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沖縄本島(沖縄島)とは、日本の島で現在は沖縄県の中心で、かつては琉球王国の中心だった島である。
概要
北緯26度から27度の間にあり、南北約110km、東西約20kmの細長い島。北部は山原(やんばる)と呼ばれる自然豊かな山林が広がり、中南部は地形の起伏はあるものの後述の通り市街地が多い人口集中地区である。
地質
注意・この解説はものすごくおおざっぱです。
北部は主に国頭層群、南部は主に島尻層群と(珊瑚や貝のなれの果てである)琉球石灰岩である。北部は国頭層群由来の酸性の土である国頭マージが多く、南部は島尻層群・琉球石灰岩由来のアルカリ性の土である島尻マージ・ジャーガル・クチャが多い。北部では河川が多い・果物の生産が盛ん、南部では河川が少ない・野菜の生産が盛ん・石垣が見事な城跡が多い・ガマ(自然洞窟)や鍾乳洞が多いのもこうしたことが一因。
気候
気候区分では亜熱帯。
氷点下や降雪はまず無いが、2016年1月24日に観測史上初めて降雪があった(名護市でみぞれ)。(沖縄県全体では1977年2月17日に久米島でみぞれ観測記録がある。)
人口・面積
人口は約130万人(本土4島を除けば日本最大)、面積は1207平方km(本土4島を除けば択捉島、国後島に次いで日本3位)で、人口密度は約1080人/平方kmとなる。
こうした規模のため、沖縄本島は離島扱いしない場合も多い。
沖縄県の人口は約145万人、面積は2275平方kmなので、県面積の50%強の島に県人口の90%弱が集中していることになる。
人口集中地区である中南部(うるま市・中頭郡以南)に注目してみると、人口は約120万人、面積は約450平方kmなので人口密度は約2670人/平方kmとなり、日本有数の人口集中地区だと言って差し支えないことが分かる。
極地
- 最高地点:与那覇岳(国頭村) 標高503m(県内最高地点は石垣島の於茂登岳・標高526m)。
- 最北端 - 辺戸岬(国頭村) N26°52′
- 最南端 - 荒崎(糸満市) N26°05′
- 最東端 - 安田(国頭村)E128°20′
- 最西端 - 那覇空港(那覇市)E127°38′
動植物
沖縄本島は奄美諸島と共に遅くとも200万年前に大陸から隔離されて固有種が多い。
特にやんばる地域は固有種が多くて東洋のガラパゴスとも呼ばれ世界自然遺産の登録も目指されている。
有毒ヘビ
他に気をつけたい有毒動物
天然記念物
- ノグチゲラ(特別天然記念物・沖縄県の鳥・やんばる固有種)
- ヤンバルクイナ(天然記念物・やんばる固有種)
- ホントウアカヒゲ(天然記念物・沖縄諸島、慶良間諸島固有亜種)
- オキナワトゲネズミ(天然記念物・やんばる固有種)
- ケナガネズミ(天然記念物・沖縄本島、徳之島、奄美大島のみ生息)
- ジュゴン(天然記念物・かつては琉球諸島沿岸部全域に生息していたようだが現在定着している生息地は沖縄本島周辺のみと思われる)
- リュウキュウヤマガメ(天然記念物・やんばる、久米島、渡嘉敷島のみに生息)
- ヤンバルテナガコガネ(天然記念物・やんばる固有種)
島内の市町村
那覇市、宜野湾市、浦添市、名護市、糸満市、沖縄市、豊見城市、うるま市、南城市、国頭郡(国頭村、大宜味村、東村、今帰仁村、本部町、恩納村、宜野座村、金武町)、中頭郡(読谷村、嘉手納町、北谷町、北中城村、中城村、西原町)島尻郡(与那原町、南風原町、八重瀬町)がある。
交通
空路
