い。騎馬隊や槍騎馬隊が相手だと威力が上がる。槍隊がいないと使用できない。
弓攻撃
消費戦意25。遠距離攻撃。有効得意戦局は、遠距離戦。威力は低いが、消費戦意が少なく、敵との間に味方部隊がいても使用できる。弓隊がいないと使用できない。
鉄砲攻撃
消費戦意30。遠距離攻撃。 有効得意戦局は、遠距離戦。弓攻撃より配力があるがそれでもあまり威力は高くない。鉄砲隊がいないと使用不可。敵との間に味方部隊がいると使用不可。敵との距離が近いほど威力が上がる
鉄砲三段
消費戦意40。遠距離攻撃。有効得意戦局は、遠距離戦。小隊を鉄砲隊に統一して使用すれば、絶大な威力を発揮する。鉄砲隊がいないと使用不可。こちらも敵との間に味方部隊がいると使用不可。敵との距離が近いほど威力が上がり一撃で壊滅寸前まで追い込むこともできる
騎馬突撃
消費戦意45。有効得意戦局は、突破。威力は非常に高く、兵数が多い武将なら、敵に壊滅的な打撃を与えることができる。消費戦意が多く、疲労度が溜まりやすいのが難点。全ての小隊を騎馬隊か槍騎馬隊にしなければ、使用できない。
騎馬鉄砲
消費戦意30。遠距離攻撃。有効得意戦局は、遠距離戦。威力は鉄砲攻撃とほぼ同じ。騎馬鉄砲隊がいないと使用できない。
騎射突撃
消費戦意25。遠距離攻撃。有効得意戦局は、遠距離戦。威力は鉄砲攻撃や騎馬鉄砲より高いが、小隊を騎馬鉄砲隊に統一しなければ使用できない。
くのいち
消費戦意40。有効得意戦局は、特になし。最強の特殊戦術で威力は絶大。くのいち隊がいないと使用できない。
徳川家康および真田幸村しかくのいち隊が編成できないためこの二人専用ともいえる。
豪腕
消費戦意30。有効得意戦局は、特になし。敵の戦意を30下げ兵士も数十人程度倒す。特殊戦術の使用を防ぐことができる。
大砲攻撃
消費戦意55。遠距離攻撃。有効得意戦局は、遠距離戦。威力が高いのに加え、射程が非常に長く、使い勝手が良い。消費戦意は特殊戦術の中で一番多く、一度使うと次に使えるようになるまで時間がかかる。
疾風連弩
消費戦意40。遠距離攻撃。有効得意戦局は、遠距離戦。消費戦意が多い割りに威力は低い。
孔雀連砲
消費戦意30。遠距離攻撃。有効得意戦局は、遠距離戦。威力は低い。
鼓舞
消費戦意10。 有効得意戦局は、特になし。実行した部隊の士気が20上がり、疲労度が10下がる。疲労度が上がると部隊の戦闘力が下がるため、地味ながらも持久戦に使える特殊戦術。
激励
消費戦意15。有効得意戦局は、特になし。指定した味方部隊の戦意を30上げる。総大将のみ実行できる。
絶対離脱
消費戦意10。有効得意戦局は、特になし。戦闘中の部隊を必ず離脱させることができる。
機動防御
消費戦意20。有効得意戦局は、特になし。敵と接触しても戦闘状態にならなくなる。時間制限有り。ただし鉄砲や弓の餌食になりやすい。
備え
備えとは部隊の陣形のこと。備えの種類により、特殊戦術を使える回数が増えたり、特殊戦術の威力や防御力が上がったりする。
- 鶴翼…鉄砲攻撃の回数が2回増える。騎馬突撃の被害を減らせる。
- 魚鱗…絶対離脱の回数が3回増える。騎馬突撃の威力が上がる。
- 方円…鼓舞の回数が3回増える。大砲攻撃など遠距離攻撃の被害を大幅に減らせる。
- 衝軛…槍衾の回数が2回増える。騎馬突撃の被害を大幅に減らせる。
- 偃月…くのいちの回数が2回増える。
- 鋒矢…騎馬突撃の回数が1回増える。騎馬突撃の威力が大幅に上がる。
- 長蛇…機動防御の回数が3回増える。
- 雁行…弓攻撃の回数が3回増える。弓攻撃の威力が上がる。
- 丸備…無陣のこと。最弱の備え。部隊の小隊数が2以下になると丸備になる。
兵種
