概要
渾身の力を込めて放たれるフラットショット。パワー技の代名詞とも言える。
テニプリに登場する技の中でも珍しく、理屈抜きの純粋なパワーのみを売りにした技。
作中での初の使用者は不動峰の石田鉄である。
その強烈な一撃は自らのラケットのガットに穴を開け、打ち返した河村隆の手首を負傷させ棄権に追い込んだ。
この作品の方向性にも多大な影響を与えた、文字通りの強烈な一撃である。
単行本の幕間ではこの一連の流れを医者に説明して笑われるシーンがあり、常軌を逸した試合展開だったことは作者も自覚しているらしい。この医者は次の試合で眼を負傷したリョーマに対して「キミたち本当にテニスをしているのかね!?」という自虐的なツッコミを入れている。
後に河村隆が模倣し、出番の少ない石田鉄にかわって改良を重ねつつ使い続けた。
さらに石田鉄に波動球を教えたという石田銀が登場。河村隆と壮絶な波動球の撃ち合いを繰り広げる。
波動球のバリエーション
- 片手波動球
- 波動球本来の打ち方。腕への負担を省みず渾身の力で打ち込む。
- 両手波動球
- 両手を添える事により腕への負担を減らした波動球。河村が開発。威力は片手撃ちより劣る。
- バーニング波動球
- テニスゲーム「SmashHit!」シリーズに登場。原作の両手波動球に該当する技。
浮き球にしか反応しないが、その威力は(何故か)石田鉄の波動球を上回る。 - グレート波動球
- 同じくSmashHit!シリーズに登場。原作の片手波動球に該当する技だが、石田鉄の波動球とは別枠扱い。
スマッシュ以外のボールならどんなボールでも発動できる。
相手めがけて直接打ち込み、打ち返そうとするとほぼ確実にラケットを弾くが、見送ると高確率でアウトになる。 - ダッシュ波動球
- 勢い良く踏み込みながら放つ波動球。初披露の際にはあまりの早さにボールを視認する事もできず
まるで光線で打ち抜かれたように二人分のラケットを一気に弾き飛ばした。
自身への負担が大きすぎるため、使用回数は限られている。
SmashHit!シリーズでも最強クラスの技に設定されており、出されたが最後、返球する手段は存在しない。
ただし出すための条件はかなり厳しく、ダブルス限定、3ゲーム以上の設定で相手のマッチゲーム時、
気合レベル3以上の時に試合中1回のみ、グレート波動球がダッシュ波動球に変化する。
成功すればラケットから極太レーザーが発射され、巻き込んだ相手のラケットを弾き飛ばして体力を大きく減退させるが、失敗するとグレート波動球の暴発による自爆の危険が伴うロマン技。 - ジャンプ波動球
- 跳び上がりながら放つ波動球。アニメ版で河村が使ったダッシュ波動球の発展型。
- 後に原作でも石田鉄が使い石田銀からポイントをもぎ取った。
- 百八式波動球
- 壱式、弐式、と徐々に威力を増していく波動球。「ワシの波動球は百八式まであるぞ」の台詞で有名。
- 石田銀曰く、ダッシュ波動球と壱式波動球は同等の威力らしい。インフレってレベルじゃねーぞ!
- 本編では弐拾参式までしか登場しなかったが…?
- 佰八式波動球
- 新テニでついに登場した百八式の波動球。2013年現在、河村と石田銀の最終奥義である。
河村は豪快にホームランして照明鉄塔をぶち壊し、石田銀は何と返球され自分がホームランされた。 - パワーのインフレはまだまだ続く…
関連動画
関連項目
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