琉球列島では久米島、石垣、宮古、北大東、南大東、与那国、奄美(奄美大島)、与論と直航している。粟国とも不定期便がある。多良間、喜界、徳之島、沖永良部との定期航路は無いので注意。
県外海路
- 那覇~本部(沖縄本島)~与論~和泊(沖永良部島)~亀徳(徳之島)~名瀬(奄美大島)~鹿児島 - マルエーフェリー / マリックスライン … 毎日交互
- 那覇新港~名瀬(奄美大島)~志布志(九州)~東京 - マルエーフェリー … 4~5日に1便
- 那覇新港~与論~和泊(沖永良部島)~亀徳(徳之島)~名瀬(奄美大島)~大阪~神戸 - マルエーフェリー … 4~5日に1便
県内海路
- 那覇泊港~阿嘉~座間味 - 座間味村
- 那覇泊港~渡嘉敷 - 渡嘉敷村
- 那覇泊港~粟国 - 粟国村
- 那覇泊港~渡名喜~久米島 - 久米商船
- 那覇泊港~北大東~南大東~北大東~南大東~那覇泊港 - 大東海運
- 本部~伊江 - 伊江村
- 渡久地(本部町)~水納(本部町) - 水納海運
- 安座真(南城市)~久高(南城市) - 久高海運
- 運天(今帰仁村)~前泊(伊平屋村) - 伊平屋村
- 運天(今帰仁村)~仲田(伊是名村) - 伊是名村
- 平敷屋(うるま市)~津堅(うるま市) - 神屋観光
鹿児島航路に乗船して那覇~本部間を海路で移動する事も一応は可能。利用する人はあまりいないと思うが…。
鉄道
現役の鉄道路線は沖縄都市モノレール線(ゆいレール)が那覇空港駅~首里駅間に運行するのみ。戦前は沖縄県営鉄道や沖縄電気軌道があったが戦時中に廃線。戦後は路線が無いものの国鉄那覇港駅や、分割後はJR九州の管轄でJR九州沖縄支店が設置され、2003年の沖縄都市モノレール(ゆいレール)開業により鉄道路線が復活した。58年ぶりの鉄道復活であったが鉄道需要は好調に推移し、交通系ICカードの「OKICA」も導入されている。
高速道路
高速自動車国道は那覇IC(那覇市)~許田IC(名護市)間に沖縄自動車道が、自動車専用道路は沖縄自動車道の西原JCTから分岐して那覇空港へ至る那覇空港自動車道がある。高速道路会社は県内全域がNEXCO西日本の九州支社沖縄高速道路事務所の管轄。高速道路を経由する高速バスも運行されている。
一般道
国道58号線が鹿児島市から途中の島や海を経て本島北部に上陸して那覇市までつながっている。国道最高番号の国道507号線も沖縄本島にある。沖縄県道も本島を隅々まで結んでいる。
沖縄本島と橋で繋がっている島
宮城島(大宜味村)
国道58号線で繋がっている。車で通ると島だった事に気付かない人も多い。
屋我地島(名護市)
パイナップル栽培が盛んな島。かつては製塩も行われていた。本島とは2本の橋で繋がっている。
古宇利島(今帰仁村)
2005年に屋我地島との間に古宇利大橋が開通、最も新しく本島と繋がった島。陸路では今帰仁村の飛び地。
瀬底島(本部町)
那覇~鹿児島間のフェリーは瀬底大橋をくぐる。
平安座島(うるま市)
勝連半島から海上道路で繋がる。石油基地が広がっている。
伊計島(うるま市)
本島とは宮城島(うるま市)経由で繋がっている。伊計ビーチは人気。
宮城島(うるま市)
本島とは平安座島経由で繋がっている。石油基地を見るならこの島からの方が良い。
浜比嘉島(うるま市)
本島とは平安座島経由で繋がっている。名前の通り、浜地区と比嘉地区から成る。
奥武島(南城市)
漁業が盛んな島で那覇市内から買い物に来る人もいる。
関連項目
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