武将の部隊は、最大で10個の小隊で構成されており、大合戦の前ならば自由に兵種を変更できる。女鉄砲隊と女騎馬鉄砲隊が編成できるのは、徳川家康、徳川秀忠、松平忠直、松平忠吉、結城秀康、真田幸村、木村重成、小西行長、明石全登の9名。くのいち隊が編成できるのは、徳川家康と真田幸村の2名。
- 足軽隊…槍隊より防御力が少し優れているが、攻撃力はやや劣る。あまり使わない兵種。
- 槍隊…足軽隊より攻撃力が少し優れているが、防御力はやや劣る。騎馬隊や槍騎馬隊に強いため、使用頻度は高い。戦闘の高い武将に編成すると敵の騎馬隊をガンガン削ってくれる。
- 弓隊…攻撃力も防御力も低く最弱の兵種。利点としては部隊間関係なく弓攻撃ができること。
- 鉄砲隊(女鉄砲隊)…弓隊と同じく接近戦では最弱の兵種だが遠距離戦のエキスパートであり鉄砲三段の威力は騎馬隊や少数部隊を一撃で葬り去ることもできる。
- 騎馬隊…攻撃力、防御力、移動力が高く、最強クラスの兵種。ただし、鉄砲攻撃、鉄砲三段、大砲攻撃、槍衾に弱い。槍騎馬隊より攻撃力が少し低く、防御力がやや高い。
- 槍騎馬隊…強さや弱点は騎馬隊とほぼ同じ。騎馬隊より攻撃力がやや高く、防御力が少し低い。
- 騎馬鉄砲隊(女騎馬鉄砲隊)…移動力は高いが、強さは足軽隊や槍隊より少し劣る。
- くのいち隊…最強の兵種。攻撃力も防御力も騎馬隊や槍騎馬隊を上回る。特殊戦術のくのいち攻撃はまさに公式チートの威力。ストーリー中盤以後の大合戦で徳川家康および真田幸村しか編成ができない
主な武将
武将の能力値・備え・特殊戦術は、全て『決戦コンプリートガイド』から引用した。
能力解説
- 戦闘…最大値は100。接近戦や一騎討ちの強さに影響する。
- 知謀…最大値は100。伏兵の成功率に影響する。高いと伏兵が成功しやすく、敵の伏兵を見破りやすくなる。
- 魅力…最大値は100。裏切りや兵の集結に影響する。魅力が高い武将が近くにいると、味方は裏切りにくくなり、敵は裏切りやすくなる。敗走した際、魅力が高いとより多くの兵が集結する。
- 大局眼…最大値は250。知謀と同じく伏兵の成功率に影響する。
- 名声…最大値は100。高いと敵から狙われやすい。
- 得意戦局…前述。用語の項を参照。
- 一騎討ち…○が付いているの武将は、一騎討ちを相手に挑む。
- 備え…使用可能な備え。丸備は省略する。
- 特殊戦術…使用可能な特殊戦術。太字は最初から覚えてるもの。
東軍
西軍より兵数が若干多く、接近戦を得意とする武将が多い。欠点としては騎馬隊中心の武将が多いため鉄砲や大砲で大きく兵をそがれることがある。また、槍衾持ちで大兵力を率いる武将が少ないので、敵の騎馬隊の相手がややきつい。
質実剛健な武将が多く、派手な鎧兜は情けない徳川秀忠とヤケにむさい藤堂高虎ぐらいである。徳川家康を筆頭に本多忠勝、井伊直政、榊原康政などは格好良く描かれている。本記事で解説している武将以外では、本多正信、松平忠吉、黒田長政、細川忠興、加藤嘉明、伊達政宗、最上義光らがいる。
徳川家康 声:玄田哲章
本作の主人公。全64武将中、全ての合戦に参戦するのは家康だけである。能力は非常に高く、他の武将より使える備えや特殊戦術が多い。大合戦では、常に10000(最大値)の兵を率いている。
戦闘 知謀 魅力 大局 名声 得意戦局 一騎討ち 80 92 100 240 100 退却
備え 特殊戦術 鶴翼、魚鱗、偃月、衝軛、方円 鉄砲、大砲、槍衾、鼓舞、くの、激励
本多忠勝 声:岸野幸正
徳川四天王の一人。能力の高さはトップクラス。大合戦では兵数も比較的多く、最前線で戦うこともできる。強力な特殊戦術を中々覚えないのが難点。戦闘がやや低めなのは年齢によるものか?
戦闘 知謀 魅力 大局 名声 得意戦局 一騎討ち 88 74 89 215 80 突破
備え 特殊戦術 雁行、偃月、長蛇、鋒矢 騎鉄、三段、騎突、機動、豪腕
井伊直政 声:石川英郎
徳川四天王の一人。初めから騎馬突撃を覚えており、命令にも従順で使い勝手が良い。福島正則とは大違い。
江戸冬の陣の合戦前に見られる直政の討死は、悲壮な名シーンである。
戦闘 知謀 魅力 大局 名声 得意戦局 一騎討ち 82 78 79 187 66 追撃 ○
備え 特殊戦術 鶴翼、衝軛、長蛇、鋒矢 鉄砲、槍衾、騎突、機動、豪腕
榊原康政 声:江川央生
徳川四天王の一人。他の四天王より兵数が少ない。槍隊を率いて粘り強い戦いを見せてくれる。
戦闘 知謀 魅力 大局 名声 得意戦局 一騎討ち 85 70 69 197 73 追撃 ○
備え 特殊戦術 魚鱗、雁行、偃月、衝軛 三段、弓攻、槍衾、離脱、豪腕
福島正則 声:屋良有作
賤ヶ岳七本槍筆頭。東軍屈指の猛将で、戦闘は東軍ナンバーワン。消極的な命令には、不服を示したりするので、扱いが難しい。西軍プレイでは寝返らせることも可能(ただし三成が総大将以外)
鎧兜のデザインや声優の演技が秀逸。正則の個性が上手く表現されている。
戦闘 知謀 魅力 大局 名声 得意戦局 一騎討ち 90 51 74 195 81 突破 ○
備え 特殊戦術 鶴翼、衝軛、鋒矢、方円 鉄砲、槍衾、騎突、鼓舞、豪腕
西軍
大砲攻撃や鉄砲三段を使える武将が多く、遠距離戦を得意とする武将が多い。武将の戦闘面が高い武将が東軍よりやや多い。欠点としては全体的に所持兵力が東軍より少なく、兵力が多い武将は少ないうえ終盤や特定ステージくらいでしか使えないことが多い。
鎧兜や口調などがネタに走っている個性的な武将が多い。解説している武将以外では、真田四重塔昌幸、長宗我部仮面舞踏会盛親、上杉石油王景勝、明石ダンスダンスダンス全登、小西なんぼのもんじゃい行長、木村マンモスマン重成、島津もそもそ義弘、後藤エスカルゴ又兵衛、関ヶ原時点で東軍だったはずの大野治長らがおり、ネタとしての面白さ武将の個性では東軍を圧倒している。
石田三成 声:森功至
五奉行筆頭。ハイメガキャノン装備型太陽の塔。戦闘が高くないため、接近戦は苦手。鉄砲三段や大砲攻撃といった強力な特殊戦術を使えるので、遠距離戦に徹すれば十分活躍できる。
赤のマントは西軍を、白の鎧兜は三成の潔白さを表現している。
戦闘 知謀 魅力 大局 名声 得意戦局 一騎討ち 60 90 50 137 98 退却
備え 特殊戦術 魚鱗、衝軛、長蛇、方円 三段、大砲、槍衾、鼓舞、激励
島左近 声:野田圭一
三成の軍師。ザンボット3。特殊戦術と得意戦局の相性が良く、能力も最強クラスだが、どのステージでも兵数が少なめ。大合戦では、前線より三成の護衛が適任か。
合戦前後のムービーでは、非常に格好良く描かれている。
戦闘 知謀 魅力 大局 名声 得意戦局 一騎討ち 94 83 88 217 83 突破 ○
備え 特殊戦術 鶴翼、魚鱗、衝軛、鋒矢 鉄砲、槍衾、騎突、離脱、豪腕
大谷吉継 声:塩沢兼人
三成の親友。能力や特殊戦術のバランスが良い。距離を問わず活躍できる万能型。兵数が多いのも魅力。鉄砲隊で三段無双するもよし、槍隊で東軍の騎馬隊相手に奮起させるもよしである。
戦闘 知謀 魅力 大局 名声 得意戦局 一騎討ち 79 81 86 200 72 追撃
備え 特殊戦術 雁行、偃月、衝軛、長蛇 三段、弓攻、大砲、槍衾、激励
宇喜多秀家 声:松野太紀
五大老の一人。八丈島より泳いで参った!!!率いている兵数が常に多く、兵数が少なめの西軍にとっては、頼りになる存在である。特殊戦術は、威力の低いものばかりで決定打に欠ける。
戦闘 知謀 魅力 大局 名声 得意戦局 一騎討ち 73 57 77 182 87 退却
備え 特殊戦術 鶴翼、雁行、長蛇、方円 鉄砲、弓攻、機動、鼓舞、疾風
真田幸村 声:堀秀行
日本一の兵と称された武将。戦闘は全武将中2位。接近戦が非常に強く、特殊戦術も強力なものが使える。
大坂夏の陣の合戦前に名シーンがある。
戦闘 知謀 魅力 大局 名声 得意戦局 一騎討ち 98 85 98 245 94 突破
備え 特殊戦術 偃月、衝軛、鋒矢、方円 騎鉄、槍衾、騎突、くの、激励
九州勢
ステージにより所属する軍が変わる。能力が高い武将ばかりだが、黒田如水以外の総大将に対しては反抗的。解説している武将以外では、立花宗茂と鍋島直茂がいる。
黒田如水 声:阪脩
秀吉の軍師だった武将。能力は非常に高い。特に知謀は全武将中1位である。
息子の黒田長政とのイベントがある。
戦闘 知謀 魅力 大局 名声 得意戦局 一騎討ち 75 100 90 230 98 退却
備え 特殊戦術 雁行、偃月、衝軛、方円 三段、槍衾、疾風、激励
加藤清正 声:徳山靖彦
賤ヶ岳七本槍の一人。能力の高さはトップクラス。得意戦局が突破で兵数が多いため、騎馬突撃が非常に強力。
福島正則とのイベントがある。
戦闘 知謀 魅力 大局 名声 得意戦局 一騎討ち 87 74 84 225 82 突破 ○
備え 特殊戦術 偃月、衝軛、鋒矢、方円 槍衾、騎突、鼓舞、疾風、豪腕
ステージ
ステージが分岐するのは、2.関ヶ原の戦いから。Aは基本的に東軍が勝ち続けるルート、Bは西軍が勝ち続けるルートである。東軍は関ヶ原から西軍は中盤以降の大合戦で立場によっては一部武将を寝返らせることもできる。寝返った武将はその後のステージでも使用可能なのでちょっとしたIFの布陣も楽しむことができる。難易度によってはステージ内の援軍や寝返りの時間が変わってくる。特に西軍では寝返らせれる対象も多いのでいろいろ試してもいいだろう。
1.杭瀬川遭遇戦
ゲームスタート時にいきなり始まる小合戦。総大将の徳川家康の兵数が少ないが接近メインの編成、西軍は左近と蒲生の兵が少なくやや遠距離メインの編成。どちらもうまく使えば負けることはない。
東軍が勝利すると、小早川秀秋、毛利秀元、吉川広家らの立場が東軍寄りになる。
西軍が勝利すると、小早川秀秋、毛利秀元、吉川広家らの立場が西軍寄りになる。
2.関ヶ原の戦い
大合戦。東軍有利。小早川秀秋、毛利秀元、吉川広家らが非常に反抗的で、西軍の実質的な戦力は東軍よりかなり少ない。秀秋は史実通り東軍に寝返ることもある。西軍は布陣などに工夫が必要。
東軍が勝利すると、3A.水口突破戦へ移行し、小早川秀秋、吉川広家らの立場が東軍寄りになる。
西軍が勝利すると、3B.上田退却戦へ移行し、小早川秀秋、吉川広家らの立場が西軍寄りになる。
3A.水口突破戦
小合戦。東軍有利。西軍は兵数が少ない武将が多い。勝敗に関わらず石田三成は戦死し、次のステージから総大将が九州勢の黒田如水に代わる。
東軍が勝利すると、島左近が戦死し、福島正則、黒田長政、細川忠興の立場が東軍寄りになる。
西軍が勝利すると、吉川広家、小早川秀秋が以降のステージで登場しなくなり、福島正則、黒田長政、細川忠興の立場が西軍寄りになる。
4A.播磨決戦
大合戦。東軍有利。総大将が代わったため、西軍は一枚岩ではない。九州勢は従順だが、宇喜多秀家や長宗我部盛親などの西軍古参の武将は、黒田如水に不信感を抱いている。勝敗に関わらず如水は死亡し、次のステージから総大将が真田幸村に代わる。西軍ではここで二人寝返らせて戦力に引き込んでおきたいところ
東軍が勝利すると、5A.瀬田攻防戦に移行し、福島正則、黒田長政、細川忠興の立場が東軍寄りになる。
西軍が勝利すると、7C.関ヶ原決戦③ に移行する。田中吉政が以降のステージで登場しなくなり、福島正則、黒田長政、細川忠興の立場が西軍寄りになる。
5A.瀬田攻防戦
小合戦。東軍を選択している場合、本作における最高難易度のステージ。初期の部隊数が西軍4に対して東軍は2なので、東軍は極めて不利である。関連動画の「瀬田攻防戦 (東軍 難易度5) 敵将全撃破&味方全生存」は、お見事というほかない。ただし西軍有利とはいえ東軍の援軍が勢ぞろいすると一気に逆転なんてこともある。
東軍が勝利すると、宇喜多秀家が以降のステージに登場しなくなり、福島正則、黒田長政、細川忠興らの立場が東軍寄りになる。
西軍が勝利すると、藤堂高虎が戦死し、福島正則、黒田長政、細川忠興らの立場が西軍寄りになる。
6A.大坂夏の陣
大合戦。部隊数と兵数が勝っている東軍が有利。西軍は調略と大砲攻撃がカギ。条件を満たすと豊臣秀頼が西軍の援軍として登場する。西軍は播磨決戦での寝返り工作によってはそこそこマシな戦力で戦うこともできる。
東軍が勝利すると、エンディングへ。
西軍が勝利すると、7A.関ヶ原決戦①に移行し、福島正則、黒田長政、細川忠興らの立場が西軍寄りになる。
西軍プレイで敗北すると敗北エンディングへ。
7A.関ヶ原決戦①
大合戦。兵数は劣るが大砲攻撃を連発できる西軍が若干有利か。
どちらの軍が勝利しても敗北してもエンディングへ移行する。
3B.上田退却戦
小合戦。西軍の真田昌幸、真田幸村が伏兵として潜んでいる。東軍の場合、反転して西軍本隊を攻めた方が良い。
東軍が勝利すると、吉川広家、小早川秀秋が以降のステージで登場しなくなり、藤堂高虎の立場が東軍寄りになる。
西軍が勝利すると、田中吉政が以降のステージで登場しなくなり、藤堂高虎の立場が西軍寄りになる。
4B.富士の合戦
大合戦。東軍に黒田如水ら九州勢が加わっているが、非常に反抗的なので出撃させない方が良いだろう。西軍が敗北した場合、石田三成は死亡し、総大将が真田幸村に代わる。西軍では九州勢は出てくるのでぜひ寝返らせておきたいところ。
東軍が勝利すると、7C.関ヶ原決戦③ へ移行し、藤堂高虎の立場が東軍寄りになる。
西軍が勝利すると、5B.箱根死守戦へ移行し、藤堂高虎の立場が西軍寄りになる。
5B.箱根死守戦
小合戦。西軍有利。東軍より兵数がかなり多い。勝敗に関わらず、井伊直政は戦死する。
東軍が勝利すると、宇喜多秀家が戦死し、伊達政宗、片倉小十郎、最上義光の立場が東軍寄りになる。
西軍が勝利すると、細川忠興が以降のステージで登場しなくなり、伊達政宗、片倉小十郎、最上義光の立場が西軍寄りになる。
6B.江戸冬の陣
大合戦。戦力は、ほぼ互角。西軍が敗北した場合、石田三成は死亡し、西軍の総大将が真田幸村に代わる。
東軍が勝利すると、7B.関ヶ原決戦②に移行し、伊達政宗、片倉小十郎、最上義光の立場が東軍寄りになる。
西軍が勝利すると、エンディングへ。
東軍プレイで敗北すると敗北エンディングへ
7B.関ヶ原決戦②
大合戦。西軍はオールスターと言える陣容。東軍もベストに近い。戦力は、ほぼ互角。
どちらの軍が勝利しても敗北しても、エンディングに移行する。
7C.関ヶ原決戦③
大合戦。戦力は、ほぼ互角。3種類ある関ヶ原決戦のうち、井伊直政が生存している唯一のステージ。
どちらの軍が勝利しても敗北しても、エンディングに移行する。
主なスタッフ
- プロデューサー : シブサワ・コウ
- ドラマ・イベント演出アドバイザー : 片岡敬司(代表作は大河ドラマ『元禄繚乱』)
- 歴史アドバイザー : 小和田哲男(歴史学者。戦国時代に関する著作多数。)
- 音楽 : 小六禮次郎(代表作は大河ドラマ『秀吉』)
- 演奏 : モスクワ・インターナショナル・シンフォニック・オーケストラ
- 音楽演出 : 鈴木久尋(代表作はドラマ『白い巨塔』)
- 殺陣 : 林邦史郎(代表作は大河ドラマ『元禄繚乱』)
主なキャスト
東軍
西軍
九州勢
関連動画
ムービー
演出・音楽
明石ダンス
プレイ動画
関連項目
外部リンク
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